そうだ!山に登ろう:花・植物
2023-11-27T07:45:16+09:00
kabuto1952
登ってきました!あの山この山!
Excite Blog
2023年初見の山野草&花木。
http://kabuto1952.exblog.jp/32982977/
2023-11-25T03:24:00+09:00
2023-11-25T05:35:44+09:00
2023-04-06T07:32:11+09:00
kabuto1952
花・植物
〇フウリンウメモドキ・・・ ウメモドキ 、 イヌウメモドキ の仲間だが、花は3~4mmと小さい。長い花枝の先に花がつくことから風鈴にたとえたと思われる。。なお クロウメモドキ や ツルウメモドキ は別種。こちらは 4枚の花びら
〇スズメウリ・・・スズメウリは、ウリ科スズメウリ属のつる性1年草。原野や水辺などに生える雑草。和名は、果実がカラスウリより小さいことからとか、果実をスズメの卵に見立てたことからとか言われる。
〇ギョクシンカ・・・宮崎県の北部海岸、佐賀県の一部の島、長崎県の一部を北限として、海岸林内で見られる常緑低木で琉球、台湾まで分布しているという。分布域が限られている上に、自生する場所も人が通る道筋等ではないので、あまり知られてなく解説した本も少ない。ギョクシンカは漢字では玉心花と当てていかにも沖縄の森に相応しい気がするが、その根拠は牧野図鑑の解説からきていると思われる。牧野図鑑では同じアカネ科のコンロンカ(崑崙花)の漢名に、疑問符ながら玉葉金花を当てており、牧野博士にはもしかしたらこの花との関係に多少の思いがこもっていたのかも知れない。梅雨時の林内では特に白い花が目立つ。花に近寄ると、きつすぎる匂いを適度に薄めたジャスミンといった香りがする。
〇コウヤボウキ・・・「コウヤボウキ」は、和歌山県の高野山で茎を束ねて箒の材料としたのでこの名がある。玉箒(たまぼうき、古くは「たまははき」)と呼ばれて古くから箒の材料とされ、正月の飾りなどにもされた。正倉院にある宝物の一つである子日目利箒(ねのひのめとぎぼうき:儀式用の玉飾りの箒)はコウヤボウキを材料としたものであることがわかっている。日本の関東地方以西の本州、四国、九州に分布する。山林の日当たりのよいところ、すこし乾燥した林内によく見られる。落葉広葉樹の低木で、高さは 60 - 90センチメートル (cm) になる。根本からたくさんの枝を出し、集団を作る。茎は灰褐色で細いが、木質化していて硬い。葉は本年枝について互生し、幅広い卵形。前年枝の節に束生する葉は細長い。冬には葉を落とし、枝のみが目につく。
〇ヤツガシラ
集塊岩上に生える小形の草本。牧野富太郎氏により固定された。植栽されることが多いが、自生地は黒髪山だけではないと思われる。ツメレンゲの一形とする見解もある。
〇コシオガマ・・・北海道~九州の日当たりのよい草地に生える、草丈30~60cmの1年草。全体に白い腺毛が密生し、さわるとベタつく。根は細く貧弱。葉緑素は持っているが、細い根で他の植物の根に寄生する半寄生性植物。葉は対生。葉柄は長さ4~10mm、葉身は長さ3~5cmの三角状卵形で羽状に深裂し、裂片はさらに不規則に裂け、縁には尖った鋸歯がある。花期は9~10月。枝の上部の葉腋ごとに淡紅紫色で長さ約2cmの花を1個ずつつける。名前の由来:別属のシオガマギク(塩竈菊)に似るが、花が小さいところから命名された。シオガマギクとは 葉や茎に腺毛があり、花弁の先が外向きに巻くことで区別されている。
〇オオダイトウヒレン・・・ 奈良県の大台ヶ原に因む名前で、近畿、中国、四国地方に分布するキク科トウヒレン属の多年草。深山の林内に生え、高さ50センチ~1メートル。根生葉は長い柄を持ち、葉身は広卵形~卵状三角形で先はとがる。基部は心形。中部の葉の基部から茎に狭い翼が流れるのも特徴のひとつだ。9~10月、散房状の枝先にまばらに淡紅紫色の頭花をつけ、総苞は長さ約1センチで、総苞外片は反り返る。
*これまでツクシトウヒレンとされていた大分県内のものは,すべてオオダイトウヒレンとされた
〇ヤマジソ・・・北海道~九州に分布し、日当たりのよい丘陵や裸地に生える1年草です。草丈は10~40センチ、短い柄がある卵形~狭卵形の葉が対生します。茎先の花穂の長さは1~4センチで密に花をつけます。淡赤紫色の花冠の長さは3ミリほどです。花期は9~10月。同属の仲間より苞が大きいのが大きな特徴です。
〇モミジバセンダイソウ・・・草丈5~20cmの多年草。葉は卵形~卵円形で大きく切れ込み、長さ5~17cm。質は厚くて光沢があり、疎らに毛がある。葉柄は3~12cm。花は散房状につき、花弁は白色で5枚、白色で線状披針形、大きく平開し、大きさは不同。下側の花弁1~2個は他より長く、長さ15~20mm、上側の3個は長さ5~9mm。雄しべは10個、花糸は緑色、裂開直前の葯は橙赤色。センダイソウの品種で、母種に比べると、葉の切れ込みが大きく、花弁も少し広い。
〇ウチワダイモンジソウ・・・本州から九州に分布し、山地の谷沿いの岩上に生える多年草です。 ダイモンジソウの変種です。 花期は7〜10月。 和名の「団扇」は、ご想像の通り葉の形状が団扇を思い起こさせることに由来しており、「大文字」は、もちろん花の形が「大」の字に似ていることに由来しています。花は、ダイモンジソウと区別できないほど似ています。 相違点は、葉の形状にあります。
〇オオクサボタン・・・四国、九州に分布し、林内や岩崖に生育する。四国の自生地は四万十川流域のみ。茎は直立してかなり上部まで木質化する。花は小さな釣り鐘形で下を向き、開くと先端がカールしてユニークな風貌に。葉や茎を傷つけると有毒の黄色い乳液を出す。〇モミジハグマ・・・本州にあるオクモミジハグマに近縁の種である。茎の高さは30~60cm,葉は茎の中部に集まって4~7枚つく。葉柄は7~8cmと長く,葉身はほぼ円形,縁は掌状に深く裂けている。長さ10~13cm,幅10~18cm。表面は緑色,裏面は緑白色で両面に毛がある。花期は9月
〇アキザキヤツシロラン・・・アキザキヤツシロラン 秋咲八代蘭 花期と、発見時の産地熊本県八代による。生態・形態 暖温帯の竹林に生える。孟宗竹の朽ちた古株の上やその周りが適地である。 菌寄生植物で、葉緑素を全く待たない。花期の茎は、高さ3~15cmで、頂部に2~8個の花が集まって付く。花は緑褐色で、萼片と側花弁が合着して筒状で平開しない。受粉すると、花柄が急速に伸びて、高いものは40cmほどにもなる。
〇イガホウズキ・・・山地の林内などにやや稀に生える。高さ30~50cmの多年草。葉は長さ4~13cm、 幅3~10cmの卵形~広卵形で、先は尖る。6~8月、葉腋から下がって淡黄白色で、鐘形の花をつける。萼は径約1cmの球形となって液果を包み、緑色で突起がある。
〇イヌタヌキモ・・・イヌタヌキモは、食虫植物であり、水生のタヌキモ属の中型の多年生植物である。種小名のaustralisは、ラテン語で「南の」という意味であり、この種が1810年にオーストラリアで発見されたことを反映している。主にミジンコやタニシの子供などを捕食する。茎に小さな袋が付いていて、その入り口に内側に開く扉がついている。その部分に虫が触れると、その虫をスポイトのように水圧を利用して吸い込み、捕食する。吸い込み式で、同じ種類の日本に自生するものは、ミミカキグサがある。〇ノタヌキモ・・・ノタヌキモは、タヌキモ科タヌキモ属の植物。浮葉性の水草で、湖沼やため池に生育する。日本では数が減少しており、絶滅危惧種に指定されている。一年生、または多年生の水草。茎から3本の枝が伸びて葉をつけ、立体的に枝分かれする。茎は盛んに分枝し、茎の全長は1.5mにもなる。茎には捕虫嚢をもち、水中のミジンコなどを捕らえて栄養としている。花期は7-10月、水面に突き出した花茎から淡黄色の花を3-11個つける。果実は4-5mmで、自家受粉によって種子を形成する。越冬芽はつけないが、亜熱帯などでは越冬して多年草となることもある。
〇ガガブタ・・・浮葉性、または抽水性の植物で、地下茎をのばして生長する。スイレンに似た円心形もしくは卵心形の浮葉をつけ、長さ8-20cm。抽水葉をつけることもある。ただしスイレンと決定的に違うのは、水底の茎から伸びるのが葉柄でなく茎であることである。浮葉の少し下に芽や根が出る部位があり、ここから先だけが真の葉柄である。この部分から根や花芽、やがては葉も出てくることで、この部分だけで独立した植物体となることが出来る。夏から秋にかけて、葉柄の基部にバナナのような形をした殖芽をつくる。花期は7-9月で、多数の白い花を咲かせる。花は上記の葉の少し下の部位から出る。水面から出た花には5弁があり、その白い花弁の周辺は細かく裂けていて、一面に毛が生えたような見かけになっている。自家不和合性をもち、結実するためには他家受粉が必要となる。
〇ゴキヅル・・・合器というのは蓋(ふた)つきの椀(わん)。また、転じて、修行僧や乞食の持ち歩く椀をいう。御器(ごき)。ゴキヅルは合器蔓の意で果実が熟すと蓋を開けるように真中から割れて2つの種子が現れる事から。このように蓋のある果実を蓋果と呼ぶ。
〇カゴメラン・・・草丈10~25cmの多年草。茎は匍匐し、上部は直立する。葉は4~8個つき、葉身は斜卵状楕円形~狭卵形、長さ3~8cm、幅2~4cm。先は尖り、基部は浅い心形、脈に沿って網目状の白班が入る。花は茎頂に総状花序になり、淡紅色を帯びた白色の小さな花を多数つける。背萼片は卵形で鈍頭、長さ約4cm、側萼片は長楕円状卵形で鈍頭、長さは背萼片と同長。側花弁は倒披針形、長さ約4mm。唇弁は広卵形で長さ約2mm、距は白色で短い。「ハチジョウシュスラン」と変種関係にあり、葉に網目模様が入り、唇弁の距が白色で短い点が異なる。和名の由来通り、葉の網目模様が大変美しいランである。〇ハチジョウシュスラン・・・常緑樹林の薄暗い場所に生えるラン科の多年草。花序は淡黄色で8月〜9月にたくさんつきます。一般的なハチジョウシュスランは、葉の中央に白いぼかしが入っています。また、葉に白い網の目状のあるタイプや葉に模様のないタイプ(写真)など様々なものがあります。
〇オオシマシュスラン・・・オオシマシュスランとは、葉に白い擦り傷のような模様があるハチジョウシュスランの品種の1つで、卵形の葉に白い模様がないのが特徴です。葉に網目の模様がある場合は、変種違いのカゴメランになります。花はシュスランと比べて小さく約5mm、白色とピンク色で丸いです。クリーム色の距があります。秋に開花する多年草です。常緑広葉樹林下で育成し、シュスランや他のシュスラン属の植物と一緒に生えていることがあります。伊豆大島に自生するハチジョウシュスランの葉に模様がない個体が多く、それがオオシマシュスランとして名前が付けられました。日本固有種です。草丈は10~25cm程になります。葉は互生し、長さ3~4cmです。総状花序の部分には披針形の苞があります。
〇イヨトンボ・・・イヨトンボ(伊予蜻蛉、学名:Habenaria iyoensis Ohwi) は、ラン科ミズトンボ属の多年草。環境省レッドデータでは絶滅危惧IA。野生下では比較的短命な植物で消長が激しく、植生の遷移などにより容易に消滅する。目立たない植物のため情報に乏しく、環境省調査では現存を把握できた自生地は1箇所の数個体のみである。和名は基準標本の産地愛媛県の旧名、伊予国にちなむ。
〇トキワカンゾウ(アキノワスレグサ)・・・別名アキノワスレグサといい、ノカンゾウ、ホンカンゾウの亜種。丈30~60cmで常緑の多年草。九州から沖縄の海岸近くの草地に多く、秋にノカンゾウに似た濃い朱色の花が咲く。鉄分、ミネラル、ビタミン、線維が豊富で沖縄では、クワンソウといい葉を野菜として食する他、根にはオキシピナタニンが含まれ、古くから安眠やリラックス効果があるといわれており、睡眠改善効果をうたったサプリメントが作られている。
〇ツルガシワ・・・ガガイモ科(APG分類:キョウチクトウ科)の多年草。茎の下部は直立し、上部はつる状となり高さ0.5~1メートル。葉は楕円(だえん)形で先は鋭くとがる。7~8月、葉腋(ようえき)に暗紫色の5弁花が固まって開く。林内に生え、本州、四国に分布する。基本種のツクシガシワは花柄が2~5センチメートルと長く、花つきもよい。本州(中国地方)、四国、九州に分布する。
〇カシノキラン・・・カシノキラン(樫の木蘭、学名:Gastrochilus japonicus)は韓国、台湾、香港、日本原産で、樫の木などの常緑樹に着生ランです。夏に、黄色い花を咲かせます。花名は樫の木に着き、葉が樫に似ることに拠ります。山地の自然林で樹幹に着生し、かっては普通に見られる蘭でした。しかし、採集や自然林の伐採などで激減し、現在では限られた地域でしか見られなくなりました。環境省カテゴリーでも絶滅危惧II類(VU)とされます。
〇メガネツユクサ・・・ツユクサによく似て、少し花が大きく、花弁の白い淵のフリルがとても可憐な品種。ツユクサと同じように良く分枝し縁から根を出して増える1年草。毀れ種から良く増えて、抜くのが間に合わないくらいの生命力を持います。特に何もしなくともよく殖え広がり、半日陰などの好みの場所に葉がついている節から根を下ろします。とても可憐だが増えすぎて困る植物でもあります。
〇アメリカホドイモ・・・学名(Apios americana)。Apios は、ギリシャ語で「梨」の意味。根のかたまりの形が洋梨状であるところからつけられた。つる性植物。北米、カナダ原産。明治時代に渡来。6~8月頃開花。紫褐色で少し匂う。根の部分が食用の芋となる。アメリカの先住民の人たちは、昔からこれをスタミナ食にしていたとのこと。今も、栄養価の高い食料として知られる。
〇イシミカワ・・・河川敷や荒れ地などに生え、草木の間に絡まるようにしてのびていきます。茎はやわらかくてちぎれやすいのですが、次々と枝分かれして何メートルにものび、ずり落ちを防ぐための下向きの刺がたくさん生えています。花はうすい緑色で小さいため、あまり目立ちません。花後、花弁は大きく膨らんでタネを包みます。タネは花弁に包まれるようにして成熟していきますが、成熟の具合によってピンク、赤紫色、青紫色、青色と変化し、その色彩の変化は美しいものです。葉柄が茎に接続する部分には、托葉という丸い葉のような部分があります。三角形の葉と丸い托葉の組み合わせが特徴的で、慣れれば花や果実がなくともすぐに特定できるようになります。
〇カワラサイコ・・・和名の由来は太い根がミシマサイコの根に似て、河原に生えることから。茎は根元で多数分岐して広がり、先が斜上する。葉は互生し、小葉15~29個の奇数羽状複葉。小葉は羽状に深裂し、裂片は狭い。小葉の間に付属小葉片がある。葉の裏面に白色の綿毛が密生する。茎の先に直径10~15㎜の黄色の5弁花をつける。長い花柄がある。萼片には短毛が生え、緑色。副萼片は小さく、細い。2n=14
〇オオフタバムグラ・・・ オオフタバムグラは北アメリカ原産の帰化植物。海岸や河川の砂浜に生育する。茎は斜めに立ち上がり、葉は無柄で、両面に硬くて短い毛があり、葉の縁は棘状の微毛があってざらつく。花は葉腋に付き、7月から9月にかけて白から淡紅色である。花冠は4裂し、雄しべも4本。
〇ヒメバイカモ・・・ 福岡県朝倉市の黄金川で、群生するヒメバイカモが、梅に似た白い花を咲かせている。キンポウゲ科の水草で、夏に見頃を迎える。「バイカモ」は「梅花藻」の漢字があてられる。環境省のレッドリストで絶滅危惧1B類に指定され、福岡県内では絶滅したとされていたが、同市の会社員、森田秀徳さん(49)が4年前、黄金川中流で発見した。森田さんはそのうち1株を川の源流に移し、水面みなもを白い花が埋めるほどに増やした。
〇ツリシュスラン・・・木に着生して、花序が吊り下がる様子をいう。分布 北海道、本州、四国、九州。外国では台湾。生態と形態 樹や岩に着生する常緑の多年草。日本のシュスラン属の中で、着生種は本種だけであり、世界的にも珍しいという。 茎は垂れ下がるが、花序になる箇所でJ字形に急カーブして上昇する。多数の花が密に片方を向いて咲く。
〇トサノクロムヨウラン・・・ 花期7~8月。無葉蘭の仲間で光合成ができないから菌類に寄生して栄養を得て生育する菌従属栄養植物です。花径(15~20㎝)に1㎝ほどの花を幾つかつけ、萼片・側花弁は淡黄褐色、唇弁は白色で先端が紫色を帯びます。花は朝開花して昼頃には萎む1日花ですが見頃は午前9~10時頃。
〇ツクシボウフウ・・・大分県の特産種。火山性高原の草原に生える多年草で,草丈30~80cm。根葉及び下部の葉は,5~9葉の小葉がついて柄があり,上の葉は小形で無柄。花期は8月,茎の先に大きな散形花序が数個つく。花梗は10~15個,小さな白花を密につける。生育地の草原は,土地開発が進み,植林地や畑地に改変され,野焼きが停止されて植生遷移するなど,多くの要因が重なって生育地,個体数が激減しており,絶滅の危険性が極めて高い。
〇イケマ・・山地や林内の日の当たる場所に生えるガガイモ科のツル性多年草で、アイヌ語名も日本語名も「イケマ」といいます。夏に白く小さい花が丸くまとまって咲き、秋にはさやの中に綿毛のついた種子ができます。アイヌ文化では根を焼く、煮るなどして食べますが、アルカロイドという毒が含まれている有毒植物なので注意が必要です。また根を焼いたものは頭痛や打ち身の薬として湿布に使います。これには血止めの効果もあるといいます。煮汁は腹痛の薬にもします。根の独特な臭気に魔をはらう力があると考えられ、輪切りを身につけてお守りにしたり、おまじないに使ったり、生活の中で清めが必要な場合に広く使われました。・〇コケトウバナ・・・草丈約5cmの多年草。葉は卵形~長卵形で長さ4~7mm、粗い鋸歯がある。花は茎頂につき、花冠は白色で長さ5~7mm。ヤマトウバナの変種で、葉や花がごく小さい。地面に張り付くようにして咲く小さな花で、屋久島の登山道脇ではよく見られる。コケの和名は、苔に似ているのではなく、苔のように小さいという意味だろうということが納得できる。〇ツクシクガイソウ・・・ゴマノハグサ科のトラノオの仲間は、見た目にそっくりでなかなか見分けがつきにくいが、このツクシクガイソウは他の仲間の葉が2枚の対生になっているのに対し、4~8枚くらいが輪生しているので見分けがつく。 その葉が、9段くらいの層になるところから「九階草」になり、その後、「階」が「蓋」になって「九蓋草」になったという。大陸系遺存植物で国内では阿蘇くじゅうだけに分布。環境省レッドデータブック 絶滅危惧ⅠB類、熊本県希少野生動植物に指定。
〇ヒロハコンロンカ・・・萼片の1個が白い色の花弁状になり、花のように見える。 これは、あのコンロンカ:「別命:ハンカチの花」と同じようである。 この面白い名前は、中国の「崑崙山脈」に由来していると思われるなおだが、なかなかエキゾチックな名前で、あの牧野富太郎氏の命名という。
〇ミヤマハハソ・・・ミヤマハハソは本州から九州、中国に分布する落葉低木。あまり太くならず、小高木との記述もあるが、低木であるのがほとんどであろう。沢筋や林縁などに多い。枝は暗紫色を帯び、先端は垂れ下がることが多い。葉は長さ6~15cm。5~6月に枝の先端に円錐花序を形成し、淡黄色の花を開く。花は目立たない淡黄色で直径4mmほど。花弁は5枚で大きさが異なる。秋に稔る果実は黒色。ミヤマは深山であるが、ハハソとは発音しにくい言葉である。図鑑によってはミヤマホウソあるいはミヤマホオソと書かれており、元々の発音は「ほうそ」であったことがわかる。「ほうそ」とはコナラの古い呼び名であり、その意味ではミヤマコナラという意味になる。そのように見ると葉の形はコナラに似ていないこともない
〇マルバマンネングサ・・・本州~九州の山地の岩の上に生える多年草で、5〜7月頃に黄色の花を咲かせます。1888年、『らんまん』万太郎のモデルである、牧野富太郎博士の名前にちなみ、ロシアの植物学者マキシモヴィッチ博士が学名 “Sedum makinoi Maxim.”をつけました。自分の名前を学名につけてもらって牧野博士が大喜びしたというエピソードのある植物です。郷里の友人への手紙には、「鬼の首でもとったように大喜びした」と書いたそうです。
〇ミミズバイ・・・ ミミズバイは照葉樹林を構成する主な樹木なので、社叢などで人為的な伐採から保護されてきた常緑樹林で見かけることが多い。名前は果実がミミズの頭に似ているからつけられたという説がある。伊勢神宮で神々に供える神饌(御食)はかわらけにミミズバイの葉を敷いて盛るという。
〇ボウラン・・・海に近い地域の主にクスノキに着生するランであるが,クロマツに着生している例もある。茎は束生し,単生か時に分枝して高さ30cmあまりとなり,多くは斜上するが下垂したものもある。葉鞘に包まれていて灰褐色,細くて堅い。葉は多肉質で円柱状線形,長さ約10cm,径3~4mm。花は7月頃,葉鞘を破って出てきた短い花茎に1~5個つく。花径約1cm,萼片・側花弁ともに黄緑色,唇弁は黄緑色に濃紫色の斑点が入る。
〇ナヨテンマ・・・ナヨテンマとは、樹林帯の林床に自生する腐生植物で、1本の花茎には肌色のような淡褐色をした、鐘形の花を複数咲かせます。光合成をしないため、葉が退化した鱗片葉を花茎に持っており、葉は互生です。草丈は50cm程にも伸び、根茎は肥厚します。赤橙色の唇弁には突起があり、三角形です。唇弁以外は、根茎を含め全身が同色です。花は上部の背萼片1つと左右の側萼片2つが合着しています。鐘状の花の内側に小さな2つの側花弁が耳のように存在しています。花の中央部から下に唇弁、上に蕊柱があります。常緑広葉樹林だけでなく、スギやヒノキといった常緑針葉樹の植林でも見つかっています。
〇オオミヤマカラマツ・・・オオミヤマカラマツ(大深山唐松) / キンポウゲ科 カラマツソウ属 多年草 / 6~7月 / 。山地の半日陰の湿った岩上から林縁。草丈60~80cm。花は白~薄紫色。花糸はこん棒形で基部は糸状になる。果実(痩果)は長さ約4.5mm。<ミヤマカラマツとの違い>・・・上部の茎葉が単葉になる。小葉の脈が浮き上がらず、小葉の基部が心形~やや切形。根が紡錘状に膨らまない。
〇ウスバヒョウタンボク・・・近畿以西~九州(熊本県)の山地の樹林下に自生する、樹高2mほどの落葉低木。若い枝には毛がなく、古くなると樹皮が縦に剥がれて灰色になる。葉は対生。長さ5~10㎝の長楕円形で先は尖り、基部は広いくさび形で全縁。花期は4~5月。葉脇から長さ5~15mmの花柄をだし、先に2個ずつ花をつける。花は始め白色だが後に淡黄色に変化する。筒状で先は上下に分かれ、上片は浅く4裂する。花は香りが良い。果実は球形の液果で2個合着して瓢箪形となり、7月頃に赤く熟す。名前の由来:2個の液果が合着して瓢箪形になることから付けられた名称。果実に劇毒を含むことから「ヨメゴロシ」の別名がある。(絶滅危惧種)日本固有種。
〇マイヅルテンナンショウ・・マイヅルテンナンショウは,葉の形が鶴が羽根を広げたところに似ているので,この名がある。湿った草地に生えるテンナンショウ属の仲間。花序の付属体が長く上に向かって伸びるのが特徴。同じように付属体が長いものにウラシマソウがあるが,ウラシマソウの場合は釣り糸のように垂れるが,マイヅルテンナンショウは直立する。テンナンショウ属の多くは雌雄異株だが,マイヅルテンナンショウは雄性個体と両性個体しかなく,雌性個体は知られていない。両性個体は花序の下のほうに雌花,上のほうに雄花がつくという。日本では岩手県から鹿児島県まで分布するが個体数は少なく絶滅に瀕している。
〇コウボウムギ・・・コウボウムギは海浜に生育する多年生の草本。東アジアの海岸に広く分布し、砂丘上にやや疎な群落を作る。葉は厚く、表面は滑らかで縁に細かい鋸歯がある。雌雄異株で地下茎を伸ばし、節から新しい株を出す。古い葉鞘の繊維が地下に残り筆のような形になり、実際に筆として使われたこともあると言われ、別名のフデクサ(筆草)はこれにちなんでいる。これを弘法大師の筆にたとえ、雌小穂と実の形が、ムギに似ているため弘法麦と呼ばれる。
〇ハマボウフウ・・・ ハマボウフウ(浜ぼうふう)は海岸の砂地にごぼうを細くしたような長い根を地中深くに伸ばし、地表に這うように葉を広げます。茎の部分は赤紫色をしており、葉には厚みと表面に艶があり、縁が小さくギザギザした感じで縁取られたような感じになっています。噛むとセリ科特有の清清しい風味が口に広がります。「ハマボウフウ」も薬草として知られる同じせり科の「ボウフウ」と同じような薬用効果があるといわれています。民間療法では根の部分が用いられ、発汗、解熱、鎮痛などの他、婦人病や糖尿病にもいいと言われたりしています。〇アルビノギンラン・・・アルビノの植物は突然変異で現れても、光合成ができないので枯れてしまいます。でもキンランやギンランは樹木と共生している菌から栄養をかすめて生きているので、花をつけるまでに成長できます。ただ乾燥しやすく、花後は実が出来る前に枯れてしまうことが多いようです。
〇シナサワグルミ・・・中国北部を原産とするクルミの一種。成長が早いため、公園や街路で早期に緑陰を作るのに役立ち、中国では並木として列植される。日本へ渡来したのは明治初期で、西日本を中心として北海道から九州までの広い範囲に植栽されている。葉は長さ4~10センチの小葉が5~10対集まって15~30センチの羽根状になる。小葉は楕円形で、葉の軸にはヌルデやニシキギのような翼(ヒレ)のあるものがあり、日本産のサワグルミと見分けられる。また、サワグルミは羽根状の葉の先端に葉が一枚ある「奇数羽状複葉」だが、シナサワグルミはそれがない「偶数羽状複葉」であることも見分けのポイントになる。開花は新芽の展開と同時期の4~5月頃。雌雄同株であり、1本の木に雌雄それぞれの花が穂状に垂れ下がる。雄花の集まり(雄花序)は長さ5~7センチ、雌花の集まり(雌花序)は5~18センチで、雌花の方がより長い。雌花には紅色の柱頭があって少し目につくが、いずれも一般的な観賞価値は乏しい。
〇キンリョウヘン・・・キンリョウヘン(金稜辺、学名:Cymbidium floribundum)は、ラン科シュンラン属の1種である。中国原産で、日本には文明年間(1469〜1486年)には渡来していたとされる。明治時代にブームが起こり個体選別が行なわれ、様々な品種が選別増殖され現在に至っている。小型のシンビジウムの仲間で寒さに強く、乾燥や直射日光にも強く栽培しやすい品種。春から初夏にかけて開花し、赤色(赤褐色)または白色(黄緑)の小輪花を、密に多数つける。花よりもどちらかといえば葉芸の方が重視される。
〇マツラン・・・暖温帯で、沿岸部のクロマツや内陸部の常緑広葉樹に着生する。短い茎から多数の細い根を出して、樹に着生して垂れ下がる。 葉は厚く革質で、2列に互生して、暗紫色の斑紋のある。葉の間から花茎が垂れ下がって、2~4個の花をつける。 花は黄緑色の地に紅紫の斑紋があるのが普通であるが、 この斑紋の無いものを品種としてホシナシベニカヤランと呼ぶ。
〇キンチャクアオイ・・・ カンアオイ の仲間で、中国地方以西に分布。花びらのようなガク筒の先がヒモで縛ったようにくびれていることからキンチャクの名前がつく。カンアオイの名は葉がアオイに似、冬でも枯れることがないことから。
〇キリシマエビネ・・・最初に霧島山中で発見されたことに由来する。エビネとよく似ているが、本種は萼片、側花弁が半開、唇弁が浅く3裂するのに対し、エビネは平開、深く3裂する。エビネの仲間は交雑が起こりやすい。本種がニオイエビネと交雑するとスイショウ、エビネと交雑するとヒゼンになる。照葉樹林内に生育する多年草で、偽球茎がエビネより小さく丸い。葉はエビネより細く先端が尖り、裏面には短毛がある。花期は4〜5月で、白色から淡紅色の可憐な花を10〜15個垂れ気味につける。花は全開せず、唇弁の中裂片はやや大きく、切頭で突端である。距は萼片より長いが、長さは15㎜くらいである。
〇サクラスミレ・・・日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の日当たりのよい草原に生育する。本州の中部地方以北の山地に多いが、西日本では高地に見られる。世界では、朝鮮半島、中国大陸(東北部)に分布する。和名のサクラスミレは「桜菫」の意で、花の色が華美であり、花弁の先端がサクラの花弁のように切れ込むからという。種小名(種形容語)hirtipes は、「多毛の茎の、短剛毛ある柄の」の意味。
〇チシオスミレ・・・サクラスミレで葉の葉脈部が赤くなっているのがチシオスミレです。花は全く同じです。サクラスミレは毛が多いです。花の測弁の内側には、細かい毛が密生し、花柱は下からのぞかないと見えないほどです。花茎も毛が多い個体が多いです。大きく美しいでみれですが、なぜか密集して生えることはなく、ポツンぽつんと生えることが多いです。
〇ヨコグラツクバネ・・・葉は長楕円形で、普通は4枚が輪生している。花は緑色で上向きについている。ツクバネソウの花柄が3~10cmあるのに比べ花柄がほとんどない。輪生葉を羽根つきの羽根に喩えてツクバネソウ。牧野富太郎のふるさと高知県にある横倉山で発見されたツクバネソウ。
〇シロヤマブキ・・・シロヤマブキは、日本、中国、朝鮮に分布するバラ科シロヤマブキ属の落葉性低木です。日本では中国地方瀬戸内海側の山地、香川県、兵庫県、福井県の限られた地域に自生しており、環境省レッドデータブックに絶滅危惧IB類(EN)として記載されています。絶滅危惧種に選定されていますが、挿し木や実生での繁殖が容易なため、庭木として流通しています。また、欧米などでも比較的一般的な庭木として植栽されます。シロヤマブキは一属一種の植物で、シロヤマブキ属に分類されている植物は本種のみとなっています。ヤマブキと名前に付いていますが、これは花や葉がヤマブキに似ていることに由来しており、ヤマブキの白花品種という訳ではありません。ヤマブキはヤマブキ属、シロヤマブキはシロヤマブキ属に分類されており、別属の植物です。
〇フサナリツルナスビ・・・別名:ルリイロツルナス。熱帯アメリカ原産の帰化植物。草地や林縁などにやや稀に生える。長さ2~3mのつる性植物。葉は互生、長楕円形で先は尖る。1~4月、葉腋から8~15cmの花軸を伸ばし、青紫色の花をつける。日本は観賞用に栽培していたものが逸出、沖縄で野生化。〇ミツバノコマツナギ・・・ミツバノコマツナギ Indigofera trifoliata は、マメ科の植物。日本では琉球列島の海岸に生育し、鮮やかな赤い色の花を付ける。別名にナハエボシグサがある。地表を這う多年生の草本。全株に表面に張り付くように伸びる毛が密生する〇コウシュンカズラ・・・海岸やマングローブの縁などでみられる常緑つる性木本。つるは10mほどまで伸びます。葉は対生する単葉で、長さ5~14cmの長楕円形となります。葉柄の基部に1~2個の蜜腺がつきます。枝先に長さ5~15cmの総状花序を出し、径2cmで黄色の5弁花を密につけます。
〇イボタクサギ・・・半つる性の低木で、場所によってはやぶのように人が通れなくなるほど密生する。暖かい時期になると白い花が咲き、花の中心からピンク色~紫色の長いおしべとめしべを出す。たいてい、一つの茎から花や実が3つでる。葉は明るい黄緑色。「クサギ」という名前のとおり、葉や茎をもんでみると独特のにおいがある
〇ヒスイカズラ・・・フィリピン原産のマメ科の植物で、長さが20mにも生長する非耐寒性の常緑つる性低木です。葉は互生し、短柄のある3小葉からなります。小葉は長さ12~14㎝、幅6~7㎝で全緑の卵円形です。 オオコウモリが受粉を助けるというこの花は、フジの房のような長さ40㎝~1m程度の花房が垂れ下がって咲き壮観です。漢字では翡翠葛(ひすいかずら)と書き、花色は青緑のヒスイ色で、まさに自然の女神が創造したと思わせるような神秘的な色合いです。花色が宝石の翡翠に似ていることからヒスイカズラの名前がつきました。花は長さ7㎝、幅2㎝程度で、形は半円形でオウムのクチバシに似ています。〇イリオモテアザミ・・・シマアザミの変種と言われています。花が紅紫色なので白色のシマアザミとはすぐに区別できます。沖縄では先島地方と久米島に分布します。地下にのびたゴボウのような根茎は料理または薬用に利用されます。海岸の砂浜によくみられ、高さ20~90㎝くらいになります。葉の縁が鋭くとがって針状になり、裏面には細かい毛があります。
〇アダン・・・トゲのある葉が特徴で、夏になると甘い香りを放つ橙色の果実をつける「アダン」。観光客から「あ!パイナップルだ!」と言われることも多い。マングローブに生息するヤシガニの大好物だ。アダンは「阿檀」と書き、タコノキ科タコノキ属の常緑小高木。亜熱帯から熱帯地域の海岸近くに生息し、成長すると茎から木根が地面に伸びて支柱根となり、風で倒れないように体を支えている。ちなみにパイナップルはパイナップル科アナナス属の多年草であり、アダンは「木」、パイナップルは「草」として分類されている。つまり、パイナップルとは全く別物なのだ。
〇ベニバナハマボッス・・・本州では5~6月頃が花のピークで、このころ海岸に出かけると本種の白い花を眼にすることができる。小さいけれど厚くツヤのある葉は、海岸での生き抜く厳しさを教えてくれる。沖縄ではピンク色のベニバナハマボッスと呼ばれる品種の方が多く、特にピンクの濃い花は、白いものとはまるで別種のようだ。
〇モンパノキ・・・海岸の砂浜地や岩場に自生し、耐潮性に優れた緑化植物のひとつ。自然樹形も整っているため、庭園樹としても利用される。沖縄では材を潜水眼鏡の縁に利用し、「眼鏡木(ガンチョーギ)」とも呼ばれる。葉は魚毒に使用される。
〇オオムラサキシキブ・・・海岸近くの低木林に生え、高さは2~3メートルになります。「むらさきしきぶ」の変種です。葉は大きくて厚く、卵形から楕円形で先端は尾状に尖ります。葉身は長さが10~20センチになります。6月から8月ごろ、葉腋から大きな集散花序をだし、淡紅紫色の花を咲かせます。果実は球形で紫色に熟します。
〇オオハマボウ・・・種子島より南の島に行くと、ハマボウをひと回りも大きくした オオハマボウ(ヒビスカス ティリアセウス)という種が自生します。この植物は常緑で落葉種のハマボウとは違う種です。ヤマアサの別名があり、沖縄ではユウナと呼ばれ、ハワイではハウ(Hau)と呼ばれます。葉がハート型をしていて大きく、よく茂るため、海風を防ぐ防風林に利用されたり、樹皮から繊維を採ったりと、美しい花を眺めるだけでなく、暖かい島々では多目的に生活に利用されています。
〇オオバギ・・・オオバギは、トウダイグサ科の樹木の一種である。丸い大きな葉をつける。成長が早い先駆植物の樹木として知られる。別名オオバキ。名前の通り大きな丸い葉を付ける。葉柄が葉の裏面中央寄りにつき、ハスの葉のようになる。成長が早く、攪乱のあった場所に急速に進入し、素早く成長する先駆植物としても知られる。沖縄では中南部が沖縄戦で荒廃したため、この種が広く覆っている。材としても、街路樹としても利用されてきた。最近はプロポリスの起源植物であることが発見され、薬用の利用も試みられている。
〇テリハボク・・・海岸に生える常緑樹。環境が良ければ樹高は25メートルほどにも達する高木です。樹皮は厚く灰褐色。葉は対生で硬く、楕円形~倒卵状楕円形、長さ9~18cmほど。中心の主脈がはっきりとして、側脈は細くうすい。照葉木と表記されるように、テリハボクの葉は光沢があってきれいです。毎年4月頃から実が落ち、6月頃から花が咲き、9~10月ころにまた実が熟して落ちはじめ、11月頃に花をつけます。
〇タカナベカイドウ・・・ 天然記念物に指定されているえびの高原のノカイドウの仲間ですが、高鍋地方特有のカイドウとされています。もともと、高鍋地方の湿地に自生して、地元では牟田桜と呼ばれていたものといわれ、そのせいか、高鍋湿原の入口に植えられています。ノカイドウの花は、4月末から5月に咲きますが、タカナベカイドウは、3月末から4月初めに咲きます。
〇イヌノフグリ・・・-5月にかけて、淡いピンク色をした3-5mmの花をつける。花弁には紅紫色のスジが入り、深く4裂する。雄蕊は2本で花の中央に立つ。東アジアに広く分布し、日本では本州以南に見られる在来種(古い時代に渡来した帰化植物である可能性あり)であり、かつては路傍や畑の畦道などで普通に見られた雑草であった。しかし、近年は近縁種の帰化植物であるオオイヌノフグリにその生育地を奪われたほか、育成地自体も人間の開発行為によって減少しているために数を大幅に減らしている。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
〇ハナノキ・・・長野県、岐阜県及び愛知県の県境地域と長野県大町市、滋賀県の一部地域にのみ自生する日本固有のカエデの一種。自生の個体数は減っているが、風変わりな花が咲き、紅葉もキレイなため造園用に他の地域にも広がっており、全国の街路や公園に植栽される。春の芽出し前(3月~4月)に、木全体が赤く見えるほど花をつけ、遠くから花がよく目立つ木であるため「ハナノキ」と名付けられた。花は濃い紅色の珍奇な形状であり、話題性はあるが美しくはない。花が目立つカエデとしては他にハウチワカエデがある。
〇日向オーレン・・・キンポウゲ科:Ranunculaceae オウレン属:Coptis。和名:ヒュウガオウレン 。名前のとおり「日向の国」の山地に自生、両県とも絶滅危惧種に指定している。早春、花茎の先に一個の花をつける。草丈8cm、花の直径1.5cm。花びらに見えるのは萼片、細い線状のものが花弁らしい。根茎を乾かして漢方薬「黄連」として使われている。根の断面が黄色。
〇キタミソウ・・・本来ロシアのシベリア地方のツンドラに自生する、とされる植物。日本には渡り鳥による伝播と考えられる自生地が何か所か確認されている。自生地は夏季に水深が増す環境により草体が暑さから守られるという、やや特殊な環境に限られるようだ。 葉は細いヘラ状で長さ2~5cm、自生環境から水が抜け草体が露出する4~5月と11月頃の2度開花する。(関東地方の自生地)花は直径2~3mmで色は白、ロゼットの径も数cm~10cm程度の非常に小さな植物である。
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日田で紅葉鑑賞。
http://kabuto1952.exblog.jp/33607123/
2023-11-18T10:53:00+09:00
2023-11-18T11:49:24+09:00
2023-11-18T10:53:04+09:00
kabuto1952
花・植物
家から眺めた岳滅鬼山が真っ白だ。英彦山もかなりの雪だろうな。
裏庭の紅葉。
マユミ。
クリスマスホーリー。
栗の木もデカくなったけど、実を一度も拾って食ったことがない。来年は必ず収穫しよう。
落葉してしまったカツラ。上高地徳沢園のカツラの大木のようになれば良いなと思って、穂高登山記念に植えたんだよね。それぞれの木に登山の思い出が蘇る。
今年はとうとうイトラッキョウ鑑賞には行かなかった。数年前にいただいた苗から開花していた。有り難いことだね。福岡のベランダでは、コシキイトラッキョウがそろそろ開花しそうだ。
昼前になってようやく雨が止み、微風で快晴となって来た。
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日向街道花散策。
http://kabuto1952.exblog.jp/33604373/
2023-11-17T10:53:00+09:00
2023-11-27T07:42:36+09:00
2023-11-17T10:53:55+09:00
kabuto1952
花・植物
鵜戸神宮。
波折宮。
コウヤボウキは初見だった。大分県には各所で鑑賞出来るみたいだが、なかかなタイミングが合わずに鑑賞することが出来なかった。〇コウヤボウキ・・・「コウヤボウキ」は、和歌山県の高野山で茎を束ねて箒の材料としたのでこの名がある。玉箒(たまぼうき、古くは「たまははき」)と呼ばれて古くから箒の材料とされ、正月の飾りなどにもされた。正倉院にある宝物の一つである子日目利箒(ねのひのめとぎぼうき:儀式用の玉飾りの箒)はコウヤボウキを材料としたものであることがわかっている。日本の関東地方以西の本州、四国、九州に分布する。山林の日当たりのよいところ、すこし乾燥した林内によく見られる。落葉広葉樹の低木で、高さは 60 - 90センチメートル (cm) になる。根本からたくさんの枝を出し、集団を作る。茎は灰褐色で細いが、木質化していて硬い。葉は本年枝について互生し、幅広い卵形。前年枝の節に束生する葉は細長い。冬には葉を落とし、枝のみが目につく。
アリモリソウ。五年ぶりの鑑賞となる。株数はかなり減った感もあるが、綺麗な状態の花を久しぶりに鑑賞することが出来た。
〇アリモリソウ・・・名前は奄美大島の有盛古墳で発見されたことによるそうで、図鑑では種子島、屋久島以南に自生するとなっているが、宮崎、鹿児島では、何カ所か記録されている。直射日光に弱い植物だそうなのでここの環境下では杉林の伐採が心配される。
ギョクシンカ。夏季に咲く花みたいだが、季節外れに上手い具合に鑑賞することが出来た。
〇ギョクシンカ・・・ 宮崎県の北部海岸、佐賀県の一部の島、長崎県の一部を北限として、海岸林内で見られる常緑低木で琉球、台湾まで分布しているという。分布域が限られている上に、自生する場所も人が通る道筋等ではないので、あまり知られてなく解説した本も少ない。ギョクシンカは漢字では玉心花と当てていかにも沖縄の森に相応しい気がするが、その根拠は牧野図鑑の解説からきていると思われる。牧野図鑑では同じアカネ科のコンロンカ(崑崙花)の漢名に、疑問符ながら玉葉金花を当てており、牧野博士にはもしかしたらこの花との関係に多少の思いがこもっていたのかも知れない。梅雨時の林内では特に白い花が目立つ。花に近寄ると、きつすぎる匂いを適度に薄めたジャスミンといった香りがする。
キダチチョウセンアサガオ、トベラ、センニンソウ。
〇鵜戸千畳敷奇岩・・・鵜戸神宮の鎮座する鵜戸先の南面にある。今から約1000万年前から100万年前にかけて堆積した地層(新第三系宮崎層郡)で、砂岩と泥岩が交互に堆積してできている。この地層は10度から20度傾いていて日向灘に面しており、長い年月にわたって日向灘の激しい波浪や風雨にさらされ、浸食されて現在の姿となった。こうしてできた波状岩は別名「鬼の洗濯岩」や「鬼の洗濯板」と呼ばれ、とりわけ鵜戸千畳敷奇岩はその広さから県指定の文化財に指定された。
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黒髪山&芥屋海岸花散歩。
http://kabuto1952.exblog.jp/33567622/
2023-11-01T22:45:00+09:00
2023-11-06T10:04:52+09:00
2023-11-01T22:01:12+09:00
kabuto1952
花・植物
芥屋海岸ではダルマギク、ホソバワダン、ハマベノギクがそれぞれに満開状態となり、晩秋の海岸線を飾っていた。
毎年ダルマギクの開花領域が広がって行く。今年も綺麗に海岸線を飾っていた。
「潮かをる 玄界灘の 砂浜の かのダルマギクよ 今年も咲けるや」・・・ウムウム(笑)。
ホソバワダン、ハマベノギク、ツワブキ。
綺麗な海だった。最高の気分!!。
黒髪山で花散策。
ヤツガシラ。ツメレンゲと同じ物だろうと思っていたが、少し違うみたいだ(笑)。
〇ブゼンノギク・・・山地の日当たりのよい岩上に生育するごくまれな多年草。ヤマジノギクの亜種。茎は高さ30~60cm。比較的細く,下部からよく分枝して伸びる。茎には毛はない。茎の下部の葉は花の時期には枯れている。中間の葉はさじ状線形で長さ5~7cm,鈍頭で基部に向かって狭くなり柄はなく全縁。上部の葉はほとんど線形,長さ2cm,幅2mm以下。葉にも毛は全くない。10月,茎の先端部でわずかに分枝して頭花を1個ずつつける。頭花は径3.5cmあまり。舌状花は比較的まばらで,花弁は長さ約1.5cm,幅2.5mm,長くて幅広い。淡い青紫色。
ダイモンジソウ。見事な群生地だった。
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「秋分」の花散歩・・・その1(九重から宇佐神宮)。
http://kabuto1952.exblog.jp/33448140/
2023-09-23T10:27:00+09:00
2023-09-27T23:16:09+09:00
2023-09-23T08:10:28+09:00
kabuto1952
花・植物
最初に男池周辺で「カシワバハグマ」を鑑賞。
オオミヤマウズラもようやく開花。
神角寺渓谷には何度も来ているが、神角寺に参拝するのは、今回が初めてだった。〇神角寺・・・神角寺は、大分県豊後大野市朝地町鳥田にある高野山真言宗の寺院。山号は如意山。本尊は十一面観音。豊後大野市北西部に位置する標高730mの神角寺山の頂上近くにある寺院。境内には樹齢100年を超える約500本のシャクナゲがあり、別名石楠花寺とも呼ばれて、5月の開花期には多くの見物客が訪れる名所となっている。神角寺は、霊山の霊山寺、九六位山の円通寺とともに豊後の三大寺院と称される。また、神角寺を含む地域は、大分県により神角寺芹川県立自然公園に指定されている。
神角寺裏の展望台からの展望。
「イガホウズキ」を鑑賞。〇イガホウズキ・・・山地の林内などにやや稀に生える。高さ30~50cmの多年草。葉は長さ4~13cm、 幅3~10cmの卵形~広卵形で、先は尖る。6~8月、葉腋から下がって淡黄白色で、鐘形の花をつける。萼は径約1cmの球形となって液果を包み、緑色で突起がある。
「ツクシカシワバハグマ」。
アケボノソウ、ノササゲ、ヤマハッカ、キバナアキギリ。
神角寺から宇佐へ向かう。途中で「三女神社」に参拝。初めての参拝だった。
〇三女神社・・・三人の女の神様、田心姫(タゴリヒメ)、瑞津姫(タギツヒメ)、市杵島姫(イチキシマヒメ)が祭神。天照大神(アマテラスオオミカミ)がこの三女神を宇佐島に派遣するとき、河原の石を取って「この石が留まる所に鎮座せよ」と言い投げ落とし、突き刺さった石が現在神社内にある長い棒状の石です。
妻垣神社に参拝。
〇妻垣神社・・・妻垣山は太古に、玉依媛命が御降臨された霊地にして、宇佐神宮第二殿といわれている。また、当社は、神武東征の際に、最初に立ち寄られた宇佐の地に建てられた一柱騰宮の比定地のひとつとも伝えられている。そして、この時に、神武天皇の母后である玉依媛命を祀らせたともしている。その後、天平神護元年(765年)に、八幡大神が、天長年間(924年〜934年)に、神功皇后が勧請され、奉祀された。
またしても宇佐のため池へ(笑)。次の日も予定外の訪問となったので、今季四度目の訪問となった。古佐野池と筒井池。
オギノツメ、ジュズタマ、ゴキヅル、ヌマトラノオ。
〇オギノツメ・・・水田や水田周辺などの湿地帯に自生している野草もしくは水田雑草で、若葉や芽が食用として扱われる場合がある。 日本国内では静岡県以西の本州と九州から沖縄県にかけて分布し、種としては東南アジアからオーストラリアの一部まで広く分布している。草丈は60センチメートル前後であり、葉は対生で線状披針形。花柄はなく葉腋に束生する。花冠は淡紫色で開花期は秋頃。雄蕊は2本、雌蕊は1本である。果実は蒴果で細長く尖り、裂開して少量の種子を飛ばす。自生状況はさほど深刻ではないが、沖縄県では絶滅危急種に指定されており一部地域では存続が危ぶまれている。
ラストは宇佐神宮に参拝。花散策も今月末で一応一巡した。来年の春までは、島・半島巡りと古代史散策が日々のメインの行動となる。まずは「宇佐神宮=卑弥呼の墓説」の解明に挑む(笑)。
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伊吹山でも鹿害。
http://kabuto1952.exblog.jp/33440403/
2023-09-20T06:46:00+09:00
2023-09-22T01:51:49+09:00
2023-09-20T06:21:35+09:00
kabuto1952
花・植物
下記の文章は、2023/3/29の読売新聞オンラインより抜粋した記事です。
〇滋賀、岐阜県境にある日本百名山の一つ、伊吹山(標高1377メートル)の山頂一帯に広がる国の天然記念物「伊吹山頂草原植物群落」がシカに食い荒らされ、壊滅的な被害を受けている。学術的な価値が高い花畑で、植物学者・牧野富太郎(1862~1957年)も愛したことで知られる。滋賀県米原市は今年度から4年かけてシカよけの強固な金属柵を設置し、貴重な景観の再生を図る。
〇「以前は色とりどりの花が咲き乱れ、登山道にはみ出すほどだったが、花が見られる面積は100分の1以下に減ったのではないか」。8月、植物の保全に当たる「伊吹山もりびとの会」の西沢一弘会長(80)が山頂一帯を見回しながらため息をついた。群落は約600種類の草花が自生する花畑で、シカの食害が目立ってきたのは2010年頃。伊吹山は国内有数の豪雪地帯だが、温暖化で積雪が減り、ハンターの高齢化で捕獲頭数も減ったため、シカが山頂まで上ってくるようになった。滋賀県によると、伊吹山のある米原市など周辺地域のシカは09~15年度に倍増し、推定約1万8000頭いるという。
〇シカが好むのは、夏の高山でピンク色の花を一面に咲かせるシモツケソウや、ユリに似た黄色い花のニッコウキスゲなど。環境省のレッドリストで絶滅危惧種のコバノミミナグサやイブキコゴメグサも狙われる。一方、シカが嫌うキク科のキオンやマルバダケブキは分布域が拡大。神戸大の末次健司教授(植物生態学)は「植生が大きく変化すると天然記念物に指定した根拠が揺るぎかねず、早急な対策が望まれる」と指摘する。危機感を募らせた県や米原市は14~16年度、山頂付近に広がる花畑の約4割を囲うように総延長約3キロ、高さ1・8メートルの化繊製ネットを設置した。だが冬には雪の重みで壊れないようネットを地表付近まで下ろすため、春先に張り直す前に侵入され、食い破られた場所もある。年約100頭ずつ進めている駆除も、効果は薄いという。食害は観光面にも影を落とす。伊吹山ドライブウェイの運営会社・日本自動車道(岐阜県)によると、9合目までの道路の利用者は10年は推定28万人いたが、花畑が荒らされた影響もあり22年には21万人に減った。
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英彦山~宇佐~九重山周回花散歩。
http://kabuto1952.exblog.jp/33433616/
2023-09-17T15:00:00+09:00
2023-09-23T00:50:34+09:00
2023-09-17T11:20:47+09:00
kabuto1952
花・植物
英彦山では、望雲台と奉幣殿周辺で今時の山野草を鑑賞することにした。タンナトリカブト、フクオウソウ、ダイモンジソウ。
モミジガサ、フッキソウ、シコクママコナ、クサノオウ。
クサアジサイ、ツルリンドウの実。アキチョウジ、シラヤマギク。
英彦山から宇佐へと走り、目的の宇佐八幡宮の前に、古佐野池周辺の植物を鑑賞することにした。
前回鑑賞することが出来なかったゴキヅルを鑑賞することが出来た。
〇ゴキヅル・・・合器というのは蓋(ふた)つきの椀(わん)。また、転じて、修行僧や乞食の持ち歩く椀をいう。御器(ごき)。ゴキヅルは合器蔓の意で果実が熟すと蓋を開けるように真中から割れて2つの種子が現れる事から。このように蓋のある果実を蓋果と呼びスベリヒユやオオバコ、マツバボタンなどがある。雌雄同種で雄花は花序の上部に総状に付き、基部に雌花が一個つくというが、7mmほどの黄緑色の花はたくさん付いている割に雌花が見つからない。花冠の下のたくさんのこぶをつけた半球形の子房が目印だが、それが見つからないのだ。果実は結構付いているので結実するのが早いのだろうか。
イヌタヌキモ、マルバルコウソウ。
気温が上昇して、物凄く暑さを感ずるようになったので、「風土記の丘」にある「大分県立歴史博物館」に逃げ込んだ。今回初めてこの地を訪れた。今後は「邪馬台国=宇佐八幡宮説」を解明すべく、足繁く通うことにしよう。
〇大分県立歴史博物館・・・ 大分県立歴史博物館は、史跡公園「宇佐風土記の丘」に昭和56年に開設された県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館を前身としています。平成10年度には、よりよい文化財の保存・活用と展示内容の刷新、文化財の収蔵・保存スペースの拡充などをはかり、館名を改め、再スタートしました。敷地内にある大分県立博物館では、宇佐神宮・国東半島の六郷満山文化を中心に大分県の歴史・文化が学べる常設展をはじめ特別展・企画展等を行っています。館内には九州最古の木造建築・富貴寺大堂の創建当時を復元した実物大模型が展示されています。また、大分県の文化財保護研究センターとして活動し、学校向けのプログラムがあるなど、県民のみならず大分県を訪れる方々に歴史や文化を学習していただく場を提供しています。
富貴寺大堂実物大復元模型。
〇阿弥陀如来坐像・・・大分県豊後高田市蕗にある富貴寺の大堂は、平安時代後期(12世紀頃)の建築とされる、九州現存最古の木造建築物です。ここでは最新の技術を用い、大堂創建当初の壮麗な姿を再現しております。富貴寺大堂は、宇佐神宮の大宮司である宇佐氏が、死後の極楽往生を祈願して建立しました。この大堂は、本尊の阿弥陀如来坐像と、その後ろに描かれた極楽浄土壁画を拝観することで、この世にいながらにして極楽の世界が体験できるという造りになっています。このような建築を、「阿弥陀堂建築」といいます。
〇臼杵摩崖仏(複製)・・・臼杵磨崖仏は大分県南部を代表する磨崖仏です。4グループ60体以上の磨崖仏が彫られており、ここではその内ホキ第2群第1龕を紹介しています。県南部の石は柔らかく、加工がしやすいために体のほぼ全身が彫刻され、細部まで丁寧に作られています。実物は、磨崖仏としては初めて、彫刻として九州初の国宝に指定されています。
〇熊野摩崖仏(複製)・・・大分県内には現在86ヶ所、総数400体以上の磨崖仏が存在します。国東半島を中心とした県北部の磨崖仏と、大分市以南の県南部の磨崖仏とでは、規模や彫り方に違いがあります。県北部には硬い石が多いため、磨崖仏は体の前面を浅く彫り出した、小型のものが多くなります。一方県南部には柔らかい石が多いため、磨崖仏も木彫仏のようにほぼ全身が彫り出され、大型のものが多くなります。熊野磨崖仏は、県北部を代表する磨崖仏で、県北の磨崖仏としては例外的に大型です。
宇佐市内の気温は、社内の温度計では35℃に上昇したので、宇佐神宮への参拝は止めて、九重へと向かうことにした。途中で「アカササゲ」の群生地に立ち寄った。8年前にこの地でこの花に初めて遭遇し、綺麗な真玉海岸の夕日を眺めて帰った記憶が蘇る。最近は西大山のダム工事の際に移植された花を毎年鑑賞していたので、この地に来る必要はなかったのだが、昨年から西大山の事務所では開花した花を観ることが出来なくなってしまった。来年からの開花に期待しよう。我が家の「アカササゲ」でも十分だけどね(笑)。
神角寺渓谷にも花鑑賞で立ち寄った。キバナアキギリ、ツリフネソウ、タニソバ、シノノメソウ。
ツクシカシワバハグマがようやく開花を始めていた。
車道から湧蓋山を染める夕景色を眺めた。この後は、温泉でたっぷりと休憩して、翌日予定の三俣山への御来光登山に備えて、長者原で車中泊することにした。深夜は星空がとも綺麗だった。
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アカササゲが咲いた・・・夏の終わりに。
http://kabuto1952.exblog.jp/33431210/
2023-09-16T05:59:00+09:00
2023-09-16T15:56:59+09:00
2023-09-16T05:59:53+09:00
kabuto1952
花・植物
昨夜10時頃の「アカササゲ」と今朝5時半に撮った、開花した「アカササゲ」。
〇アカササゲ・・・アカササゲとは、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種の最上級(1A)に指定されているマメ科の多年草。学名は「ツシメンシス」。つる性の多年草。茎には褐色の毛が散生する。葉は3小葉からなり、頂小葉は狭卵形で、長さ6~12cm、幅3~4cm、先は鋭尖頭で全縁。花は葉腋に長さ20cmもの総状花序となり、2~4個つく。花は青紫色でのちに褐紫色になり、長さ、幅とも2.5~3cm。竜骨弁の先端は長く伸びて嘴状になるが、回転はしない。果実(豆果)は線形で、長さ8~11cm、褐色の毛が密生する。
出かける前にパチリ!。美人は何度眺めても良いな。今日はどんな花に巡り合えるだろうかな。ようやく朝晩は涼しさを感ずるようになってきたが、日中はまだまだ暑いだろう。頑張って歩く回ることにしよう!!。
12時半に帰宅した時には、まだ艶やかな状態を保っていたが、15時過ぎになってくると段々と色褪せて来た。
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トンボを追いかけ花散歩。
http://kabuto1952.exblog.jp/33362541/
2023-08-30T12:13:00+09:00
2023-11-27T07:45:16+09:00
2023-08-26T06:33:54+09:00
kabuto1952
花・植物
愛しい「イヨトンボ」に遭遇。〇イヨトンボ・・・イヨトンボ(伊予蜻蛉、学名:Habenaria iyoensis Ohwi) は、ラン科ミズトンボ属の多年草。環境省レッドデータでは絶滅危惧IA。野生下では比較的短命な植物で消長が激しく、植生の遷移などにより容易に消滅する。目立たない植物のため情報に乏しく、環境省調査では現存を把握できた自生地は1箇所の数個体のみである。和名は基準標本の産地愛媛県の旧名、伊予国にちなむ。
ちなみに「ムカゴトンボ」。
〇ムカゴトンボ・・・「ムカゴ」の由来は、花序がムカゴソウに似ているからか、あるいは、地中の塊根を指すのか(?)。暖温帯~亜熱帯で、日当たりの良い、湿った草地や法面に生える。茎の下部に、広披針形の葉を3~5枚つけ、花期の高さは20~50cmとなる。上部に淡黄緑色の花が密に多数ついて、長い花序をつくる。 唇弁は3裂し、側裂片はひげ状で捩じれ、長さは6~7mmとなる。
早朝の栗野岳遠望。百名山に選定された時に一度だけ登ったことがあるが、秋には韓国岳・御岳・刀剣山と一緒に再度登りたいと思っている。下段は懐かしい菱刈地区の朝景。
霧島温泉駅の始発電車を「撮り鉄」。
懐かしい竜馬の新婚旅行時に立ち寄ったと言われる塩浸温泉。2017年12月に「霧島・妙見オルレ」を歩いた際のゴール地点だったが、現在はオルレコースは廃止になっていた。九州内のオルレコースは、「指宿コース」以外は全てを歩いたが、指宿コースもそのうちに歩こうと思っていたら、今年になって廃止になってしまった。下山の写真は、「大川内渓谷」入口の滝。
当初の計画では、翌日は久しぶりに韓国岳へご来光登山をする予定にしていたが、現在は、韓国岳への登山は大浪の池からしか出来ないそうなので、登山計画は中止にして、温泉休憩後に熊本まで引き返すことにした。途中で立ち寄った「曽木の滝」。
〇曽木の滝・・・伊佐市にある曽木の滝は幅210m、高さ12mもの大滝で、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれています。周辺には桜やツツジが植えられており、見頃を迎える春には豪快な滝に花の彩を添えてくれます。また秋には滝周辺のもみじやイチョウが鮮やかに色づき、見頃の時期には夜間のライトアップも行われています。一帯は公園として整備されており、園内には鯉や虹マス、鰻など伊佐の伝統料理が味わえるお食事処もあります。そのためツーリングスポットとしても人気です
その他に出会った花々。カシノキラン、トレニア、スズムシバナ。
〇トレニア・・・トレニアは、アゼトウガラシ科(アゼナ科)ツルウルクサ属(トレニア属)の草花です。原産地は東南アジア、南アフリカで、約40種の分布が確認されています。暑い地域の原産なので、寒さには弱い性質。開花期は4〜10月で、長く楽しめます。花色は青、紫、ピンク、白、黄、複色など。草丈は20〜30cmで、種類によっては這うようにして広がる匍匐(ほふく)性タイプもあります。
〇トキワカンゾウ(アキノワスレグサ)・・・別名アキノワスレグサといい、ノカンゾウ、ホンカンゾウの亜種。丈30~60cmで常緑の多年草。九州から沖縄の海岸近くの草地に多く、秋にノカンゾウに似た濃い朱色の花が咲く。鉄分、ミネラル、ビタミン、線維が豊富で沖縄では、クワンソウといい葉を野菜として食する他、根にはオキシピナタニンが含まれ、古くから安眠やリラックス効果があるといわれており、睡眠改善効果をうたったサプリメントが作られている。
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山野草泥棒。
http://kabuto1952.exblog.jp/33202480/
2023-06-26T04:10:00+09:00
2023-06-26T06:31:56+09:00
2023-06-26T03:06:45+09:00
kabuto1952
花・植物
〇一夜花となった「ムヨウラン」・・・6月10日を忘れない。
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佐賀路~芥屋海岸花散歩。
http://kabuto1952.exblog.jp/33180706/
2023-06-18T05:43:00+09:00
2023-06-18T16:33:37+09:00
2023-06-16T17:48:36+09:00
kabuto1952
花・植物
「松浦道の駅」を夜明けと共にスタートして、花散策で周辺部を走り回った。当日は30℃を超える真夏日で、暑くてたまらない一日だった。
第一目的の花は「ナヨテンマ」だった。友人と一緒に探したので、比較的短時間のうちに発見することが出来た。多少ピークを過ぎた感もあるが、嬉しい出会いだった。
〇ナヨテンマ・・・ナヨテンマとは、樹林帯の林床に自生する腐生植物で、1本の花茎には肌色のような淡褐色をした、鐘形の花を複数咲かせます。光合成をしないため、葉が退化した鱗片葉を花茎に持っており、葉は互生です。草丈は50cm程にも伸び、根茎は肥厚します。赤橙色の唇弁には突起があり、三角形です。唇弁以外は、根茎を含め全身が同色です。花は上部の背萼片1つと左右の側萼片2つが合着しています。鐘状の花の内側に小さな2つの側花弁が耳のように存在しています。花の中央部から下に唇弁、上に蕊柱があります。常緑広葉樹林だけでなく、スギやヒノキといった常緑針葉樹の植林でも見つかっています。
「ナヨテンマ」を鑑賞後は、「ヒナラン」と「ジガバチソウ」を五年ぶりに鑑賞することにした。2018年に九千部岳にヤマボウシを鑑賞に登った際に、クモキリソウを一緒に撮影していた女性から、この二つの花の情報をいただいて鑑賞することが出来た花だ。懐かしくパチリ!!。
アブラギリ、バリバリの木。
〇アブラギリ・・・トウダイグサ科の落葉高木。種子から桐油を採取するため江戸時代前期に中国から伝播した。葉や果実がキリに似ることから「アブラギリ」と名付けられた。日本の中部地方以西の本州、四国及び九州に自生するという説もあるが真相は不明。
〇バリバリノキ・・・同属のカゴノキに似るが、葉は細長く10~20センチ程度で、先端が尖る。葉は枝先に集まってつき、葉と葉が風で擦れる音から「バリバリノキ」という名前になったという説があるものの、それほど硬い葉ではなく、真偽は不明。他には葉や枝に油分が多く、バリバリとよく燃えることから命名されたとする説もある。雌雄異株で8月頃に花を咲かせ、花の後には実ができる。花は薄い黄緑色の小花が集まったもので、それほど美しくはない。実はカゴノキに比べるとより大きく、越冬した後、6月頃に黒紫色に熟す。
友人とは別れて福岡へと帰宅したが、帰路で芥屋海岸に立ち寄ることにした。綺麗な海の展望は広がっていたが、車内の温度計は、糸島周辺で32℃を記録するような暑さだったので、ゆっくりと海岸線を歩いて楽しむような状態ではなかった。
芥屋海岸で鑑賞した花々。ウマノスズクサ、ナミキソウ。
芥屋海岸周辺で見かけた花々。アカバナルリハコベ、ハマツメクサ、カワラマツバ、キョウチクトウ。
家に帰ったら「黄金オニユリ」が咲いていた。今年は二株咲きそうだ。下記写真の上段は昨年のムカゴから育った三代目の株と今年出来ているムカゴ。後三年もすれば「黄金オニユリ」の畑が出来るかな。原種は対馬では絶滅したみたいだから、是非とも広げてみたいものだ。
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新宮海岸花散歩。
http://kabuto1952.exblog.jp/33128775/
2023-06-01T15:56:00+09:00
2023-06-02T04:37:35+09:00
2023-06-01T12:35:33+09:00
kabuto1952
花・植物
早朝は曇天だったけど、それなりに綺麗で穏やかな海の景色を眺めることが出来た。後背地の松林は「楯の松原」の名称がある。新宮オルレを歩いて以来の海岸だったけど、芥屋海岸とはまた違った風情を味わうことが出来る海岸だ。もう少し頻繁に訪れることにしよう。
今日一番見たかった花は「シタキソウ」だった。二年前に明星山で初鑑賞して以来、福岡市内でも鑑賞することが出来ないか探していた。昨年は、御二人の方から情報をいただいて、古処山と宝満山で探したが、見つけることが出来なかった。先週は宝満山で探して空振りしたが、今年は何とか捕まえたいものだ。
〇シタキソウ・・・和名はシタキリソウ(舌切草)が変化してシタキソウになったと思うように牧野富太郎博士は述べているが、今ひとつピンと来ない。しかしニシキギ科のシタキツルウメモドキの方は、蔓の下部が木のようになるツルウメモドキだからと牧野博士はちゃんと説明しているので、同じ語源とは言うことは無さそうだ。千葉県以西~四国、九州の近海地の山林内に生える蔓性の常緑多年草で、宮崎の都井岬が南限らしい。最新分類ではガガイモ科はキョウチクトウ科に移行させられた。
砂山全体を覆っていたコウボウムギの集団。
〇コウボウムギ・・・コウボウムギは海浜に生育する多年生の草本。東アジアの海岸に広く分布し、砂丘上にやや疎な群落を作る。葉は厚く、表面は滑らかで縁に細かい鋸歯がある。雌雄異株で地下茎を伸ばし、節から新しい株を出す。古い葉鞘の繊維が地下に残り筆のような形になり、実際に筆として使われたこともあると言われ、別名のフデクサ(筆草)はこれにちなんでいる。これを弘法大師の筆にたとえ、雌小穂と実の形が、ムギに似ているため弘法麦と呼ばれる。
ハマボウフウも芥屋海岸とは違って、砂浜をビッシリと覆っていた。
〇ハマボウフウ・・・ ハマボウフウ(浜ぼうふう)は海岸の砂地にごぼうを細くしたような長い根を地中深くに伸ばし、地表に這うように葉を広げます。茎の部分は赤紫色をしており、葉には厚みと表面に艶があり、縁が小さくギザギザした感じで縁取られたような感じになっています。噛むとセリ科特有の清清しい風味が口に広がります。「ハマボウフウ」も薬草として知られる同じせり科の「ボウフウ」と同じような薬用効果があるといわれています。民間療法では根の部分が用いられ、発汗、解熱、鎮痛などの他、婦人病や糖尿病にもいいと言われたりしています。
スナビキソウは、大分県の姫島で鑑賞して以来かな。「2011大分県のレッドデータブック」を参考に追いかけた花だった。福岡県の海岸で、開花した花を鑑賞したのは初めてだった。アサギマダラも一匹だけ飛んでいた。
〇スナビキソウ・・・スナビキソウはムラサキ科スナビキソウ属の植物。海岸に生える草である。地下茎が砂の中に長い地下茎を引いて増えるので「砂引草」の名前がついた。花期は5~8月。花は5裂し、茎の先にかたまって、集散花序という形で咲く。花は白く、中心部は黄色い。ムラサキ科の花に共通の独特な印象がある。分布は北海道、本州、四国、九州。コルク質の実が海水に浮かんで遠方に広がる。したがって、漂流物が打ち寄せる砂浜に見られることが多いという。以前は観察できた海岸でも、環境変化で消滅したところが少なくない。花には香りがあり、強く昆虫を惹きつける。特にアサギマダラという蝶が集まることに関しては、大分県姫島が有名である。
その他の松林や砂浜見かけた花々。ハマエンドウ、ハマヒルガオ、ハマタマボウキ。
〇ハマタマボウキ・・・海岸の砂浜の上に生えるが、上に伸びるというより這うように伸び、遠目には雑草が這っているようにしか見えない。 アスパラガスの仲間で、花を見るとキジカクシとよく似ている。 山口県から九州北部にかけての砂浜にあるが、花好きでもなければ気にも掛けないせいか、生育地ではごく普通に見られる。
西洋バライチゴ(ブラックベリー)、イチヤクソウ。
〇セイヨウバライチゴ・・・日本の バライチゴ の仲間で北米原産。別名ブラックベリー。ブラックベリーは改良された品種だが、日本各地に野生化し、帰化植物とされることもある
カワラヨモギ、ケカモノハシ、ネズミモチ、オニシバ。
〇カワラヨモギ・・・カワラヨモギは、キク科ヨモギ属の多年草。茎の下部が木質化し、低木状になるため「亜低木」とされる場合もある。古くは平安時代の辞書である『和名類聚抄』(10世紀前半成立)巻20「草類」の項目で、菊の和名として、「加波良與毛木(カワラヨモギ)」が記述される。花をつけないで先にロゼット状に葉を叢生(そうせい)させる短茎と、花をつける長い花茎がある。
〇ケカモノハシ・・・ケカモノハシ は、イネ科の植物の1つ。同属の植物であるカモノハシに似るが全体に毛が多く、砂浜に生える。
〇オニシバ・・・海辺の砂浜に生える海浜植物で多年草。芝生のシバの仲間だが花穂が大きくごついので名前に鬼が冠されているというが、小型植物なので鬼っぽさは感じないだろう。芝生のようにびっしり群生することはなく、地下茎を伸ばしてぱらぱらとまばらに生える。草丈は人の足首まで。ぱっと見は小さなササ(笹)が生えているかのよう。
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昭和の森花散歩。
http://kabuto1952.exblog.jp/33097371/
2023-05-22T21:40:00+09:00
2023-05-22T23:42:55+09:00
2023-05-22T20:55:50+09:00
kabuto1952
花・植物
登山道を飾っていたのは、ウツギの白い花だった。丁度開花のピークでとても綺麗だった。
エゴ、コガクウツギ。
一本だけだったけどヒトツボクロが開花していた。この花の存在を知り、九重や由布岳山麓を探し回ったんだよね(笑)。我が家に近い福岡市内の近郊の山々に沢山存在するのを知って、拍子抜けした思い出が蘇る(笑)。此の地でも昨年葉っぱの存在を教えてもらっていた。開化した状態を鑑賞出来たのは今日が初めてだった。感無量でパチリ!!。
ヤマツツジも開花を始めていた。
コギメウツギ、サクランボ。
コキンバイザサ、ジガバチソウ、イチヤクソウ。
ジャケツイバラ、ヤシャブシ、ヤブムラサキ、ヤブニッケイ。
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サルメンエビネが消滅したそうだ!。
http://kabuto1952.exblog.jp/33053773/
2023-05-07T02:47:00+09:00
2023-05-10T00:55:48+09:00
2023-05-07T01:15:32+09:00
kabuto1952
花・植物
2015年に裏英彦山で初めて鑑賞したサルメンエビネ。この時は嬉しかったね~!!。この花が全て消滅したと思うと、とても悲しいね。
2016年に、現在の立ち入り禁止の場所で初めて鑑賞したサルメンエビネ。工事が終わり、立ち入り禁止が解除される頃には、間違いなく登山を止めているだろうから、此処のサルメンエビネも昨年で見納めと思っている。
2012年5月に初めて由布岳山麓で鑑賞したサルメンエビネ。当時はこんなに綺麗な状態だったんだね。来週後半にもう一度鑑賞に行ってみよう。
昨日は、「ホソバノアマナ」まで気になる情報があるけど・・・大丈夫かな??。
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「植物学の日」・・・4月24日。
http://kabuto1952.exblog.jp/33023929/
2023-04-25T21:02:00+09:00
2023-04-25T21:13:10+09:00
2023-04-25T19:17:53+09:00
kabuto1952
花・植物
〇『牧野日本植物図鑑』で知られる植物学者・牧野富太郎博士は、1862年5月22日(文久2年4月24日)の生まれ。旧暦ですが4月24日は、その生誕を記念して「植物学の日」になっています。出身は、土佐国佐川村(さかわむら/現・高知県高岡郡佐川町)。平成21年の映画『黄金花』で牧野富太郎博士をモデルにした牧老人は、原田芳雄が好演。令和5年放送のNHK連続テレビ小説『らんまん』(主演・神木隆之介)の主人公・槙野万太郎(まきのまんたろう)のモデルが、牧野富太郎です。故郷である高知県佐川町の佐川町総合文化センター内に牧野富太郎資料展示室、高知市五台山に高知県立牧野植物園があるほか、東京都練馬区東大泉の自宅跡地は練馬区立牧野記念庭園になっています。墓所は、東京都台東区谷中の天王寺墓地。
〇我が家には、家内のお父さんからもらった「牧野植物大図鑑」もある(笑)。家内のお父さんは、山野草の散策に熱心で、「街の植物博士」として有名な人だったからね(笑)。存命でおられたら色々教えてもらえたんだけどね。牧野氏は朝ドラでも話題になっている時期だ。この時期だから、色々な花の本を引っ張り出して、今まで観察した花々をもう一度研究してみようかな・・・どうせ三日坊主だろうけどね(笑)。
朝ドラの影響で「ヤマトグサ」を鑑賞に行かれる方が増えているよね。自分は、5年前の4月24日に鑑賞している。丁度牧野氏の誕生日だったんだね。実に奇怪な花だよね。
スミレは全く分からないが、野焼き跡の湯布院で鑑賞したスミレは、「サクラスミレ」と「チシオスミレ」だそうだ。27日、28日はアケボノツツジの鑑賞に行くつもりだから、帰路で湯布院にまた立ち寄ってみよう。そろそろ「ホソバノアマナ」も咲き始める頃だろう。
〇サクラスミレ・・・日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の日当たりのよい草原に生育する。本州の中部地方以北の山地に多いが、西日本では高地に見られる。世界では、朝鮮半島、中国大陸(東北部)に分布する。和名のサクラスミレは「桜菫」の意で、花の色が華美であり、花弁の先端がサクラの花弁のように切れ込むからという。種小名(種形容語)hirtipes は、「多毛の茎の、短剛毛ある柄の」の意味。
〇チシオスミレ・・・サクラスミレで葉の葉脈部が赤くなっているのがチシオスミレです。花は全く同じです。サクラスミレは毛が多いです。花の測弁の内側には、細かい毛が密生し、花柱は下からのぞかないと見えないほどです。花茎も毛が多い個体が多いです。大きく美しいでみれですが、なぜか密集して生えることはなく、ポツンぽつんと生えることが多いです。
ホソバノアマナ。今年も鑑賞出来たら嬉しいね。
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