「寒露」の阿蘇〜九重〜湯布院花散歩。
2025年 10月 09日
9日・10日の二日間で、九重への朝駆け登山(星生山、三俣山)と阿蘇、湯布院を含めた地域の花散策を目的に9日深夜に福岡を出発したが、途中で二度仮眠した為に、九重での御来光鑑賞には間に合わなくなり、予定を変更して御来光は大観峰で眺めることにした。予報に反して、早朝時は曇天で雲厚く、全く展望の無い夜明けを迎えることになった。阿蘇では二か所で花散策後に九重へと向かった。九重での花散策の本命は、昨年教えてもらった「クロヤツシロラン」と数年来鑑賞していない「イワギク」を再度鑑賞することだったが、「クロヤツシロラン」はとっくに開花期が終わり、「イワギク」は期待むなしく今年も鑑賞することは出来なかった。気落ちして、翌日予定の由布院へと花散策へ向かうことにした。由布院で山野草を鑑賞後は、由布院道の駅で車中泊して、10日は久しぶりに三俣山へ御来光登山の予定だったが、気力も無くなり、深夜のうちに福岡へと帰宅して来た。122日。2673日。
御来光前の大観峰からの展望。九重や祖母山方面は全く展望は無かった。それにしても、大観峰は車で来れるので、平日なのに若者の姿が目立って多い。

阿蘇原野二か所で花散策、ミヤコアザミ、アソノコギリソウ、キバナアキギリ、ナガミノツルキケマン。

キツリフネ、ハガクレツリフネ、紅白のタカネハンショウヅル。

ヤマハッカ、アカネ、レモンエゴマ、ヨメナ。

カナムグラ、イヌショウマ、ヤマノイモ、オタカラコウ。

阿蘇で花散策後は九重へと向かう。九重ではみそこぶし山を往復して花散策を楽しんだ。風が吹いて心地良かったが、日射しが強烈でかなり日焼けした。ススキ越しに眺めたみそこぶし山と湧蓋山の展望。

みそこぶし山への登山道は、ドウダンツツジも色付き始め、ほのかに秋の気配が漂っていた。来週後半には大船山や三俣山へ紅葉鑑賞に再訪したいものだ。

一目山山麓からみそこぶし山山頂周辺で鑑賞した花々。今年はセンブリとウメバチソウが大盛況。アキノキリンソウ、リンドウ、センブリ、ウメバチソウ。今回は、数年ぶりに「イワギク」を鑑賞したいと思って、みそこぶし山周辺を隅々まで歩き回ってみたが、残念ながら探し当てることは出来なかった。意外と湧蓋山山頂迄往復すれば、登山道の何処かで鑑賞することが出来るのかも知れないが、早朝ならいざ知らず、まだ日中の暑い時期に、花探しであそこ迄往復する元気は全く無かった(笑)。

ヤマラッキョウ、ツクシコゴメグサ、ヒゴタイ、ミヤマキリシマ。

みそこぶし山から下山後は、男池を経由して神角寺渓谷周辺の山野草を鑑賞しようか、湯布院に向かおうか考えたが、翌日もまた九重を歩く予定だったので、湯布院の花散策を優先することにした。男池の周辺部では「クロヤツシロラン」の情報を昨年いただいていたので、初鑑賞を楽しみにしていたが、残念なことに、今年はとっくに開花期が終了していた。ノカンゾウ、ミツバベンケイソウ、シラネセンキュウ、花後のクロヤツシロラン。

湯布院では、三か所で花散策をしたが、「ムラサキセンブリ」と「オウダイトウヒレン」は見つけられなかった。「オウダイトウヒレン」は昨年も見つけられなかったので、鹿の多い由布岳山麓のことだから鹿の餌食になったのかも知れないね。

スイラン、シラヒゲソウ、イヌセンブリ、花後のカワミドり。

翌日は、三俣山に御来光登山の予定だったが、道の駅で休憩しているうちに段々と厭戦気分になり、日田の家にも立ち寄らずに深夜に福岡へと帰って来た。福岡への120キロも、物凄く遠くに感じて、三度も仮眠してやっとの思いで帰って来た。山歩きも花鑑賞も段々と気力が萎えて来て、あと一歩が出なくなってしまったな(笑)。来年の5月で74歳になる。長距離を歩けば、また痛みが出るかも知れないが、今のところ痛みは出ていないので、もう少しは山歩きが出来るかな(笑)。













by kabuto1952
| 2025-10-09 17:40
| 九重・阿蘇・湯布院花散策。
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