「てっぺんの向こうにあなたがいる」。
2025年 09月 25日
吉永小百合さんが田部井淳子さんを演ずる「てっぺんの向こうにあなたがいる」の封切り(10月31日)が待ち遠しい。登山が趣味の「サユリスト」にとっては最高の贈り物だね!!。
〇 女優・吉永小百合(80)が24日、東京国際フォーラムで行われた主演映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」(10月31日公開、阪本順治監督)の完成披露試写会で舞台あいさつした。「てっぺん―」は吉永の124本目の映画出演作で、女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功した登山家・田部井淳子さん(2016年死去、享年77)の成功と苦悩が描かれる。阪本監督らは、スペイン最大の「第73回サン・セバスティアン国際映画祭」での世界初上映から22日に帰国したばかり。現地で大反響を見届けての“凱旋上映”となった。邦画界の女優の“てっぺん”に立つ吉永。この日を迎え、何度も涙ぐみ、こらえようと口を一文字にする場面も。田部井さんと実際に会って話したときを改めて振り返り「明るく力と決断力がすごい人。こんなふうに生きられたら。私は山登りはあまりできないけれど、一歩一歩、前を向いて歩いていきたい」と人生に大きな影響を与えた人物であることを強調した。ステージ上に設置されたエベレストの大看板が目に入ると「この頂に田部井さんは立ったんだな」との思いを新たに。スペインでは「上映後は(観客に)360度囲まれた。『山登りを通して人生が描かれている』と言われたのが印象的だった」と阪本監督。そしてオーストリアの世界的な女性登山家ゲルリンデ・カルテンブルンナー氏から、田部井さんの映画をつくってほしいと思っていたのでうれしい、と感激されたという。この報告を受けた吉永は「本当は…」と切り出し、「アメリカが作ろうとしたんですね。その権利が切れたことで、今回のような形になった。ラッキー。天国から田部井さんが応援してくださっていたんじゃないかと思う」と意外な事実を明かし、田部井さんに感謝した。今作は韓国、ハワイの映画祭でも上映。10月27日開幕の東京国際映画オープニング上映作にも決まっている。
〇俳優の吉永小百合さんとのんさんが、映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』の第38回東京国際映画祭 オープニング上映舞台あいさつに登壇しました。日本を代表する登山家・田部井淳子さんの実話をもとに、エベレストの女性初登頂から晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けるという壮勇な生涯を描いた本作品。きょう開幕した『第38回東京国際映画祭』のオープニングを飾る作品に選ばれています。主人公・多部純子を演じる吉永さんは、2012年にモデルとなった田部井さん本人と対面したことがあるそうで、“本当に明るくて積極的で活き活きとしている彼女の大ファンになりました。このような役を演じられてとても幸せ”と、にっこり。 吉永さんは、前帯に〝推し〟の田部井さんの顔がプリントされ、後ろには田部井さんも登った世界最高峰のエベレストがデザインされた華やかな特注帯を身に着け登場し、観客を沸かせました。のんさんは、吉永さん演じる多部の青年期を演じるということで、撮影が一緒になるタイミングは無かったということですが、 “クランクアップの日に富山で撮影があったんです。駅からも離れていて来づらい場所だったが、サプライズで吉永さんが現場におひとりで駆けつけてくださったんです。その日は、撮影を終えて皆くたびれていたんですけど、吉永さんが来てくれた~!っていうので、本当に報われた気持ちになって…”と、感激したエピソードを披露。すると吉永さんは、実は、どこで撮影しているか詳しいことが分からないまま、ひとりで新幹線に乗り富山駅へ向かっていたと告白。 “プロデューサーに電話したら「ホテルから1時間くらいかかる。帰りなさい」みたいな(笑)そんな強い言葉ではなかったんですけど… それでもどうしても皆さんにお疲れ様を言いたくて、タクシーで1時間くらい走って駆けつけることができました”と、サプライズの裏側をお茶目に明かしました。
〇イベント終盤、フォトセッションを行う際に、カメラマンから帯の後ろを見せてほしいとリクエストされると、 快く後ろを向き、「こう?」と何度も客席側を振り返る大サービスをする『見返り美人・吉永さん』の姿に、会場は温かい笑顔に包まれました。
by kabuto1952
| 2025-09-25 12:12
| その他
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