筑後川流域から鳥栖周辺迄の「秋分」花散歩。
2025年 09月 23日
今日は、先日日田市内で鑑賞出来なかった「タコノアシ」について情報をいただいたので、筑後川下流域まで走ることにした。結果は残念ながらまたしてもキャッチすることが出来ずに、綾部神社~五万ヶ池~大保池で花散策をしながら、14時過ぎには帰宅して来た。未知の花の収穫は残念ながら無かったが、曇天で酷暑は避けられたこともあるが、ようやく「ドラキュラの棺」を抜け出して、日中でも出かける気分になって来た。明日からの天気予報はあまり良くないが、週末までに裏宝満、由布岳、九重を歩いて、膝に違和感を全く感じないまでに回復していたら、来週からいよいよ遠征のスタートを切ることにしよう。「暑さ寒さも彼岸まで」・・・長くて暑い夏だったな(笑)。113日。2684日。

探すのに苦労する環境だった(笑)。アシに隠れて存在しているとのことだったが・・・。

筑後川周辺の草むらで鑑賞した花々。クサムネ、マメアサガオ、ヒレタゴボウ、メリケンムグラ。

背振を越えれば、必ず立ち寄るのが綾部神社。目的は「綾部のぼた餅」(笑)。お彼岸でもあるので、大勢の参拝者がおられた。

鷹取山山中の「五万ヶ池」に立ち寄る。先日佐賀市内の神野公園でキャッチした「ヒメビシ」の花を此処でもキャッチした。

「五万ヶ池」から小郡の大保池に向かう。数年前に「オニバス」が発見されて話題になっていたので、今回帰路で立ち寄ってみたが、大保池自体が良く分からなかった(笑)。昼過ぎには気温も30℃に達して暑くなって来たので、池の散策はほとんどせずに帰宅することにした。
〇「秋分」・・・9月23日(火)から10月7日(火)までは、二十四節気の「秋分」です。今日9月23日(火)は「秋分の日」で、国民の祝日の一つでもあります。この日、太陽は真東から出て、真西に沈み、昼と夜の長さはほぼ等しくなります。春分の日(2025年は3月20日)も同様です。「彼岸」とはそもそも、仏教で迷いのない悟りの境地のことを指します。一方、私たちが今いる世界は「此岸(しがん)」で、迷いに満ちた現実世界です。お彼岸にお墓参りをする人は多いでしょう。では、どうして彼岸に墓参りをするようになったのでしょうか。それは、極楽浄土と関係があります。日本ではかつて、極楽浄土は西のかなたにあると信じられていました。そして、太陽が真西に沈む春分の日や秋分の日は、極楽浄土に最も近づける日と考えたのです。そのため、春分や秋分と供養が結びつき、これらの時季に仏事が行われるようになったといわれます。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉もあります。暑さは秋の彼岸まで、寒さは春の彼岸までで、それ以降はほどよい気候になることをいいます。
道の駅から眺めた佐賀平野、金峰山、雲仙までの展望。筑後川下流域。





〇大保池のオニバス・・・平成29年9月、市内在住の高校生から「絶滅危惧種のオニバスが大保池に生息している。」との連絡が市に寄せられ、オニバスの生育調査を開始しました。平成30年の調査では、大保池の全域にわたってオニバスが120株ほど生育していることを確認しました。1株あたり十数枚の葉がついており、県内の他の生息地と比較し、非常に良好な状態でした。また、オニバスの他に、希少植物(ツクシオオガヤツリ、イチョウウキゴケ)や昆虫(ミナミメダカ、ドジョウ、コガタノゲンゴロウ、ウスイロシマゲンゴロウ、コオイムシ)等が生育しており、環境そのものも高く評価され、市の天然記念物に指定し、その保全を図ることとなりました。オニバスは、池・沼に生息する8月から9月が最盛期の1年草です。葉の表面に鬼の角のような突起を持ち、これが何度か生え変わりながら最大で直径1.5㍍から2.0㍍まで成長します。9月から10月には水上に紫色の『開放花』と、水中に緑色のつぼみ状の『閉鎖花』を咲かせます。オニバスは、毎年発芽するとは限らない植物ですが、これからも咲き続くことを願います。
by kabuto1952
| 2025-09-23 20:18
| 花・植物
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