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そうだ!山に登ろう

登ってきました!あの山この山!

奄美大島観光旅行・・・二日目。

「奄美大島ツアーの二日目」。朝食は6時半からなので、それまでホテルの周辺を散歩しようかと思っていたが、早朝時は雨が降っていたので、散歩は止めて、ロビーで「南海日日新聞」を読んでいたら「マングース根絶に思う」の記事があった。
〇奄美大島は、2000年以後、総額36億をかけて、33千頭のマングースを捕獲したそうだ。お陰で夜の道を歩けば、アマミノクロウサギに遭遇するほど、希少種の生息数は回復傾向にあるそうだ。春の便りを皆んなが待ち望むカンヒザクラ、ハイビスカス、アカギ、モクマオウも皆外来種だそうだ。昨日観光路の周辺で観賞した、樹木や花も大半は外来種かな?。

「国直集落のフクギ並木」は、およそ100年前に防風林として整備されたフクギが並木道を作っています。フクギとは、熱帯性常緑高木の一種。葉の密度が高いため、沖縄では街路樹や防風林として古くから活用されてきました。
〇フクギ・・・フクギはフクギ科フクギ属の常緑高木。樹高は10-20m。葉は対生で、長楕円形または卵状楕円形で長さ8-14cm。雌雄異株で、花期は5-6月。1.5cmほどのクリーム色の5弁花を葉の付け根に咲かせる。果実は直径3cmほど、3-4個の種子を含む液果で黄色く熟し、クビワオオコウモリ等のオオコウモリ類の餌となる。フィリピンに分布し、台湾ではフィリピンと同じ生物圏に属する台東県の蘭嶼、緑島に分布する他、台湾本島にも移入され、植栽されている。日本では沖縄県や奄美群島等で防風林・防潮林として植栽されている。日本のものは帰化(移入)とされているが、八重山諸島(石垣島、西表島、与那国島)には自生個体もあるという見解もある。
下記の写真の下段は、サンゴで造った屏。
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フクギの並木道を通過して海岸を歩いた。
〇オカヤドカリ・・・オカヤドカリ(陸宿借、陸寄居虫)は、熱帯域に広く分布するヤドカリの仲間で、和名の通り成体が海岸付近の陸上部で生活する。分類上は、エビ目・ヤドカリ下目・オカヤドカリ科・オカヤドカリ属 Coenobita に属するヤドカリの総称であると共に、日本ではその中の一種 C. cavipes に「オカヤドカリ」の和名が当てられる。日本に生息するオカヤドカリ全種が、国の天然記念物に指定されている。大まかな体の構造や、巻き貝の貝殻を利用して身を守る点については他のヤドカリと同様だが、他のヤドカリが主に海生であまり水上に出ないのに対し、オカヤドカリは名前が示すとおり成体が陸上生活をする。また、他のヤドカリよりも脚や鋏脚が太く頑丈で、これは同じ科のヤシガニにも通じる。陸上での生活に適応するため、オカヤドカリは貝殻の中にごく少量の水を蓄え、柔らかい腹部が乾燥するのを防ぎ、陸上での鰓呼吸も可能となっている。しかし定期的な水分補給や交換が必須で、オカヤドカリは水辺からそれほど遠く離れられない。
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海岸の近くで鑑賞した花々。プルメリア、ネムノキ、クロイワザサ。
〇クロイワザサ・・・海辺の砂浜の中に良く見かける匍伏性多年生草本。匐枝は節で下根し、長さ1m以上になる事がある。稈は立上がり高さ10cm位。葉は線状長楕円形、長さ2~5cm、扁平で鮮緑色、先は鋭く尖り、無毛、又は絹毛がある。 鞘は広く絹毛があり、葉舌は有毛。穂状花序は単一の総からなり、長さ1~2cm程度、小穂は長さ4.4~4.9mm。下部は雌または両性小穂、上部には雄性小穂をつける。 頴は鈍頭で縁に毛があり、第一頴は微小、第二頴は卵状長楕円形で5脈を有し、端はひげ毛がある。分布はトカラ列島以南。沖縄、小笠原、台湾、中国南部、他旧世界の熱帯地方。開花は4~12月。
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奄美野生生物保護センター・アマミノクロウサギミュージアム。
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〇ルリカケス・・・体長約38センチメートルのカラス科の鳥で,つやつやとした青紫色と赤栗色の美しい羽根をもっていて,人が近づくと「ギャー,ギャー」とさわがしい声で鳴きます。おもにシイやカシの実を食べ,それらを貯めることもあります。奄美大島や加計呂麻島などに生息する固有種です。
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〇アマミノクロウサギ・・・アマミノクロウサギは、哺乳綱兎形目ウサギ科アマミノクロウサギ属に分類されるウサギ。本種のみでアマミノクロウサギ属を構成する。日本の奄美大島と徳之島の遺存固有種で、絶滅危惧種。環境省による2021年時点推定での個体数は合計1万1549~3万9162匹、内訳は奄美大島が1万24~3万4427匹(2003年調査では2000~4800匹)、徳之島が1525~4735匹(同100~200匹)で、天敵フィリマングースの捕獲・駆除により個体数は回復傾向にある。一族一種。耳が短く、ウサギの古い原種の特徴を残すと言われる。頭胴長(体長)41.8 - 51センチメートル。尾長1.1 - 3.5センチメートル。体重1.3 - 2.7キログラム。全身は光沢のある長い体毛と、柔らかく短い体毛で密に被われる[4]。背面は黒や暗褐色、腹面は灰褐色。眼は小型。耳介も小型で、耳長4.1 - 4.5センチメートル。四肢は短く、特に後肢は短い。後足長8.5 - 9.2センチメートル。指趾には爪が発達し、穴を掘るのに適している。属名Pentalagusは「5つの歯のあるウサギ」の意で、模式標本となった個体の上顎臼歯が左右5本ずつしかなかった(ウサギ科は通常左右6本ずつ)ことに由来する。本種も通常は上顎臼歯が左右6本ずつある。椎骨の突起は水平方向に長い。出産直後の幼獣はほとんど体毛が無く、眼も閉じている。形態およびDNAによる分子系統学的解析、生態からウサギ科内でも原始的形態を残した種と考えられている。奄美群島に本種のような原始的形態を残した遺存種が分布する理由として、中新世にアジア大陸に生息していたアマミノクロウサギ(の祖先)が、地殻の変動により島嶼に隔離され、その後ノウサギ属が侵入しなかったためと考えられている。
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ハナハナビーチリゾートで昼食(マグロ丼)。海岸散歩(サンゴ拾い)。
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〇ハナハナビーチリゾート・・・奄美大島南部、豊かな森と海に抱かれた大和村(やまとそん)。東シナ海を望むビーチ近くに2024年4月、待望の本格天然温泉を愉しめる「奄美温泉 大和 ハナハナビーチリゾート」が完成しました。地下1,600mから湧き出る奄美大島唯一の天然温泉。渓谷を思わせるプール、アウトドアサウナ、ビーチグランピング、奄美グルメを満喫できる、これまでにないリゾート施設です
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ハナハナビーチ周辺に咲いていた花々。ベニヒモノキ、ハマユウ、ハマニガナ、ハマゴウ。
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「アランガチの滝」・・・豪快に流れ落ちる三段滝で、霊峰湯湾岳を源流とする滝の落差は約30m。奄美を代表する滝のひとつです。山の恵みを受けた、タナガ(川エビ)やコウガン(川ガニ)などがたくさん捕れます。
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「アランガチの滝」の周囲で見かけた木々や花々。ハイビスカス(フラミンゴ)、ツルマオ、ヒメバショウ、グアバ。
〇ツルマオ・・・東海地方から中国地方までの本州、屋久島以南の南西諸島各島の低地で湿り気のあるところに生え、国外では台湾、中国~インド,マレーシアに広く分布する多年草。全体に短毛がある。葉は十字対生で、披針形、先は尖り、葉柄はなく、3行脈が目立つ。花期はほぼ周年、葉腋に白黄色の花が密につく。「つる」の名を冠するのは、茎が地面を這うからであり、先端は立ち上がって上に伸びる。
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ウコン、タイワンツクバネウツギ、ヒカゲヘゴ、アマミクサアジサイ。
〇アマミクサアジサイ・・・ コアジサイ や ジョウザンアジサイ のように装飾花と呼ばれるガクがなく、両性花のみ。それに、名前のように草の仲間。日本では奄美大島と西表島にだけ生える固有種。個体数が減り、「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い」という絶滅危惧IB類(EN)に指定。
〇タイワンツクバネウツギ・・・奄美大島・沖縄の、海岸や山地の岩地に稀に生育する半常緑低木。名は果実がプロペラ状の萼片をつけ、羽根突きの「衝羽根」に似ていて、台湾に生育することに由来。主に中国大陸に分布する Linnaea chinensis を基本種とする変種。環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」の絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
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僅か二日間の旅でしたが、今回も楽しい旅になりました。まだまだ暑い日が続きますが、秋の陣のスタートです。今週から少しづつ日中の行動を増やして、暑さ対策に十分配慮して慎重に行動したいと思っています。
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by kabuto1952 | 2025-09-10 16:43 | 離島・半島・灯台巡り | Trackback
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