山岳遭難事故が多発していることから、環境省中部山岳国立公園管理事務所(松本市)は9月13日から一か月間、北アルプス上高地(同)から入山し、槍穂高連峰などの高山帯を目指す人が通過する横尾にゲートを設け、登山者に装備や体調、マナーの確認を促す実証実験を始めるそうだ。・・・横尾山荘に宿泊して涸沢の紅葉を眺めたのは13年前だ。まだ登山を始めたばかりの元気満々な60歳の頃だね(笑)。もう一度くらいは涸沢の紅葉を眺めに穂高を目指したいものだね。登っておいて良かったな!!。
下記写真は、北穂高岳山荘のテラスからの大キレット、槍ヶ岳の大展望(2012年10月)、下段は涸沢の紅葉。ピーク時の紅葉は、僅か三日間しか無いと言う、「涸沢の紅葉」をドンピシャリのタイミングで眺めるのはなかなか難しいそうだ。「人徳のなせる業だね」(笑)。

*
下記の記事は、ネット上で閲覧した「信濃毎日新聞」の記事を無断で拝借しています。
■環境省が1カ月の実証実験
〇環境省中部山岳国立公園管理事務所(松本市)は13日から、北アルプス上高地(同)から入山し、槍穂高連峰などの高山帯を目指す人が通過する横尾にゲートを設け、登山者に装備や体調、マナーの確認を促す実証実験を始める。期間は10月13日まで。近年、県内で山岳遭難が増えていることから、同事務所は、登山者に横尾で本格的な山域に入る意識を持ってもらい、準備不足による遭難や事故を減らしたいとしている。
■富士山以外で全国の国立公園で初か・・・環境省国立公園課によると、全国35の国立公園の山岳に装備などを任意で確認するゲートを設けるのは、山梨、静岡両県が条例に基づいて設置した富士山を除き、確認できる限りで初とみられる。ゲートは横尾山荘近くの避難小屋前に設け、午前6時~午後3時に同事務所が業務委託する認定NPO法人「信州まつもと山岳ガイド協会やまたみ」(松本市)のスタッフが駐在する。登山者は、県登山安全条例に沿った登山の準備や基本的なマナーを記した用紙を確認、署名して提出し、通過する。
■体力や時間の余裕も確認・・・チェックするのは「登山計画書を提出した」「自己責任で行動する意識を持ち、安全確保に努める」など9項目。裏面には必要な装備や、同事務所などが2023年にまとめた「自然環境へ影響を与えない」など5項目の「北ア山岳域利用ルール」も記載。同省は、槍ケ岳へ通じる槍沢方面は午後3時、涸沢、蝶ケ岳方面は午後2時を最終入域時間としており、体力や時間に余裕があるかも確認する。ゲート設置は登山道整備に登山者が協力する「北アルプストレイルプログラム」の一環。同プログラムのホームページから事前に用紙をダウンロードし、ゲートで提出することもできる。実験終了後に結果を検証し、来季以降の運用方法を検討する。
■「富士山とは違う目的」・・・富士山では夜通し登る「弾丸登山」など危険な登山や混雑が課題となり、24年3月に山梨県、今年5月に静岡県が夜間の入山規制や通行料の徴収を定めた条例を施行した。同省上高地管理官事務所の島充明・上席国立公園管理官は横尾でのゲート設置について「入山料を徴収する富士山と違い、登山者に意識を持ってもらうのが目的。ルールやマナーを守り、計画的な準備をお願いしたい」としている。