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そうだ!山に登ろう

登ってきました!あの山この山!

2025年初見の花木と山野草。

〇タコノアシ・・・タコノアシはタコノアシ科の多年草。赤い実を付けた姿がタコの足のようになることからこの名がある。日本の本州(青森県岩木川流域)から沖縄諸島のほか東アジア一帯に分布し、湿地や沼、休耕田など、湿った場所に生育する。高さは数十cmで、細長い葉がらせん状につく。放射状に数本に分かれた総状花序を茎の先につけ、その上側に9月頃小さい花を多数開く。これを上から見ると、吸盤のついた蛸の足を下から見たのに似ている。花はがく・花弁が各5枚、雄蕊が10本ある。雌蕊は心皮5個からなり下部で合着する。晩秋になると蒴果が熟し、また全草が紅葉する(ゆで蛸のようになる)。
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〇「バクチノキ」の花・・・関東地方南部以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布するバラ科の常緑樹。樹齢と共に樹皮が剥離する木肌の様子を、博打に負け続けて金を払えず、着物を脱がされ続ける博徒にたとえ、バクチノキと呼ばれる。日本以外では台湾に分布。 暖地の沿海地や山間の谷筋などに自生し、元来は庭木として使われることは少なかったが、江戸時代に博徒の信仰の対象となったことなどを契機として、庭園にも植栽されるようになった。葉は長さ10~20センチの長楕円形で枝から互い違いに生じ、縁には鋭いギザギザがある。表面は濃緑色で裏面は淡い緑色。先端は尖り、基部はクサビ形になる。 バクチノキの葉には青酸を含む杏仁水(バクチ水)が含まれており、咳止めや鎮痛剤に使われる。葉柄の上部には一対の「密腺」という小さな穴があり、杏仁水はここから採取できる。バクチノキの開花は9~10月。その年に伸びた枝葉の脇に長さ3センチほどの花序を出し、白い小花を房状に密生さる。 花は直径6~7ミリで下から順に咲き上がり、イヌザクラと同じように花序に葉はない。花の中央には雌しべが一つあり、30を超える多数の雄しべは花弁の外へ突き出る。花弁と萼は5枚。
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〇ミズアオイ・・・ハート型の葉をつけ美しい青紫色の花を咲かせる「ミズアオイ」。ミズアオイは、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種(NT)に指定されている植物です。かつては日本全国の水田や沼地、池、河川の下流域などに広く分布していましたが、除草剤の使用、基盤整備、河川の性質の変化などにより激減しました。佐賀県内では絶滅したと言われていましたが2019年に佐賀市内で偶然発見され、保護活動が始まりました。(10月11日佐賀市内)。
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〇ヤマゼリ・・・ヤマゼリ(山芹、学名: Ostericum sieboldii)はセリ科ヤマゼリ属の多年草。別名はヤツバ、鹿児島県(姶良郡、霧島山)ではウマゼリとも呼ぶ。中国名は、山芹。日本では、本州(青森県太平洋側以南)、四国、九州に分布する。特に、山地の林下、渓谷の縁、道端などの、やや湿った場所を好んで自生する。世界では、朝鮮半島、中国大陸(中国東北部の南部)に分布する。一稔生の多年生草本。開花まで数年かかり、開花・結実した個体は枯れる。全草に毛はなく、セリ科特有の香りがある。茎は円柱形で中空、直立して上部は多く枝分かれし、高さは60 - 100センチメートル (cm) になる。根元から出る葉(根生葉)は長い柄がついて束生し、2、3回3出羽状複葉になり、小葉は卵形または広卵形でやや薄い。葉の縁に粗い鋸歯がある。花期は夏から秋にかけて(7 - 10月ごろ)。茎頂か分枝した枝の先端に、小さな複散形花序を多数つけ、白い小花を傘状に多くつける。花は白色の5弁花で花弁は内側に曲がる。複散形花序の下にある総苞片、小花序の下にある小総苞片は線形から狭披針形。果実は長さ3.5 - 4ミリメートル (mm) の楕円形で、分果の背隆条は脈状で細く、側隆条は狭い翼状になる。油管は分果の表面側の各背溝下に1 - 4個、分果が接しあう合生面に4 - 8個ある。9月21日(奥八女)。
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〇アマミクサアジサイ・・・ コアジサイ や ジョウザンアジサイ のように装飾花と呼ばれるガクがなく、両性花のみ。それに、名前のように草の仲間。日本では奄美大島と西表島にだけ生える固有種。個体数が減り、「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い」という絶滅危惧IB類(EN)に指定
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〇ミフクラギ・・・種子は猛毒であり、実が赤く熟すため、マンゴーと間違える事故も発生している。枝葉を折った際にでる乳白色の樹液も有毒であり、目や粘膜に触れると腫れることからミフクラギという。沖縄方言ではミーフックヮーという。
〇トクサバモクマオウ・・・モクマオウ属は、オーストラリアと太平洋諸島に約30種分布している。この種は針葉樹に見えるが広葉樹で、退化した葉が1節に6~8個ついている。雄花は枝の先端に、雌花は葉柄につく雌雄同株である。耐潮風性が強く、海岸地緑化、防風樹として県内で広く利用されている。
〇ベニヒモノキ・・・ ベニヒモノキはインド(西インド諸島)、マレーシア原産の常緑低木。花期が長くて形に特徴があるので、熱帯植物を栽培している植物園の温室などでは栽培されていることが多い。50cm以上の長さになって垂れ下がる花序は圧巻である。
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〇クサトベラ・・・クサトベラはクサトベラ科の常緑低木。太平洋からインド洋にかけての熱帯・亜熱帯の海岸またはその近くに自生し、日本では薩南諸島以南の南西諸島と小笠原諸島に産する。クサトベラ科の中では分布域が広く、日本に自生する唯一種でもある(テリハクサトベラを変種または別種とすることもある)。
〇モミジアサガオ・・・モミジバヒルガオ(紅葉昼顔)は塊根が特徴的な多年生のツル植物で、成長が非常に早いです。若い茎は独特の赤みを帯びた色合いを持ちます。
〇ベンガルヤハズカヅラ・・・インドのベンガル地方原産であることから名づけられた。年中開花するが、3~5月が特に美しい。生育が早く年中緑が絶えないことから、建物やフェンスに這わせ日除けとして利用できる。
〇イジュ・・・常緑高木。新芽赤く、葉は長楕円形、先が尖っている。葉の表面は光沢がある。花は6月頃枝の先に、集散花序、白い梅に似た花を平開する。果実は10月頃さく果が熟し、5裂して、中から偏平な膜質の翼をつけ種子がとび散る。
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〇テイキンザクラ・・・テイキンザクラは、西インド諸島原産の常緑低木。トウダイグサ科ナンヨウアブラギリ(ヤトロファ)属に属す。提琴とはバイオリンのことで、葉の形がバイオリンを連想させることによる。しばしば南洋桜とも呼ばれるが、ナンヨウザクラ(シナノキ科またはナンヨウザクラ科に分類される)は別種である。
〇ゲットウ・・・インド原産で、日本では九州南部から沖縄県に分布するショウガ科ハナミョウガ属(アルピニア属)の多年草です。名前は漢名を月桃といい、奄美ではサネン、沖縄県ではサンニンとも呼ばれます。土中に地下茎が横に這い、あちこちから地上に偽茎を立てます。偽茎は高さ2mほどになり、先端の方に互生するように大きな葉をつけます。葉は長さ50㎝ほどで楕円形、光沢があります。5月~6月に偽茎の先端に穂状に白色の花を咲かせます。花の唇弁は縁が黄色で中心が紅色、房状に下垂します。9月~10月に直径2㎝ほどの赤い実を結びます。 黄色の斑入りのものをキフゲットウといい、観葉植物として栽培されます。
〇ツルマオ・・・東海地方から中国地方までの本州、屋久島以南の南西諸島各島の低地で湿り気のあるところに生え、国外では台湾、中国~インド,マレーシアに広く分布する多年草。全体に短毛がある。葉は十字対生で、披針形、先は尖り、葉柄はなく、3行脈が目立つ。花期はほぼ周年、葉腋に白黄色の花が密につく。「つる」の名を冠するのは、茎が地面を這うからであり、先端は立ち上がって上に伸びる。
〇ヒカゲヘゴ・・・ヒカゲヘゴは、大型の常緑木生シダで、日本では最大のシダ植物である。鹿児島県の奄美大島や沖縄県の沖縄本島から八重山諸島にかけての森林部でよく見られる。高さが平均5-6メートル、最大で15メートルほどになる。葉柄から先だけでも2メートル以上はある。幹には楕円形の模様が多くついており、蛇のような柄をしている(このため中国語で蛇樹とも呼ばれる)が、これはヒカゲヘゴの成長に伴って葉柄が枯れて落ちた痕跡である。ただし次第に細かい気根がその表面を覆い、見えなくなる。ヘゴ科の植物はシダ植物の中では比較的新しく約1億年前に出現したものであるが、ヒカゲヘゴはその大きさから古生代に栄えた大型シダ植物を髣髴させるものであり、その生き残りと呼ばれることもある。日本の奄美大島以南、台湾、中国福建省、フィリピンなどに生息するが、中国大陸ではすでに自然個体が数少なくなっており、山中に比較的豊富に見られた台湾島(筆筒樹と呼ばれる)においても2006年頃より枯死する例が多く見られていることから、危機感が感じられている
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〇シルクジャスミン・・・シルクジャスミンは、ゲッキツ(月橘)とも呼ばれる観葉植物です。寒さには弱いですが、比較的丈夫なためガーデニング初心者の方にもおすすめです。濃い緑色で光沢がある小さな葉が茂ることで、人気がある植物です。暖かい時期には白い花を咲かせ、その花は甘い香りを放ちます。また、花が終わると赤い実をつけるため、可愛らしい印象です。
〇ヒメバショウ・・・原産地:中国南部からインドシナ。雨林の林内に生える。(草本性)常緑多年草。 茎先に花序を直立してつけ、光沢のある緋色の苞のなかから橙黄色の花をちょっとのぞかせて咲く。ヒメバショウの苞は緋色ですが、バショウの苞は黄色です。(バナナは薄紫)。
〇フウリンブッソウゲ・・・タンザニアのザンジバル島原産のハイビスカスとして知られています。が、一系統だからか、種子が実らず挿し木により増殖を行います。自生地の株は絶滅したと言われますが、世界各地で栽培されています。不思議な形のハイビスカス、学名のシゾペタルスは「切れ込みがある」の意味で、花弁の姿を意味します。ハイビスカスは一日花ですが、本種は何日か開花しています。不可解なことの多い花ですが、ジャパニーズランタンの英名もあり、灯篭や提灯を意味します。
〇ハナチョウジ・・・常緑小低木で、草丈が50~100㎝になります。名前の由来は、この花の形が漢字の「丁」の字に似ていることから付けられたようです。草姿の特徴は、茎が株元から上に向かって立ち上がり、1m程度の高さから自然に地面に向かって垂れ下がることです
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〇夜香木・・・ナイトジャスミンの呼び名は「夜香木」と呼ばれるナス科に属する植物で、西インド諸島が原産地のため高温多湿を好みます。英名では「ナイトジャスミン」といい、夜に花が咲き、甘い香りを漂わせます。
〇タイワンツクバネウツギ・・・奄美大島・沖縄の、海岸や山地の岩地に稀に生育する半常緑低木。名は果実がプロペラ状の萼片をつけ、羽根突きの「衝羽根」に似ていて、台湾に生育することに由来。主に中国大陸に分布する Linnaea chinensis を基本種とする変種。環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」の絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
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〇クロイワザサ・・・海辺の砂浜の中に良く見かける匍伏性多年生草本。匐枝は節で下根し、長さ1m以上になる事がある。稈は立上がり高さ10cm位。葉は線状長楕円形、長さ2~5cm、扁平で鮮緑色、先は鋭く尖り、無毛、又は絹毛がある。 鞘は広く絹毛があり、葉舌は有毛。穂状花序は単一の総からなり、長さ1~2cm程度、小穂は長さ4.4~4.9mm。下部は雌または両性小穂、上部には雄性小穂をつける。 頴は鈍頭で縁に毛があり、第一頴は微小、第二頴は卵状長楕円形で5脈を有し、端はひげ毛がある。分布はトカラ列島以南。沖縄、小笠原、台湾、中国南部、他旧世界の熱帯地方。開花は4~12月。
〇アラマンタ・・・アリアケカズラ(有明葛、別名アラマンダ、学名:Allamanda cathartica(広義))はキョウチクトウ科アリアケカズラ属の半つる性常緑低木。沖縄で最も目立つ黄花の一つ。基本種のアリアケカズラはブラジル、ギアナなどの海辺に自生し、花径6 cmほどだが、変種オオバナアリアケカズラは花筒が長く、大型の花を咲かせる。 熱帯各地で観賞用に栽培されるが、野生化する例もあり、日本では西表島で栽培逸出が確認されている。オーストラリア・クイーンズランド州北部の熱帯雨林では植栽から逸脱野生化し、侵略的外来種とされているが、法規制は未実施。
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〇ヒメノハギ・・・低地の日当たりの良い乾いた草地に生える半低木で、茎は細くて赤褐色、多くの枝を出し高さは約1mになる。葉は3小葉(ときに1小葉)、頂小葉は楕円形で側小葉より大きく、長さ5〜15㎜。8〜9月に上部の葉腋から総状の花序をだし、まばらに2〜10個の花をつける。花の色は白色、淡黄色、紅紫色とさまざまである。(8月30日、萌の里)。
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〇オオイタビ・・・オオイタビは、クワ科イチジク属の常緑つる性木本。東アジア南部に分布し、日本では関東南部以西、特に海岸近くの暖地に自生し、栽培もされる。茎から出る気根で固着しながら木や岩に這い登る。オオイタビの名は、イタビカズラに似て大型であることによる。中国名は、薜荔。台湾に生育する変種のアイギョクシは果実を食用に用いる。幼苗は観葉植物として利用され、フィカス・プミラの名でも流通しており、園芸品種もある。日本の千葉県以西の太平洋側から南西諸島にかけて分布する。人家の壁や石垣、ブロック塀、樹木を覆って茂る。志賀島。
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〇ヒメビシ・・・ヒメビシ(姫菱 Trapa incisa)は、ヒシ科の水草。日本、朝鮮半島、台湾、中国などに生育している。日本では各地で個体群が消滅し、絶滅危惧種に指定されている。一年草。葉は菱形で、粗い鋸歯がある。葉の長さは1.5-3.5cm。茎の先端から葉を放射状に叢生し、水面を覆う。葉柄の中央には空気を含んだ浮き袋状の構造を形成する。花期は7-10月、白または淡い紅色の花弁をもち、直径は6-8mm。果実は石果で長さ約20mm、4本のとげをもつ。近縁種としてヒシ、オニビシなどがある。ヒシの果実のとげは4つの萼片のうち2つが発達したもの(通常残りの顎片は脱落して2本)だが、ヒメビシの果実には上向きのとげ2本と下向きのとげ2本(計4本)が発達し、オニビシの果実には下向きのとげが4本発達している。特にオニビシは果実が大型でヒメビシのほうが小さい。(佐賀市)。
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〇ヒレタゴボウ・・・1950年代から1960年代に四国とその周辺で発見され、今では関東から西の地域の水田や湿地に生える外来水草です。茎はよく枝分かれし、高さ1メートル以上にもなります。しかし、草刈りが頻繁に行われるような場所では、30センチにも満たない草丈で開花します。夏から秋にかけて、花弁4枚の黄色い花を次々咲かせ、最盛期にはなかなか見応えがあります。アメリカミズキンバイの別名もあります。名前にあるミズキンバイは日本在来で水辺に生え、黄色い美しい花を咲かせる植物ですが今や希少種です。
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絶滅危惧種の「ミズキンバイ」(宮崎県)。
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〇冬虫夏草・・・冬虫夏草(とうちゅうかそう)は、子囊菌類のきのこの一種で、土中の昆虫類に寄生した菌糸から地上に子実体を作る。中医学・漢方の生薬や、薬膳料理・中華料理などの素材として用いられる。広義には、ニイニイゼミの幼虫に寄生するセミタケ、蛾の幼虫類に寄生するサナギタケなどを幅広く指し、狭義では、チベット等に生息するオオコウモリガの幼虫に寄生して発生するオフィオコルディセプス・シネンシスのみを指す用例がある。別名を「中華虫草」ともいう。「冬虫夏草」の名称は、チベットで古くに、この菌が冬は虫の姿で過ごし、夏になると草になると考えたことから名付けられた。チベット文字での呼称「དབྱར་རྩྭ་དགུན་འབུ」を漢語に直訳したものが「冬虫夏草」である。
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〇ミカヅキグサ・・・ミカヅキグサ はカヤツリグサ科の植物の1つ。主に寒冷地の湿地に生え、白い穂が目を引く。多年生の草本。ある程度束になって生じ、根茎は発達しない。花茎は直立して高さ10-30cmに達し、根出状に生じる葉はそれと同程度かあるいは達しない。葉は糸状に細くて幅0.5~1mmしかなく、両側は内側に巻き込む。花期は7~10月。花茎は細く、直立しており、その先端近くに花序をつける。和名の由来についてははっきりしないようで牧野原著(2017)は漢字表記を三日月草とした上で緑の植物体に白い穂があるのを「夕闇の空に浮かぶ三日月に見立てたものか」、それとも細長くて白い小穂そのものを「三日月に似せたものであろうか」と推察の表現をしている。日本国内では北海道、本州、九州に知られ、国外では朝鮮半島、台湾、ユーラシア、北アメリカに分布する。明らかに北方系の要素であり、国内の分布にしても本州では「主に中部地方以北」であり「関西以西には少ない」もので、九州では希、とされている
〇ミタケスゲ・・・泥炭湿原に生育する。隔離分布して,大分県が南限地にあたる。群生しているが,面積は狭い。生育環境の乾燥化で,絶滅の危険性が高くなっている。 九重火山群 ・・・湿原内の過湿な水湿地に生え,群生していて個体数はかなりみられる。生育地の一部は乾燥化し,生育状態が悪化している。 北方寒冷地要素の植物で,隔離分布し,「九重火山群」は西南日本唯一の生育地で,分布の南限地となっている。(九重)。
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〇ミズオオバコ・・・主に水田・用水路・溜池などで沈水状態で生育する1年草。普通オオバコに似た披針形~広卵形で柄のある葉を根生するが、成長時期や生育環境によって変異が多く、用水路や溜池のやや深い場所に生育するものは大型化する。大型化したものは短い茎があることが明瞭となる。葉の色も様々で、初夏の用水路で見られる幼株は鮮やかな緑色をしているが、成株は紫味を帯びたり、水田で生育する株などはくすんだ緑~赤褐色のものまでと、変異に富む。かつては溜池など産する大型のものはオオミズオオバコとされたが、大きさの変異は連続的であり、現在では同一種とされる。また単性花を多数同一の花茎につけるものがセタカミズオオバコとされていたが、これもミズオオバコの性表現の一型であるという。花期は盛夏~秋。水上に向かって花茎を伸ばし、水面または水上で白~淡紅色の3枚の花弁をもった花を開花する。花は一日花。
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〇ホウライカズラ・・・ ホウライカズラの葛は見たとおりの蔓になる植物で、蓬莱は中国の伝説にある不老不死の蓬莱山の蓬莱のことで、(普通に見られない珍しい植物なので、しゃれてつけたのだろう)と牧野図鑑では書かれている。千葉県以西に分布しているとされ、元来が少ない種で、県によっては絶滅危惧植物に指定されるほど生育地が減少しているところもあるようだ。分類上では、以前はシソ目に属するフジウツギ科に置かれていたが、胚の形成等の違いから現在はリンドウ目に属するマチン科ホウライカズラ属とした図鑑に従って、マチン科とした。マチン科は日本では聞きなれない科だが、インド原産の常緑高木のマチンは、赤い果実の中の種子から猛毒で有名なストリキニーネが取れる植物として知られているそうで、マチンの学名には[Strychnos]がついているし、その英名も「ストリキニーネの木」というそうだ。珍しいこのカズラは、実用的な利用法もなく、別名も地方名も無いことから、誰も見たことも行ったこともないが、あるらしいという仙人の住む伝説の蓬莱山を連想したのだろうか。
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〇スイゼンジナ・・・キク科ギヌラ属の熱帯アジアを原産とする多年草です。日本には18世紀中頃に中国から伝来し、平賀源内の著書に「スイゼンジソウ」として記載があり、その変種がスイゼンジナであろうと言われています。名のとおり熊本で野菜として栽培され、水前寺の茶席などで使われていたようです。現在では、4月から降霜まで随時若芽を収穫し、お浸し、サラダなどに葉菜類として利用されています。栄養素としてビタミン類のほか、アントシアニンや鉄分、βカロテンが含まれ、健康野菜として注目されています。葉は互生し先が尖った長楕円形で縁に切れ込みがあり長さ10㎝程度、やや多肉質で、表面は濃緑色、裏側は紫色をしています。茎もやや多肉質で夏の間は盛んに枝分かれして、地を這うように生育し、草丈は30~60㎝になります。5月頃、枝先にアザミに似た黄赤色の花を付け、腐臭を発します。この花には、日本列島を1000km以上も渡りをするアサギマダラが吸蜜に立ち寄り、5月にはたくさんの蝶が乱舞します。
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〇カナビキソウ・・・カナビキソウは、河川敷などのよく日が当たる明るい草地に生えています。漢字だと「金挽草かなびきそう」「鐵引草かなびきそう」ですが、名付けの意味はよくわかっていません。もしかしたら、草全体がどこか鋭利なノコギリのような印象を受けることかもしれませんね。この植物本体は、草地で見落とすような姿をしていて、5〜7月に咲く白く小さな花も顔を近づけてようやく見えるサイズという、なんとも地味な植物です。ちなみにカナビキソウに花びら(花弁)はなく、花びらに見える白い部分は萼がくです。
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〇チョウセンニワフジ・・・大分・長崎・佐賀・熊本に分布。山地の岩場や林縁などに稀に生える。高さ20~60cmの小低木。葉は奇数羽状複葉で、小葉は長さ1.5~3cmの広卵形~楕円形。5~6月、 葉の脇から総状花序を出し、淡紅紫色の花をつける。環境省評価は絶滅危惧ⅠA類、産地は少なく、中々出合えない。
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〇キシダマムシグサ・・・日本固有種。本州の岐阜県、愛知県および近畿地方に分布し、低山地の林下、林縁に生育する。和名キシダマムシグサは、洋画家岸田劉生の兄で、薬学者で植物採集家の岸田松若 (1888 - 1944) を記念したもの。中井猛之進 (1917) が『植物学雑誌』第31巻に本種を記載した際に、岸田松若が奈良県室生山で採集したものをタイプ標本とした。ただし、中井猛之進は当初、本種の和名をタイプ標本の採集地をとって「ムロウマムシグサ」とした経緯にある。現在は「ムロウマムシグサ」はムロウテンナンショウ と紛らわしいので使用を避けているという[。
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〇ハマハタザオ・・・海岸の砂地に生え、茎の高さは20~50センチで、白い単毛と2分岐毛がある。茎頂の総状花序に長さ5~10ミリの白色の花をまとまってつける。花弁は4個で、倒卵形。根生葉はへら形で、浅い鋸歯がある。茎葉は長楕円形で、厚く、基部は茎を抱く。どちらにも星状毛がある。果実は線形で茎に密着する。花期:5~7月
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〇バクヤギク・・・多肉性の常緑多年草。茎は太さ5~7mmで、分枝しながら地表を横にはい、マット状に生育する。花期は5~11月、花は淡紅色で直径10cm程度。耐塩性と乾燥耐性が強く、海浜で砂の移動を抑えて小砂丘を形成する。栄養繁殖能力が極めて高く、葉1枚から発根し定着する。観賞用、グランドカバープランツ(地被植物)として利用されたものが逸出・野生化した。野生化は最近のことで、2000年代に愛知県で確認、県内では2010年頃に能古島で確認された。
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〇テリハツルウメモドキ・・・テリハツルウメモドキは海に近いところの林縁部で他の植物に絡み上がっているのをよく見かけます。よく似たツルウメモドキはつる性の落葉低木で葉も大きく、どちらかというと山地の方で見かけます。テリハツルウメモドキの方は常緑のつる性低木で、葉は小さくて厚く名前のとおり光沢があります。分布もツルウメモドキが北海道から琉球まで全国に分布しているのに対し、テリハツルウメモドキの方は山口県以南にしか分布していないということでずいぶんと暖地性の植物であることがわかります。
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〇タイミンタチバナ・・・ヤブコウジ科の低木。実用的価値は低いが本州南部以南の海岸林の構成樹種としては重要な種である。常緑の低木から高木になる樹木。高さは10mに達する。若枝は無毛で暗い紫を帯びる。葉は革質で狭い倒卵形から線状長楕円形で先端は丸く、基部はすんなりと狭まる。葉柄は短くて2-13mm。雌雄異株で、花は3-4月に咲く。花は前年の葉の基部から出て3-10個が束生、花柄は2-4mmと短い。花冠の先端は外に反り返る。花冠は白で外側は赤みを帯びる。雄花と雌花は概形では似ているが雄花では雌しべの柱頭が退化して、雌花では丸い雌しべに突き出した柱頭があるが雄しべの柄はほとんど退化する。果実は球形で径5-7mmになり、黒く熟する。日本でこの科に属するマンリョウやヤブコウジなどは花序がはっきりした柄を持ち、枝から伸びた柄の先に複数の果実を下げるものが多いが、この種では果実の柄が短く、まるで枝にくっついて実っているように見える。実際には枝先の葉の着いている部分よりやや基部に近い部分のある範囲で、一面に実をつける状態となり、独特の様子となる。
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〇ウスバヒョウタンボクの花・・・本州東海地方以西から四国九州の山地の林内に生える落葉低木で晩春に白い花をつけます。花は同じところに2個つき、実もくっついてヒョウタンのような形になります。果期は夏で赤く熟します。葉は長楕円形で先端が伸び、全縁で対生します。樹皮は灰褐色で縦に浅く割れます。大分県では絶滅危惧Ⅱ類、熊本県では絶滅危惧ⅠB類にランクされています。
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〇ノウルシ・・・原野や、川岸の湿地に生える多年草です。太い根茎をもち、横にはって増えて群落を作り、3月から4月にかけて黄色い花をつけます。 もっとも花といっても、植物形態学的には、ポインセチアと同じように苞(ほう)と呼ばれる器官が黄色になって目立つもので、 花びらや萼(がく)はありません。花はその中心の小さい部分だけです。茎や葉を切ると白い汁を出し、 それが肌につくと人によってはかぶれることもあるため「野漆」の名がつきました。
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〇ツヤスミレ・・・スミレ科スミレ属タチツボスミレ類の常緑多年草です。日本での分布は紀伊半島、四国、九州、沖縄の太平洋側の海岸線です。花色は母種のタチツボスミレとほとんど変わりありません。何がタチツボスミレと違うのかというと、まず名前にツヤとついてあるように葉に強い光沢があるのが大きな特徴です。
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by kabuto1952 | 2025-11-28 23:30 | 花・植物 | Trackback
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