二十四節気では、23日から「霜降」となる。山野草もそろそろ終焉の時期となる。有難いことに、今年も沢山の未知の山野草に出会うことが出来た。ニューピークへの登山が極めて少なくなった昨今の自分の足では、新種の山野草に出会う機会は段々と減少して来るので、「花友」さんからの情報は大変有難いものとなる。今回もラインのやりとりの中で、平尾台に「ヒメイゴタイ」を鑑賞に来られる方がおられた。そこで「ヒメヒゴタイ」と「ヒナヒゴタイ」の存在を今頃になって認識することになった(笑)。自分もその「ヒメヒゴタイ」を是非鑑賞したいと思い、知り合いの中で、平尾台に詳しい方に相談すると、心地良くピンポイントの情報をいただいた。23日は有難く、初見の「ヒメヒゴタイ」をキャッチすることが出来た。貴重な花情報をいただいたお二人には深く感謝致します!!。
〇「霜降」 ・・・「霜降(そうこう)」とは、四季よりもさらに細かく分けられた「二十四節気」のひとつ。 秋が一段と深まり、冬に向けて気温がグッと下がる10月下旬ごろ〜11月上旬ごろの時期を指します。 秋が深まる霜降は、露(つゆ)が冷気によって冷やされて凍ることから、霜(しも)が降りはじめる時期であるという意味が込められています。143日。
早朝に平尾台に到着すると、まだ小雨もパラついている状態だったので、傘を持ってスタートした。雨は直ぐに止み、秋の気配漂う平尾台での花鑑賞を楽しむことが出来た。
「ヒメヒゴタイ」は情報をもらっていたので、直ぐにキャッチすることが出来た。開花の始った初々しい「ヒメヒゴタイ」を鑑賞することが出来た。「霜降」の出会いに感謝!!。
〇ヒメヒゴタイ ・・・ヒメヒゴタイは、18世紀のスイス人で近代登山の創始者ともいわれる自然科学者であるHorace-Bénédict de Saussureオラス=ベネディクト・ド・ソシュールに献名されています。
登山家の名前を冠するトウヒレン属は高山で特殊化を遂げた植物として知られています 。種形容語のpulchellaとは、愛らしく美しいという意味を持っています。ヒメヒゴタイは、日本の広範囲に分布するのですが、種子で更新する二年草であり、草原環境が維持されない限り生育ができないので、個体数が少なく希少な植物になっています。東アジアでは、中国東北部や朝鮮半島、極東シベリアなどの草原に生息しますので、どちらかというと大陸起源の植物なのかもしれません。
目的の花は鑑賞出来たが、山野草の宝庫の平尾台でもあるので、周辺の地域を花散策してみることにした。上手い具合にカメラを持った御婦人が登って来られたので、それとなく、カメラを向けておられる周辺部に接近してみることにした(笑)。その周辺部は、ムラサキセンブリやウメバチソウの群生地だった。
センブリ、ヒキオコシ。
キキョウ、ヤクシソウ、ヤナギアザミ、オトコエシ。
ナンバンギセル、アキカラマツ、シラヤマギク、アキノキリンソウ。
ハスノハカズラ、ハバヤマボクチ、キセワタ、ノダケ。
平尾台から門司港へと「アメリカウンランモドキ」の花を鑑賞に向かった。「ゲンカイイワレンゲ」も沢山の花株が立ち上がっていた。
門司港での目的の花は、「アメリカウンランモドキ」だった。空き地に綺麗な状態の花が沢山開花していた。
〇アメリカウンランモドキ ・・・アメリカ合衆国中南部の原産で、最近になって長崎県に上陸した一年草。高さ50cm程度。葉は対生し、長さ5cm程度の線形。夏~秋に開花。花の直径は2cm程度あり、ピンク色でかわいいが、まとまって群生していることから、マツバウンランのように、広く帰化する可能性がある。
門司港で鑑賞したその他の花々。アレチハナガサ、アキノノゲシ、シナガワハギ、シロバナサクラタデ。
帰宅途中で立ち寄った場所では、「シロシャクジョウ」に遭遇することが出来た。嬉しい誤算だった。
〇シロシャクジョウ ・・・森の中の落ち葉の影から頭を覗かせる、白いマッチ棒のようなシロシャクジョウ。薄暗い林の中では見つけるのが難しい、身の丈5~10cm程度の小さな小さな植物です。その姿が僧侶や修験者が手に持つ錫杖=シャクジョウ(環の付いた杖)に似ていることからその名前がついたと言われ、小さいながらりんと立つその表情は、あたかも林の中の小さな妖精といったところです。
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