29日は、西を向いて走りたいところだったが、生憎の雨天予報だったので、午前中は雨の降らない予報だった湯布院に向けて、もう一度「ヒメユリ」の咲く姿を眺めに走ることにした。早朝の湯布院でも予想外の雨は降ったので、傘をさして歩き、濡れた雑草の中を歩き回ったせいで、長靴の中までびしょ濡れになってしまったが、何とか咲き始めの綺麗な「ヒメユリ」の姿を5株ほど鑑賞することが出来た。湯布院からは九重へと向かったが、時折豹変したように降る雨に悩まされながらも、タデ原、小田池、男池周辺を歩いて、花散策を楽しむことが出来た。86日。2299日。
由布岳山頂部は雲がかかって姿を現さなかったが、これはこれでなかなか良いロケーションだった。今の時期は、お鉢に咲く「オオヤマレンゲ」を眺めに周回したい気持ちはあったが、この雨ではとてもじゃないが歩けない。もう直ぐ山頂部には「ヤマオダマキ」の花も咲く始める頃だ。晴天の日を狙って、四股を踏んで、御来光とお鉢回りにチャレンジすることにしよう。由布岳登山も、後16回で100回を数える。何とかそこまでは登りたい気がしている。

湯布院市内の展望。濡れた草原を歩いたので、下半身はずぶ濡れとなった。

五株のヒメユリを確認出来た。天気の良い日ならもう少し歩き回ればもっと沢山の「ヒメユリ」を確認出来たのだろうが、これだけ綺麗な開花状態を鑑賞出来たことに感謝したい。

牧野富太郎は、このユリの咲く姿を「花が直立して上向きに、星のように開く」と書いた。

キリンソウの開花状態は、既にピークを越えていた。

湯布院道の駅では綺麗な虹を眺めることが出来た。晴天に向かい始めたと思って、気分よくスタートしたら、九重路では物凄い土砂降りとなった。

降ったり止んだりの繰り返しだったが、小田池では晴れて来た。ハンカイソウが豪快に咲き揃っていたが、ヒメユリの姿は無かった。

小田池で鑑賞した花々。カキラン、ツボスミレ、コバノトンボソウ。

コタヌキモ、アギナシ、トチバニンジン、クモキリソウ。

小田池では、気持ちよく写真を撮っていたら、遠雷が聴こえたと同時に雨が降り始めたので、慌てて退散した。この後はタデ原湿原か男池か大船林道を歩くか迷ったが、短時間で周回出来るタデ原湿原を周回して、雨の降り方次第では「バイカツツジ」と「ヤマオダマキ」を鑑賞に行くことも考えていた。この雨の中で、二組の知り合いグループに遭遇した。皆さん元気一杯だね(笑)。雨もなかなか止みそうにないので、男池へと向かうことにした。

ヤギを連れて歩いている人がおられた。「トカラヤギ」と言う種類のヤギだそうだ。パンダみたいなヤギだが、これがヤギの本流だそうだ。
〇トカラヤギ・・・鹿児島県トカラ列島原産の日本在来種。体重は20~35kg。被毛は淡褐色、黒色を基調として白斑や黒い背線がある。西暦7~8世紀頃に中国、朝鮮半島や東南アジアから日本へ伝わったとされている。近年、日本ザーネン種の導入により雑種化が進み、純粋種は極めて少ない。体は丈夫で、粗食に耐えられるので、荒地でも生活できる。主に草を食べる。1年中繁殖することができ約150日の妊娠期間で1~2頭の子供を産む。雄は発情期になると活動的で臭いがきつくなる。雌を追いかけお尻の臭いを嗅ぎ興奮して笑った様な表情をする。これをフレーメンと言う。

タデ原湿原で見かけた花々。タチカモメヅル、アオタチカモメヅル、クサレダマ、ヤマトキソウ。

ユウスゲ、ノハナショウブ。

タデ原湿原から男池へと向かった。途中で鑑賞したワタナベソウ。

男池では、アオテンマ、コケイランモドキ、キバナショウキランの鑑賞を狙っていたが、どれも昨年の場所には存在しなかった。梅雨の雨でニョキニョキと顔を出して来るのかな。男池はかくし水を往復したが、目ぼしい山野草は何も無かった。男池の後は、大船林道を歩くことも考えていたが、雨が降り止まないので、次回に延期して帰宅することにした。

ツチアケビ、キヨスミウツボ、モミジウリノキ。
〇ミヤマハハソ・・・ミヤマハハソは本州から九州、中国に分布する落葉低木。あまり太くならず、小高木との記述もあるが、低木であるのがほとんどであろう。沢筋や林縁などに多い。枝は暗紫色を帯び、先端は垂れ下がることが多い。葉は長さ6~15cm。5~6月に枝の先端に円錐花序を形成し、淡黄色の花を開く。花は目立たない淡黄色で直径4mmほど。花弁は5枚で大きさが異なる。秋に稔る果実は黒色。ミヤマは深山であるが、ハハソとは発音しにくい言葉である。図鑑によってはミヤマホウソあるいはミヤマホオソと書かれており、元々の発音は「ほうそ」であったことがわかる。「ほうそ」とはコナラの古い呼び名であり、その意味ではミヤマコナラという意味になる。そのように見ると葉の形はコナラに似ていないこともない
