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そうだ!山に登ろう

登ってきました!あの山この山!

「松浦・福島」オルレコース。

九州オルレの各コースは、四年前に「出水オルレ」を歩いて以来、最後の一コースとなっていた「指宿オルレ」(今年の1月末で閉鎖)を残しただけで、その後は全く歩いていなかったが、この度、宮崎と佐賀県に二コースが追加されるとの情報をいただいたので、まずは3月4日にオープンする「松浦・福島コース」をオープン前に歩いて見ることにした。一応役場の担当部署にオルレコースの設置状況とゴール地点からスタート地点までの帰路の交通手段を確認し、25日に歩くことにした。オルレコースの福島に到着した時には、大粒の雨が降って来たが、少しの時間待機していると雨は上がったので、ゴール地点の土谷棚田に向かってスタートした。下記の写真は、「福島大橋」を渡ってオルレのスタート地点である「松浦市役所福島出張所」に向かう際に眺めた海の展望。

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コース全体は、村の幹線道路に沿って、農地用道路や山林地帯を歩く設定になっていて、あまり爽快な気分に浸れるようなコース設定ではなかった。周囲は海なので、もう少し北部の初崎公園や海水浴場の綺麗な海岸線を採り入れたらどうかと思った。
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大山展望台からの展望。この展望所は、スタート地点の役場から3km登り上がった地点に存在するが、駐車場も広いので、この地点から海岸沿いを経由して、ゴール地点の「土谷棚田」に向かうコース設定なら、風光明媚な福島の海の景色を眺めながら気分よく歩けると思った。コース全体の距離は10km程度なので、登山やオルレに慣れた方々なら数キロ延長しても全く問題ないと思うのだが・・・。
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これから桜が開花する時期になるので、どこのオルレコースも桜を眺めて歩くことが出来るだろう。「養護学校跡」の寒非桜が満開で綺麗だった。
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漁港に向かって下りて行く。生憎の曇天で綺麗な海の景色は眺めることが出来なかった。福島はエビの養殖が盛んだそうだ。3月4日の「オルレコース」のオープン記念の日にはエビの振る舞いもあるのかな(笑)。この島には豊洲にも出荷される程の高級車エビの養殖場があるそうだ。
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「潜水艦岩」は、本当に良く潜水艦の形をしていた(笑)。干潮時であれば、岩場まで歩ける距離だったので残念だった。
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海岸から「土谷棚田」の展望所まで登り上がって行く。
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〇土谷棚田・・・日本の棚田百選の中でも指折りの棚田との呼び声も高い土谷棚田。毎年4月末から5月初旬にかけて行われる田植えの時期には、約400枚の水田が夕陽に照らされて輝き出します。沈む夕陽と島影、そして棚田の美しいコントラスト・・・。一瞬の瞬間を捉えるため、全国各地から多くの写真家が撮影に訪れます。9月には「土谷棚田の火祭り」が行われ、夕日が沈む棚田にろうそくが灯り、幻想的な風景をご覧いただけます。
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「土谷棚田」がゴール地点なので、単独で歩く場合は、スタート地点の役場まで、約3kmの車道を歩いて帰らねばならない。テクテク歩いていると、二時間に一本程度しか通行しないバスが運良く通過した(笑)。土谷棚田の展望所から500mくらいしか歩く事無くバスに乗車出来た。しかもバス停では無い場所で停まってくれた、感謝!感謝!。
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オルレコースの途中で見かけた白い色のホトケノザ。「シロバナホトケノザ」として別種扱いとなっているそうだ。希少種の花への遭遇なんて、全く予期していなかったので嬉しい出来事だった。
〇シロバナホトケノザ・・・白色の花を咲かせるホトケノザのことを「シロバナホトケノザ」といいます。除草剤の使用によって、ホトケノザが変異してできたとも言われています。ホトケノザとの違いは花の色だけです。珍しい植物なので、滅多に見かけることはないでしょう。
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ショカッサイ、スミレ、ハクサンボク、アオモジ。
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〇イヌガシ・・・イヌガシは本州の関東南部以西・四国・九州・琉球・朝鮮南部に分布する常緑小高木。温暖な地方にやや普通とされるが、瀬戸内の岡山県沿岸域では社叢林に稀産する程度である。陽地を好むようであり、日当たりの良い開けた場所では盛大に花をつけた個体を見ることがある。花は早春から咲き始める。雌雄異株であり、雌株の花は数が少なく落ち着いた感じでとなる。果実は当年の秋に黒紫色に熟する。和名のイヌガシは、カシに似ているがそれにあらずの意。また別名でマツラニッケイとも呼ばれる。イヌガシはシロダモとよく似ているが、葉の裏はシロダモのように輝くほど白くはない点。ヤブニッケイとも似ているが、イヌガシの葉はヤブニッケイよりも長い点で区別できるだろう。無論、花や実があれば確実に見分けられる。
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オルレコースを歩き終えて、島の北端部の初崎公園へと車で向かった。初崎海水浴場から自然観察路を数キロ往復した。干潮時で無かった為に初崎灯台まで歩けなかったのは残念だった。
〇初崎キャンプ場・・・玄海国定公園内, 白い灯台が目印。 初崎海水浴場に隣接しており、海岸より一段高い平地に常設テントが並んでいます。日没時に夕日が海面を照らしす美しい景色を楽しむのもおすすめです。 釣りや海水浴,つばきの群生林ウォークのできる初崎公園などもすぐそばにあります
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自然観察路の周囲は海だが、ヤブツバキの木が生い茂っていて、海の展望は無かった。ヤブツバキの自然林だから伐採して海の展望を良くすることは出来ないのだろうな(笑)。
初崎自然公園のツバキの原生林は、日本最大級と言われ、2月下旬ころには5万本のヤブツバキが見頃になる。
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by kabuto1952 | 2023-02-25 09:44 | 九州オルレ | Trackback

by いーさん