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そうだ!山に登ろう

登ってきました!あの山この山!

恐ろしきウクライナの春。

いよいよウクライナ紛争も雌雄を決するような大攻防戦が展開することになりそうだ。米欧の主力戦車が地上戦に投入されることになり、ロシア軍の敗退が決定的となるような戦況となれば、いよいよ最終兵器の登場が現実化してくる。「気違いに刃物」・・・プーチンが核のボタンを押さないことを切に祈りたい!!。

〇 アメリカ政府は25日、主力戦車の「エイブラムス」をウクライナに供与すると発表した。アメリカ政府高官によると、供与する主力戦車「エイブラムス」は31両で、ウクライナを支援する国際社会の強い結束と決意を示すものだとしている。実際の供与には数カ月を要し、戦車の操縦訓練はウクライナ国外で行うとしている。この発表に先立ち、バイデン大統領はドイツのショルツ首相、フランスのマクロン大統領、イギリスのスナク首相とそれぞれ電話で会談し、ウクライナ支援で緊密に連携を続けていくことを確認した。「エイブラムス」の供与をめぐっては、これまでアメリカの国防総省はメンテナンスが難しくコストも高いことから、「現在のウクライナで運用するには理にかなわない」として、供与しない方針を示していた。アメリカ政府の発表に先立ち、ドイツ政府も25日、自国の戦車「レオパルト2」の供与を表明していて、アメリカが「戦車の供与」で歩調を合わせることで、西側の結束を図った格好だ。(ANNニュース)
M1 エイブラムス・・・M60パットンの後継として1970年代に西ドイツと共同開発を進めていたMBT-70計画の頓挫により、新たにアメリカ単独で開発し、1980年に正式採用された戦後第3世代主力戦車である。主に、アメリカ陸軍およびアメリカ海兵隊が採用した。動力機関には、当時の戦車の主流だったディーゼルエンジンではなく、小型軽量で高出力などの利点を有するガスタービンエンジンを採用している。主砲には西側第2世代主力戦車の標準的な装備となっていた51口径105mm ライフル砲M68A1を採用し、当時の最先端機器を用いた高度な射撃管制装置(FCS)を採用した事で命中率を高めている。従来のアメリカ戦車と同様、将来の改良を見込んだ余裕に富む設計で、制式化後の仕様変更によって44口径120mm滑腔砲M256を搭載したM1A1や、更に改修を加え第3.5世代主力戦車に分類されるM1A2が運用されている。
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レオパルト2・・・ドイツ政府は25日、ウクライナに対してドイツ製の戦車「レオパルト2」を供与すると発表しました。また「レオパルト2」を保有している国がウクライナへ供与することを認める方針も示しました。ドイツ政府は25日に声明を発表し、ウクライナに対してドイツ製の戦車「レオパルト2」を供与すると発表しました。それによりますと、ドイツ政府はウクライナに向けた「レオパルト2」の2個大隊を速やかに編成することを目標にしていて、その第1段階としてまず、ドイツ軍から14両をウクライナに供与するとしています。また、「レオパルト2」は攻撃力が高い戦車としてポーランドやフィンランドなどヨーロッパ各国が保有していて、「ヨーロッパのパートナー国からも順次、引き渡される」として「レオパルト2」を保有している国がウクライナへ供与することを認める方針も示しました。そのうえで声明ではウクライナ軍の兵士に対する訓練をドイツ国内で速やかに行うとしています。
レオパルト2はレオパルト1の後継として1977年に採用されたドイツ陸軍の主力戦車である。レオパルト2は120mm滑腔砲や複合装甲、1500馬力のエンジンなどの先進的装備で各国の第三世代戦車の先駆けとなり、70年代に開発された車両ながら現在でも世界最強クラスの戦車として君臨している。スイス、オランダ、オーストリア、スウェーデンなどヨーロッパ各国に輸出されており、現在も発展型が生産、輸出されている。
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ドイツと米国政府がウクライナに主力戦車の供与を決めたことで、対ロシア戦における転換点になり得るとの見方が出ている。英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)の欧州安全保障担当研究員エド・アーノルド氏は、ドイツの「レオパルト2」や米「エイブラムス」は火力や防御力でロシアの戦車を圧倒していると指摘。ただ、すぐに戦場へ投入するのか、訓練後に時間をかけて統合し夏に使用するのかなど戦略を決めるのが重要だという。レオパルトでもエイブラムスでもチャレンジャーでも、火力と防御力の点でロシアの戦車を圧倒している。光学兵器や安定性にも優れており、移動しながらの攻撃にも適する。位置情報管理にも優れる。戦車戦では、最初の1発が重要だ。つまり、戦車供与は大きな違いを生むだろう。ただ、量より質という要素があるのは確かだ。ウクライナは戦車をどう使うかを決めなければならない。入手したらすぐに戦場へ投入するのか、それとも大規模な陣形に統合して訓練と予行演習を行い、もう少し時間をかけて統合し、夏に使用するのか、などだ。今年、欧州でこれらの主力戦車が大きな効果を発揮するのを目にすることになるだろう。これらの戦車はすべて東欧での使用を想定して80年代前半、当時の状況に合わせて設計されたもので、イラクやアフガニスタンのような状況での使用は想定していない。欧米製の戦車は防御力が高く、被弾しても生き残る可能性は高い。一方、ロシア製戦車の問題は設計上の重大な欠陥で、戦車の中で弾薬庫の区画を分けていないことだ。NLAWや、米軍のジャベリン対戦車ミサイルの攻撃がロシア戦車の砲塔上部に当たった映像が多く見られるが、当たっても通常なら戦車は破壊されないかもしれないが、ロシアの戦車だと搭載された弾薬に引火して爆発し、戦車全体が破壊してしまうことになる。欧米の戦車にはそのような欠陥はなく、装甲もはるかに優れているため、ロシアの戦車を破壊してきたような攻撃にも耐えられる。




by kabuto1952 | 2023-01-27 08:18 | その他 | Trackback

by いーさん