23日は、宮崎からの帰路で九重に立ち寄ることにした。福岡から宮崎を九重経由で往復すれば、運転する距離は800kmを超える。花鑑賞の歩行で高山を歩かなかったとは言え、暑い中を走り回れば流石に疲労が蓄積してくる。宮崎から九重への深夜の走行はかなりきつく、途中で何度も仮眠した為に、牧ノ戸に到着したのは午前四時過ぎだった。予定していた星生山への御来光登山には間に合わないので、沓掛山でご来光を眺めることにした。
牧ノ戸(4:30)~沓掛山(4:51)~扇ヶ鼻(6:45)~牧ノ戸(9:23)。歩行距離6.2km。81日。
沓掛山で眺めたご来光前の風景。なかなか綺麗な朝焼けだった。
扇ヶ鼻までの登山道沿いのミヤマキリシマは綺麗に開花して虫害は殆ど無かった。ミヤマキリシマの飾る星生山の展望。
扇ヶ鼻へ向かう途上では、シャクトリムシの被害がかなり見受けられた。
扇ヶ鼻全体のミヤマキリシマの開花は6月に入ってからだろう。花芽は沢山付いているので、シャクトリムシの被害が及ばなければ、昨年同様に綺麗な絨毯の景色が広がることだろう。
扇ヶ鼻山頂付近では、ポツポツと開花しているミヤマキリシマがあった。開花している場所から九重山の遠望をパチリ。
山頂直下南面のミヤマキリシマ。
イワカガミ。
ウスノキ。今年はウスノキの開花が目立っている。
シロドウダンとベニドウダン。
紅白のツクシドウダン。
ミヤマザクラの開花を期待していたが、早くもピークを過ぎていた。残念!!。
ヤマシグレ、オオヤマレンゲ。登山道沿いのオオヤマレンゲの木が一段と大きくなってきた。来年は花芽が付いて登山者を楽しませてくれるようになるだろうかな。
コツクバネウツギ、タンナサワフタギ。
〇コツクバネウツギ・・・新緑の5月頃、新しく伸びた枝先に2~8個の花を咲かせます。花はラッパ状で、長さは1~2cmです。ツクバネウツギそっくりの花ですが少し小さいので、コツクバネウツギの名が付いています。花の色は白色、黄白色などであまり目立ちませんが、近付いて見ると下側の内面にオレンジ色の模様がある愛らしい花です。この模様は、この奥に蜜があるよと昆虫に知らせる蜜標です。主に、マルハナバチの仲間が花を訪れ花粉を運ぶそうです。この仲間は、がく片の数が見分けるポイントです。がく片は2枚、時に3枚で果期にも残ります。細長い果実の先の2枚のがく片はプロペラのようです。がく片の幅はいろいろで、先が浅く裂けたりもします。高さ1~2mの落葉低木です。葉や枝は対生し、よく枝を分けて茂ります。日本固有で、本州の中部地方以西、四国、九州に分布。