1日は、傾山からの帰路で湯布院へと走り、由布岳周辺と九重山麓の花散策をすることにした。深夜に湯布院道の駅に到着すると、案の定湯布院道の駅は車中泊の車で満杯状態だった。しょうがないから、由布岳正面口の駐車場で車中泊をすることにした。由布岳周辺で花散策後は九重へと向かう予定だったが、混雑を避けて出直すことにした。
今年もまた由布岳山麓の初夏を飾る花々に巡り合うことが出来た。もう十年以上も月日が経過したが、同じ顔ぶれに今年もまた癒された。有難いことだね!!。カイジンドウ、クマガイソウ、ヤマシャクヤク、ヒトリシズカ。
〇カイジンドウ・・・ 山地の落葉樹林のやや乾いた明るい場所に自生する多年草。
名前は、甲斐に生えるリンドウに由来するが、リンドウ科ではなくシソ科である。茎は細かい毛が多く、断面は四角形、直立し、草丈は50cm程。葉は対生し、葉身は3-8cmの卵形、先は尖り、縁に粗い鋸歯がある。5-6月に茎頂に穂状花序をだし、1cm程の唇形の紫色の花をつける。環境省・絶滅危惧Ⅱ類指定。

今年も草原の中でホソバノアマナがぽつんと一輪だけ咲いていた。毎年居所を変えて咲くが、今年は昨年と同じ場所で咲いていた。
〇ホソバノアマナ・・・山地の草原に生える多年草。鱗茎は球形で長さ約1cm、花茎は高さ10~25cm、上部に小型の葉が数個つく。根生葉は1個、線形で長さ10~20cm。茎の先端で枝を分け、白色花を1~6個つける。花被片は長楕円形で1~1.5cm。名のいわれは、アマナに対し、本種は葉が細いのでホソバがついた。

車道をすれ違う際に、京都から来られた御夫妻に花の案内を依頼される。自然に咲いているイチリンソウは初めて鑑賞されたそうで大変喜んでおられた。自分の拙い花ガイドが、「旅の思い出」として持ち帰られることに小さな嬉しさを感じた。多少は大分県の観光事業に役立つことが出来たのかな(笑)。

サクラソウは沢山綺麗に開花していた。
〇サクラソウ・・・サクラソウは高原や山地のやや湿った草原や開けた森林、河川敷の草原に見られる多年草です。春に芽を出し、浅く切れ込みの入った長楕円形の葉を根元から数枚広げます。4月から5月に、中央1本の花茎を出して、花径2~5cmの数輪の花を咲かせます。6月ごろには葉が黄ばんで枯れ、夏から秋は休眠しています。花色の幅は狭いのですが、花形の変化が多く、近年では八重咲きもあります

ニリンソウ、バイカイカリソウ。

エヒメアヤマ、ヒメハギ、ワダソウ、ラショウモンカズラ。

日出生台基地でも毎年花鑑賞を楽しませてもらっているが、とうとう立ち入り禁止のロープが張り巡らされていた。現在基地内の草原を飾っている黄色いサワオグルマの花が、遠きウクライナのヒマワリの花に思えた。
〇サワオグルマ・・・ サワオグルマは本州から九州に分布し、温帯から亜熱帯に生育する。湿原というより、名前の通り沢筋に生育する。開けた流れの緩やかな谷が生育地であろう。全体に大きく、高さ80cmほどになることもある。茎は太く、中空で指で簡単につぶすことができる。全体にくも毛があるが、オカオグルマほどは目立たない。よく見ないとわからない程度である。植物体の色は全体に濃緑色で、茎や葉柄・中脈は赤色を帯びる。

日出生台基地から九重へと向かう予定だったが、GW故に九重も大勢の登山者や観光客で溢れているのではないかと考えて、九重での花鑑賞は後日に変更して帰宅することにした。日田の家ではナンジャモンジャが開花していた。カラタネオガタマ。

モチツツジ(花火)、コデマリ、サンザシ。
〇サンザシ・・・サンザシは漢字で「山査子」と書き、中国やヨーロッパが原産です。赤い実がたくさんなり、その実は甘酸っぱく爽やかな味わいなことから、お酒やドライフルーツ、お菓子の原料として幅広く使われています。きれいな赤い実をたくさん付けるので、日本では古くから観賞用として盆栽などに使われてきました。キリストが処刑されたときに身に着けていた冠は、西洋サンザシの枝と言われているそうです。
