



〇ナンキンハゼの実・・・秋にできる果実は落葉後もしばらく木の上に残る。できはじめの果実は黒い殻に覆われているが、寒くなるにつれて殻が割れ、中からポップコーンのような白い種子が飛び出す。思わず触れたくなるような種子だが、この汁液にはジテルペン酸エステルなどの有毒成分を含まれる。触れれば皮膚がかぶれ、誤飲すれば嘔吐、下痢、腹痛を引き起こす。







〇天開稲荷神社・・・天開稲荷神社は、鎌倉時代に稲荷神社の総本社「伏見稲荷大社」から分祀された歴史ある神社。商売繁盛、五穀豊穣をもたらす「宇迦之御魂大神(うかのたまのおおかみ)」をおまつりする、九州最古のお稲荷さんです。お稲荷さんの眷属(お使い)といえば、白狐。人間の目には見えない白色(透明)をした徳の高い狐で、「びゃっこさん」とあがめられます。「天開稲荷神社」で迎えてくれるのも、巻き物と玉をくわえた一対の大きな白狐。眼光鋭くりりしい姿からは、神聖なパワーがあふれ出ているようです。本殿にお参りをしたら、ぜひ「奥の院」へとお進みください。絵馬掛けの右奥に、さらに山上へ続く石段があり、ここにも一対の白狐が座り、朱色の鳥居が並んでいます。細道を上った突き当たりにあるのが、石室「奥の院」です。

