クリスマスご来光登山(叶岳~高地山~日向山~高祖山~鐘撞山周回縦走)。
2021年 12月 24日
今日は11ヶ月ぶりに「叶岳~高祖山~鐘撞山」を歩くことにした。今年の初歩き(1月4日)は此処でご来光を眺め、周回路を縦走したが、それ以来の登山となった。午前中は晴天に恵まれ、綺麗な朝焼けと御来光も鑑賞出来て、延々10kmの登山路を楽しんで歩くことが出来た。車が二台あれば、初歩きは叶岳神社に参拝してご来光を眺め、飯盛神社か高祖神社に下山するのも良いな。古代浪漫溢れる「天孫降臨コース」だ(笑)。山中の「伊都国展望所」から運良く「小呂島」や「沖ノ島」が展望出来れば申し分ない。

神社から数十メートル離れた地点で油山山頂に昇るご来光を眺めることにする。

三郡縦走路の山々、大根地山、古処三山、英彦山の御来光前の展望が広がる。

油山山頂に御来光が昇って来る。


綺麗な朝焼け、壮大な展望、綺麗な御来光に満足!!。このまま下山しようかとも考えたが、久しぶりなので鐘撞山まで歩くことにした。


叶岳神社を朝日が照らし始める。
〇叶岳神社・・・古文書(貝原益軒編 筑前国統風土記など)によれば、「往昔、山の名を天狗山と申しけるが、神功皇后、三韓進出のみきり、この所に御心願あらせし給ひしに御心に叶ひけりとて、山の名を変えて叶嶽と名付け給う」とある。この神社の主神は、本地仏勝軍地蔵で、印度から伝承した魔神的性格を持つ地蔵の我が国における呼称である。地蔵を祀りながら神社とは、おそらく八世紀頃から唱えられた本地垂迹説、または神社習合思想のいわば伝来の仏教信仰と、我が国古来の神祇信仰との調和をめざすものであろう。元来、地蔵信仰とは死者の冥福を祈るものであるが、平安朝時代から専ら貴族社会に盛んとなり、中世になると勝軍地蔵の名で本来の魔神的な性格が武士の守り神となり、やがては子供など弱者救済の、そして近世以降では、庶民のあらゆる願望を叶える菩薩として尊崇を集めるのである。この神社は、今から約六百年ほど前、熱烈な地蔵信仰で知られた将軍足利義満公の家来すじに当たる、上原の豪族吉住因幡守忠親が義満に倣い京都の愛宕権現より勝軍地蔵の分霊を勧請し奉り、建立したもので、霊験いみじみくもあらたかである。
伊都国中央展望所からの展望。

高地北展望所からの飯盛山、糸島方面の展望。

高地北展望所からの飯盛山、油山、背振山方面の展望。下段は福岡市内、三郡縦走路の山々の展望。

高地山山頂からの背振山系の展望。井原山、雷山、羽金山、二丈岳の展望。

日向山を往復。

高祖山山頂と山頂からの可也山、火山、糸島方面の展望。

鐘撞山からの糸島方面の展望。午前中は晴天で、素晴らしい展望に癒されて、此処まで気持ちよく歩くことが出来た。明日からは天気が急変して土曜の夜から月曜にかけて、福岡市内でも積雪の予報が出ている。今度の寒波では、福岡市内の低山もかなりの雪化粧が期待出来る。三郡縦走路、天拝山~基山の雪景色を楽しむことにしよう。来週は、雪後の晴れ間を狙って、九重・由布岳・阿蘇の綺麗な雪景色を眺めて歩こう・・・そこまで体力が続くかな(笑)。

鐘撞山からの高祖山の展望。可也山、火山の展望。

縦走路にはソヨゴの木が沢山あった。サルトリイバラ、ナンテン(白色)。

ヤブコウジ、イズセンリョウ。

ツワブキ、マンリョウ、ナンテン、センリョウ。

叶岳登山口(6:24)~叶岳神社(6:59)~高地山(8:46)~日向山(9:07)~高祖山(10:39)~鐘撞山(11:21)~叶岳登山口(12:14)。歩行距離10.01km。188日。
叶岳神社に到着。綺麗な朝焼けにワクワクする。







〇叶岳神社・・・古文書(貝原益軒編 筑前国統風土記など)によれば、「往昔、山の名を天狗山と申しけるが、神功皇后、三韓進出のみきり、この所に御心願あらせし給ひしに御心に叶ひけりとて、山の名を変えて叶嶽と名付け給う」とある。この神社の主神は、本地仏勝軍地蔵で、印度から伝承した魔神的性格を持つ地蔵の我が国における呼称である。地蔵を祀りながら神社とは、おそらく八世紀頃から唱えられた本地垂迹説、または神社習合思想のいわば伝来の仏教信仰と、我が国古来の神祇信仰との調和をめざすものであろう。元来、地蔵信仰とは死者の冥福を祈るものであるが、平安朝時代から専ら貴族社会に盛んとなり、中世になると勝軍地蔵の名で本来の魔神的な性格が武士の守り神となり、やがては子供など弱者救済の、そして近世以降では、庶民のあらゆる願望を叶える菩薩として尊崇を集めるのである。この神社は、今から約六百年ほど前、熱烈な地蔵信仰で知られた将軍足利義満公の家来すじに当たる、上原の豪族吉住因幡守忠親が義満に倣い京都の愛宕権現より勝軍地蔵の分霊を勧請し奉り、建立したもので、霊験いみじみくもあらたかである。












by kabuto1952
| 2021-12-24 19:25
| 福岡県の山
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