白岩山へ花散策登山。
2021年 09月 28日



〇クロクモソウ・・・名は花の色を黒い雲に見立てたもの。 葉の形と食用にされることから別名イワブキ・キクブキという。種小名のfuscaは「暗紫色の」の意。従来ユキノシタ属(Saxifraga)とされていたが、最新のDNA解析により独立のチシマイワブキ属(Micranthes)とされた。低山帯~高山帯下部の湿った草地や岩上に生える多年草で、花茎はよく分枝し、高さ10-40cmになる。葉は全て根生し、短い縮毛がある長さ2-20cmの柄があり、長さ1.5-6cm、幅2-8cmの腎円形で揃った卵形の鋸歯がある。表面は縮毛がまばらに生え、裏面は無毛。葉腋に越冬芽がつく。花弁が緑白色のものがあり、セイカクロクモソウとよばれている(YListに掲載なし)。高山帯の礫地に生え、葉柄や花序に長毛があるものをタテヤマイワブキという。北海道と東北地方に分布するエゾクロクモソウは、葉の鋸歯の数が多い。花茎に縮毛はなく、花柄は長く0.4-1.5cmあるので、花がまばらに見える。花序に短い腺毛がある。斜里岳や知床に分布するチシマクロクモソウは、花茎や花序が無毛。

〇セイカクロクモソウ・・・クロクモソウの緑黄色花。亜高山帯~高山帯の渓流沿いの岩隙や草地に見られる多年草。高さ20cm程度。葉は根生し、長さ5cm程度の腎円形。夏に開花。別名キクブキともいい、葉の形がフキに似ていることに由来する。



〇レイジンソウ・・・レイジンソウは、キンポウゲ科トリカブト属の多年草。明るい林の中や山地の草原に生える多年草。近畿地方以西の本州や、四国、九州に分布する。和名は伶人草で、花の形が伶人(舞楽の奏者)が被る冠に似ていることからつけられた。高さ40-80cmになり、上部には密に短毛が生える。根生葉には長い柄があり、掌状に5-7裂する。茎葉は小さい。花は8-10月に茎の先や葉の腋につき、淡紅紫色で長さ約2.5cm、外側に開出毛が生える。花柄は長さ1-1.5cmで、開出した毛が密に生える。

〇ツクシノダケ・・・日当たりの良い草原に咲く多年草。茎は直立し上部は枝をわける。全体にノダケより小さく葉は羽状複葉で小葉はさらに羽状に切れ込んでいる。九州に多いことからツクシノダケ(筑紫野竹)ともいう。8~11月白い小さな花が復散形状につく。上部は枝を分け、草丈50~80cm。葉は有柄、卵形で長さ7~20cm。

〇ヘイケモリアザミ・・・霧立山地には標高の低い場所にはツクシアザミ、1000m付近からはヘイケモリアザミ、石灰岩峰にシライワアザミが生育するそうです。

〇ヤハズハハコ・・・ヤハズハハコは,山地の岩場に生える多年草。全体が白い毛で覆われる点はウスユキソウ属の仲間に似たところもあるが,花序の下に苞がないことで見わけられる。同じ属のヤマハハコもよく似ているが,ヤハズハハコの方ががっしりした感じがする。一番のポイントは葉柄の基部。ヤハズハハコは基部が茎に沿うようにしてつく(沿下)のが大きな特徴。

〇ナガサキオトギリ・・・弟切り伝説を持つオトギリソウの一つで、飛び散った血の跡であると伝えられている黒点も花にも葉にも見られる。ナガサキオトギリはサワオトギりの変種。サワオトギリに比べ茎が数本まとまって自生する。 茎は太くて、上部の枝分かれ、花の数も多い。 葉が細長い。

〇コウスユキソウ・・・高山に生える多年草。葉の下面は白い綿毛におおわれる。茎頂に、上下面とも綿毛をかぶった白い葉が数枚ずつ放射状につき、その間に小さな頭花が少数ずつかたまる。総苞も白い綿毛をかぶり、両性花をつける株と、雌花だけをつける株とがある。ウスユキソウの名は薄雪草で、淡白色の葉をうすく積もった雪にたとえた名であるという。スイスアルプスに生える有名な「エーデルワイス」もウスユキソウ属で、よく似ている。



