菊池渓谷と阿蘇原野の花散策(8月2日)。
2018年 08月 05日
菊池渓谷では前回ほどではありませんが、綺麗な斜光を鑑賞出来ました。
当日の花鑑賞の第一目的は、ナツエビネとベニシュスランでした。どちらも上手くキャッチ出来ました。
ベニシュスランは初見の山野草でした。・・・常緑性の小型の草本[1]。茎の基部は地表を這い、節ごとに根を下ろす。茎の上部は斜めに立ち、高さ4-10cmに達する。葉は3-4個あって互生し、長さ2-4cm、幅1-2cm程度。葉の形は卵形から長卵形で先端は鈍く尖るか鋭く尖り、灰緑色に白い網状の模様が出る[2]。 花期は7-8月で、茎の先端に淡紅色の花を2-3個だけつける。花は筒状で2.5-3cmに達する[3]。花序の柄はごく短く、葉のすぐ上に花が付く。苞は広線形で先端は尖り、長さ1.5-2cm。萼片は広線形で先端は尖らず、長さ2.5-3cm。側花弁は線形で先端は鈍く尖り、長さは萼片とほぼ同じ。唇弁は長さ1.7-2cmで、基部はふくれ、舷部は長くて披針形で、先端は反り返る。蕊柱は短くて真っ直ぐ。子房と萼には長い縮れた毛が多数ある。
菊池渓谷全域を飾るイワタバコも見事でした。
午後からは九重に向う予定でしたが、暑くなってきましたので、阿蘇だけの花散策で帰宅することにしました。その他の阿蘇原野で見かけた花々です。今回嬉しかったのは、野生のノカンゾウに遭遇出来たことです。数年前に奥多摩の河原で鑑賞しましたが、九州で観たのは初めてでした(大宰府のノカンゾウは植栽されたものです)。
ヤツシロソウ、シロバナクサフジ、コオニユリ、ナデシコ、オミナエシ。
オグラセンノウ、エゾミソハギ。