温泉と観光の帰路・・・1月28日。
2018年 01月 29日
人吉は登山の際に通過しますが、市内の観光をしたことがありませんでした。まずは国宝の青井阿蘇神社に参拝しました。青井阿蘇神社は慶長期(けいちょうき)に一連で造営された社殿群であり、中世球磨(くま)地方に展開した独自性の強い建築様式を継承しつつ、桃山期の華麗な装飾性を取り入れていることが特徴です。また、南九州地方における近世神社建築の発展において影響を与えていることなどの文化史的意義が認められ、2006年に国宝指定となりました。
青井神社参拝後は、永国寺に参拝しました。永国寺には「西南の役」の際、田原坂で敗れ撤退する西郷隆盛が、当寺に本営を置き、三十三日間在陣しています。幽霊の掛け軸や幽霊の出る池としても有名で、別名「幽霊寺」としても呼ばれています。休日でもあり、「西郷どん」人気で参拝者も多いのではないかと思っていましたが、参拝者は私一人だけでした。本堂の前に「西郷隆盛先生の遺蹟の碑」があり、本堂の内部に位牌と直筆の書が展示されています。
西郷隆盛の書の横に幽霊の掛け軸が展示されていました。本堂の奥の池には幽霊が出たそうです(笑)。私は、幽霊の話はあまり信用したくはありませんが、65年の人生のうちには数回不思議な恐い体験をしたことがあります。特に山に登るようになってからは、山路や山小舎で何回か不思議な体験をしています。絶対に私の勘違いだとは思っていますけどね(笑)。
余談ですが、昨夏に娘と一緒に歩いた奥多摩の「御嶽山」に語り継がれる怪談奇聞を小説化した「神坐す山の物語」を正月に読みましたが、山中に漂う不思議な霊については、あながち否定するものではないと確信しました。登山に「清めの塩」を持参される方もおられるそうですが、私も今後はそうしましょうかね(笑)。
道の駅で福寿草とユキワリイチゲとイワウチワを販売していましたので、イワウチワは珍しいと思い、二鉢購入しました(一鉢350円)。イワウチワは九州には無いと思っていましたが、五木産と書かれていました。五木周辺の山に咲くのでしょうかね。今年はこの花の鑑賞に行きたいと思っていましたが、五木の山に咲くのならそれこそ「幻の花」ですから、是非とも探しに行ってみたいですね。鉢には生産者の名前を書いてありますので、来月行った時に道の駅で尋ねてみることにします。