第一次夏遠征の回想・・・青森県観光(大間岬と恐山)。
2017年 08月 07日
東京から一泊二日で飛行機とバスを利用して、下北半島・津軽半島と白神山地を観光して2万7千円は安いですね(笑)。しかも宿泊する「サンルート五所川原」は、ちゃんとしたホテルで一人部屋でした。喋り過ぎるくらいの(笑)美人バスガイドさんの流暢な興味ある観光案内もありまして、長いバスの移動時間も退屈せずに楽しい時間を過ごせました。一日目は、まず最初に大間岬に向かいました。当日の東北地方は大雨の予報でしたが、下北半島には雨雲がかからずに、運良く晴天の海岸線の風景を眺めることが出来ました。(下記写真は、岬にある啄木の三対の歌碑ですが、写真を撮っているとカモメが飛んで来て長い時間ポーズをとってくれました)。
大間岬は本州最北端の地で、函館の汐首岬まで17.5kmの距離しかありません。函館側の津軽海峡に面した岬では「立待岬」に行きましたが、「汐首岬」には行ってませんので、是非とも行きたいと思いました。
大間と言えば、マグロの一本釣りで有名な地ですので、昼食はマグロ丼(2800円)を食べました。旅行会社が推奨してくれたのは、「長宝丸」と言う店でしたので、この店で食べました。社長さんが、マグロの一本釣りについて説明してくれます。地元の方の話ですので、TVで見るより大いに参考になりました。余談ですが、下記写真の下段左側の店が、築地のセリ市で1億5千万円の途方も無い値段が付いたマグロを釣り上げた漁師さんの息子が開いた店とのことです。
大間から「恐山」に向かいました。この地も一度は訪れたい聖地でしたので、興味深々でした。安旅行ですので、僅か1時間半の見学時間しかありませんでしたが、もう少しゆっくりと周囲を見学したかったです。私は、ガイドさんから離れて一人で周囲を走り回りました(笑)。三途の川(正津川)に架かる赤い太鼓橋を過ぎると、恐山菩提寺が見えてきます。この日はラッキーなことに「恐山大祭 7月20日~24日」の日でした。
「恐山」とは、カルデラ湖の宇曽利湖周囲の外輪山(剣山を含め8つの峰がある)の総称で、恐山と言う単独峰は存在しません。年間20万人が訪れる「北の一大霊場」で、地獄と極楽が交差する幻想的な空間です。
菩提寺境内左手には荒涼とした火山性の地形が広がり、各所から噴気や温泉が噴出し、硫黄臭が立ち込めています。偶然にも、今回の遠征の一日目と最終日(焼岳登山)は噴気に包まれた遠征となりました。神様に新しい噴気をいただいた旅行であったと都合よく解釈することにしました。物事は万事前向きに明るく考えないといけませんね(笑)。
参拝順路に従って「賽の河原」と呼ばれる一帯から慈覚大師堂、八角円堂、極楽浜・・・と巡って行くと、至る所に地蔵尊が立ち、火山性の石が積まれ、差し込まれた風車が回っています。
恐山の地獄の先には、神秘的な湖水をたたえる宇曽利湖があります。「この世の浄土」を思わせる浜は、いつしか「極楽浜」と呼ばれるようになったそうです。恐山の最高峰の釜臥山(878m)には登れるそうですから(下記写真で観測所が見える山)、次回は一人でこの地に来て、登って帰りたいものです。この秋か、来年の遠征時には、元気と金があれば、北海道の山々と岬観光をしたいと考えておりますので、その節には、恐山にも再訪したいと思っています。端折った短い観光旅行でしたが、憧れの下北半島をちょいと覗いた良き一日でした。