白山登山(三日目)
2013年 07月 29日
御来光前に北アルプスの峰々が赤く染まって行きました。荘厳な朝焼けの風景でした。
神主さんがわざわざ山頂(2702m)に登って来られて色んな説明をしてくれます。また御来光後には神主さんの音頭で、全員で万歳三唱をします(笑)
大半の方は、御来光を眺めた後に下山して行かれましたが、私は池の周辺を巡って雪渓を歩き、女汝峰(2684m)まで歩いてきました。
誰もいない静かな空間をゆっくりと楽しみました。霊峰白山の素晴らしい早朝風景でした。
女汝峰山頂からの展望です。山頂には大汝神社の祠があります。
池の周回路から室堂センターと別山の展望です。
下山時に鑑賞した花々です。イワギキョウ、イワツメクサ、キンコウカ、ミヤマムラサキ、チングルマ、ハクサンコザクラ。
コシジオウレン、ホソバノヤマハハコ、チダケサシ、オオバミゾホオズキ、センジュガンビ、タカネナデシコ。
室堂から南竜山荘に向かってエコーラインを下山しました。南竜分岐まで下山して考えましたが、暑くなっての別山の往復はかなり体力を消耗しますので、そのまま砂防新道を別当出合まで下山することにしました(笑)・・・来年の秋にはYさんの予定表を参考にして白山、荒島岳を再訪したいと思います。
白山から午前中に下山して、高速バスを予約してある福井駅のビジネスホテルに宿泊しました。17日の荒島岳登山の日程が空きましたので、17日は敦賀海岸と永平寺を観光することに決めました。・・・午前中に永平寺を訪問して、午後から敦賀海岸に行くべきでした。張り切って早朝から敦賀駅に行きましたが、平日ですので海岸行きのバスが全くありません(笑)。仕方なく、一日フリーパス券を購入して敦賀市内の海産物市場や由緒ある神社を観光することにしました。肝心の海はと言いますと、JRの観光パンフレットに案内されている海とは全くかけ離れた人工の内海でした。登山靴だけ脱いでピチャピチャと波際で遊んで帰ってきました(笑)
海産物市場は休日になると、大渋滞を巻き起こすほどの人気らしいです。此処でも一番人気の海鮮丼を食べましたが(生ビールと併せて2300円)、それなりに美味かったです。
市内中心部にある気比神宮は、飛鳥時代に創建され、鳥居が日本三大木造大鳥居の一つになっています(他は厳島神社、春日大社)。境内には芭蕉の句碑もありました。中秋の名月前夜に此処を訪れた芭蕉は、「名月や北国日和定めなき」「月清し遊行のもてる砂の上」の二句を残しています。
敦賀市内観光後は、17日深夜(22時)に福井発東京行の高速バスに乗り、新宿駅前に向かいました。19日から南北アルプスを8日間歩く予定ですので、歌舞伎町のサウナ「こりこり」でたっぷりと休息しました。駅前広場には菅原文太さんが選挙応援に駆けつけていました。彼も老いましたがダンディーでカッコ良かったです。井戸川氏は原発問題を静かに切実に訴えておられました。これから福島の悲劇が段々と具体化してくることでしょう!!「ノーモア 広島、長崎、福島」