そうだ!山に登ろう

登ってきました!あの山この山!

九州西国霊場七寺参拝。

長崎近辺の「九州西国霊場」は、野母崎に水仙の咲く時期に参拝しようと思いながら、二年が経過してしまいました。雲仙のミヤマキリシマも三年ぶりとなりますので、丁度この時期に登山と一緒にまとめて参拝しようと思いました。延長千百キロに及ぶ日本最古の「巡礼の旅」と言っても、移動手段は車ですので、全国各地の修験道を歩いて巡礼される方々と比較して見れば大した「巡礼の旅」ではありませんが、宗教心に乏しい私にとっては大いなる「心の旅路」でもありました。今回で三十二寺の参拝が終わり、残すは熊本の雲巌寺(第十四番)一つとなりました。ゆっくりと聴牌を楽しんで、何時の日にか金峰山へと赴きたいと思っています。



今回の参拝のスタートは、有明海に面した竹崎港にほど近い「第二十二番 竹崎山観世音寺」でした。有明海を航海する遣唐使船は、上げ潮に乗って竹崎港へと入港したらしいです。唐から帰国する際の空海も立ち寄り、観世音寺に参拝したと伝えられています。現在の本堂は平成九年の再建で堂内の厨子には本尊千手観音菩薩像が安置されています。かっては五十年に一度の開帳でしたが、平成十八年からは1月3日の「修正鬼会」さ中の午後に開帳されることになっています。
竹崎カニはガザミと呼ばれるワタリガニの一種で、この時期の子持ち蟹は最高に美味いです!
f0016066_1614155.jpg

観世音寺から数分の岬には、竹崎城址と灯台があります。城址は展望台になっており、有明海が一望できます。
f0016066_16115171.jpg

二番目に参拝したのは、「第二十二番 法川山和銅寺」です。和銅元年(708年)に、元明天皇の勅願により行基菩薩が開創したと伝えられる格式の高い寺です。入口縁側には朽ちかけた、一対の木造仁王像が置かれています。本尊の十一面観音菩薩立像は室町時代の作と伝えられ、五十年に一度開帳される秘仏です。
f0016066_16394544.jpg

ギロチンルートを走って島原に向かいました。島原港でフェリーに乗って来られる外西さんと待ち合わせて雲仙へと向かいました。雲仙の山にてミヤマキリシマに酔った後は、諫早に向かい「第二十四番 田結山観音寺」に参拝しました。
f0016066_16591848.jpg

三番目の参拝は「第二十四番 田結山観音寺」でした。バス道に面してアーチ型の石門が開け、境内には「西国三十三か所の石仏群」が立ち並んでいます。本尊は聖観音菩薩立像で、目が無いことでも知られ、「眼」と「癌」をかけ、癌封じの観音様と言った信仰が生まれています。
f0016066_176084.jpg

二十一日のラストはエキゾチックな石門に長崎らしい異国情緒が漂う「第二十六番 円通山観音寺」に参拝しました。本尊は2.5mの九州では珍しい大きな像の千手十一面観音菩薩立像で、中央厨子に安置されています。
f0016066_17255418.jpg

二百年ほど前に建立された観音堂は、総欅造りで、屋根には鯱が載せられて、多くの彫刻が施されています。豪壮な仁王像も圧巻です。
f0016066_17325616.jpg

22日は、八郎岳を下山後に、長崎市内を見下ろす高台にある「第二十五番 長崎山清水寺」に参拝しました。境内からの長崎市内の展望は素晴らしいものがあります。坊守さんから丁寧な寺の由来や説明をいただきました。ブログ上にて深く御礼申し上げます。
f0016066_1894971.jpg

本尊の千手観音菩薩立像は、かって清水寺内院に祀られていたものが、慶順僧徒により長崎の地にもたされたものです。清水寺は、安産・子育て祈願の寺としても知られ、特に戌の日には多くの参拝者で賑わうそうです。
f0016066_18101491.jpg

清水寺を参拝後は、「第二十七番 清岩寺」に参拝の為に佐世保市内へと向かいました。福石観音で親しまれる福石山清岩寺は佐世保市街にあります。清岩寺の構造的な特徴は、境内をぐるりと囲んだ断崖でしょう。本堂の形どうりに石の壁が切られ、そこに建物をはめ込んだ格好になっています。本尊の観音菩薩立像は8月8日~10日までの四万六千日祭の時だけ開帳される秘仏です。四万六千日祭の間に一日参拝すれば、四万六千日参拝したのと同じ御利益があるとのことで、佐世保の夏の風物詩となっています。
f0016066_18481456.jpg

五百羅漢像は弘法大太子が安置したものとして伝えられています。
f0016066_18445547.jpg

22日の最後は佐賀の「第二十二番 清水山寶地院」に参拝しました。本堂へは、朱塗りの仁王門をくぐり、高さ四十メートルを越える、推定樹齢五百年の杉の木に圧倒されながら山道を上って行きます。本堂の建つ高台からは、遠く有明海や雲仙岳も見渡せるほどの展望があります。本尊は千手観音菩薩像です。
f0016066_2092539.jpg

物凄く暑い一日でしたが、本堂裏手に流れ落ちる豪壮な清水の滝の水しぶきにはヒンヤリとさせられました。滝つぼの手前には不動明王などの石仏が睨みをきかしています。周辺の旅館街は鯉料理が名物になっています。
f0016066_2095125.jpg

by kabuto1952 | 2013-05-23 20:35 | 歴史散策
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30