麻氐良山登山と大宰府周辺の紅葉散策。
2012年 11月 20日
熊野神社(7時50分)~山頂~熊野神社(8時30分)
帰路の時間帯は御来光前でしたので、杷木の「ビューホテル平成」の付近から筑後平野の夜明けを鑑賞することにしました。下段の観音像は「香山昇龍大観音菩薩」と石碑に紹介されていました。建立が昭和62年8月ですので、バブルの時代の名残??でしょうかね。近くに寄ってみようとしましたら警報機が鳴り出してビックリしました(笑)
麻氐良山(295m)の登山口は、柿園の中を車で抜けて行きます。あまり早い時間に行けば「柿泥棒」と間違えられるんじゃないかと心配でした(笑)駐車場は熊野神社にあります。
最初の数分間は柿園の中を歩きます。柿園の最上部から猪道??を通過して杉木立の山路に入ります。杉林の中で、何かが動いた大きな音がしました。多分猪が動いた音だったでしょう。
山頂には麻氐良布神社上宮があります。「福岡県の山歩き」には30分程度と紹介されていますが、熊野神社からですと15分で到達します。麻氐良城は、黒田藩政時代には筑前六支城の一つに数えられ、朝倉郡地方を支配しています。再来年の大河ドラマの中に出てくるかも知れませんね。また、麻氐良布神社は「日本書紀」にある斉明天皇橘広庭宮であり、天皇が歿した所でもあります。歴史上由緒ある地ですから、もう少し整備したらいいのではないでしょうかね。山頂からの展望もなく、猪が走り回った跡ばかりです。ヤマハゼの紅葉、タカノツメの黄葉が綺麗でした。
杷木は柿の産地として有名です。もう直ぐ山麓全体が柿の紅葉で真っ赤になります。麻氐良山が一番輝く時期ですね。「福岡県の山歩き」に掲載されたからこそ縁あって登った山でした。
山麓には重要文化財の普門院があります。鎌倉時代の仏寺建築物で、本尊は十一面観音立像です。境内にはビャクシンの大木があり、県の天然記念物になっています。
下山後は、大宰府の観世音寺、都府楼跡の紅葉を見学しました。観世音寺の南京ハゼも楓もピークを迎えて綺麗でしたが、落葉も目立ち始めていました。紅葉が宝満山の遠景を彩っていました。
観世音寺、戒壇院の本堂を楓の紅葉が彩っていました。
都府楼跡の楓の紅葉もピークに近かったです。都府楼跡の奥にある「学問の聖木」と呼称されるカイノキの紅葉は始まったばかりでした。
水城ラーメンでチャンポン(650円)を食べました。胃腸が健康的で若々しいかのバロメーターです。しかしながら、あまりの凄さに心が折れそうになりました(笑)。