紅葉の国東へ・・・・その2
2012年 11月 17日
「鬼会の里 歴史資料館」の裏手に奇岩が聳えています。1時間程度の歩きですが、高度感が有りビビりそうな鎖場も存在します。下記写真下段の真ん中の位置に「無名橋」が見えます。
豊津の信ちゃん御夫妻の案内で三人で歩きました。御夫妻は難路が大好きですので、楽しそうに歩かれますが、私は不安感一杯で付いて行きました(笑)
「川中不動尊」と「鬼会」で知られる長岩屋山天念寺は、養老二年(718)に仁聞菩薩により開基され、六郷満山座主格を持ち栄えたらしいです。「九州西国霊場」第五番礼所です。「九州西国霊場」は福岡、大分、熊本、佐賀、長崎の五県にまたがる延長千百キロに及ぶ旅路です。行雲流水の旅に生きた種田山頭火は、「風の中 声はりあげて 南無観世音」と、7年の歳月をかけて三十三観音霊場を巡ったそうです。私は登山の途中にある霊場を、車で4年の歳月をかけて巡礼しておりますが、、まだ十二箇所も残っています。
冨貴寺と両子山(両子寺)は、紅葉の散策を兼ねて一人で歩いて来ました。冨貴寺の楓と銀杏の紅葉は始まったばかりでした。
両子寺は「九州西国霊場」の第六番札所です。九州を代表する紅葉の名所です。楓の紅葉は丁度ピークを迎えた状態で、素晴らしく綺麗でした。広大な境内の上部にある大講堂、奥ノ院の紅葉も趣があってとても素晴らしい風情でした。
奥ノ院は古くから子授けの霊験で知られています。全面は舞台造り、背後は崖になっていて、洞窟からは不老長寿の清水が湧き出ています。下段の写真は霊場本尊の千手観世音菩薩立像です。
大講堂は平成3年に再建されたものです。写真の阿弥陀如来像は鎌倉時代の作です。下段の写真は大講堂から眺めた両子寺境内です。
両子山(720m)は境内の裏手から山頂まで登れます。本来なら奥ノ院から仏蹟巡りをして山頂に行きたかったのですが、午後5時には閉門されますので、山頂まで車道を歩いて来ました。山頂には一等三角点があり、素晴らしい展望が開けていました。山頂付近はまだ紅葉が残っており、夕日に照らされてとても綺麗でした。両子寺境内から山頂までは往復1時間程度で歩けます。