雪の英彦山へ・・・
2011年 01月 15日
早朝の小石原道の駅です。雪がシンシンと降って寂しいです。「さいはての駅に降り立ち雪明り・・・」啄木の歌を思い出しました(笑)
豊前坊から先は通行止めになっていましたので、これ幸いに登山中止を決めました(笑)快方に向かう天気であれば登りますが、翌日にかけて大荒れ風雪の予報ですので、単独では無理をしたくありません。
杷木まで来ましたので、近くにある「九州西国霊場」を三か所訪問してきました。「九州西国霊場は日本最古の観音霊場であり、英彦山霊泉寺(天台宗)を一番札所として始まります。種田山頭火は「風の中 声はりあげて 南無観世音」と七年かけて1000キロに及ぶ三十三の霊場を巡ったそうです。私は安易に車で巡ります(笑)英彦山霊泉寺は銅鳥居左手に復興されています。
本堂には千手観音菩薩像が安置されています。
霊泉寺の次に20キロ離れた田主丸にある19番札所の石垣山観音寺(天台宗)に向かいました。田主丸の南に聳える耳納連山は雪で真っ白でした。観音寺は鷹取山(802m)の麓にありました。
明日が豪壮な火渡護摩供らしいです。毎年1月の第三日曜に行われるとのことでしたので、一日違いでした。残念でした。
観音寺の境内には樹齢350年のハルサザンカの大木があります。「牛鬼の手」のミイラと言う珍品も秘蔵されています。
観音寺から10キロ離れた、同じ耳納連山の麓にある18番札所の観興寺(曹同宗)に向かいました。
本堂に安置されている千手観音菩薩像は鎌倉後期作の秘仏で、御開帳は十二年に一度、亥年の春として決まっているそうです。
田主丸まで行きましたので、必ず立ち寄るのは植木屋です。植木屋の主人が私の服を見て、何処の山に登ったのか尋ねてきました。そこから30分ほど山談義に花が咲きました(笑)購入したのはセンリョウ、ヤブコウジ、バイカウツギです。100円だけまけてくれました(笑)
昼頃からは雪が激しく降り始めて、裏山もアッと言う間に真っ白になりました。明日にかけて九州の山間部は物凄い積雪になりそうですね。来週の晴れ間が楽しみです。