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そうだ!山に登ろう

登ってきました!あの山この山!

シャクナゲ谷の三俣山

「坊がつる讃歌」に歌われし三俣山の石楠花谷はまだ見たことがありませんでした。石楠花はとっくに終わったろうと思ってネットを眺めていると、先週の日曜前後にまだ咲いてるみたいです。「遅かりし鞍馬天狗」「せめて一太刀」・・・三俣山の山頂で御来光まで眺めようと思って深夜に博多を出発しました。最近深夜の車の運転にも若干疲れが出てきました。わずか博多から150キロの道程ですが、途中2回も仮眠してやっとの思いで大曲登山口に到着しました。「御来光、石楠花、ミヤマキリシマ鑑賞」と何時ものように「欲張り登山」のスタートです。




鉱山道路の夜明けです。山頂での御来光には間に合いませんが、せめてスガモリ越しでご来光を眺めようと思いますので、急ぎ足になり歌は出ません(笑)
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星生山、硫黄山が朝日に赤く染まっています。次回はこのモルゲンロートを三俣山山頂で眺めようと思います。僅か30分の遅れですけどね。
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スガモリ越しに5時半到着です。御夫婦がいらっしゃいましたので「もう昇りましたかね?」と問い合わせると「まだ登ってない。これからだよ」と教えてくれました。御主人は登山のことと思ったんですね。私は朝日のことを質問したのですが・・・後で気付きました。そのまま登るべきでした。
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大船山頂付近に朝日が昇ると思っていましたが、この時期はかなりズレるんですね。もう少し登っておけばよかったです。
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今年のキリシマは花芽が多いみたいです。虫も見かけません。来週には満開になるかも知れませんね。これから行く北峰付近は素晴らしいピンクの絨毯になりそうです。キリシマ越しに九重連山遠景です。
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キリシマの株の中にマイズルソウやらイワカガミやらコケモモがグジャグジャあります。三俣山腹にて。
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本峰への山路からキリシマ越しに九重連山の展望です。阿蘇が正面に見えます。3月にここからの雪景色を眺めました。キリシマの時節にここからの写真を撮りたいと思っていましたが、花はまだ咲いていませんでした。残念でした。この時期で花芽がないから今年は咲かないのかも知れませんね。
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今年3月の雪景色です。上の写真と比べると若干角度が違いますね。阿蘇の上は高岳ですが、下の写真には根子岳が写っています。
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本峰から北峰に向けて急坂を下りて行きます。石楠花谷がどの辺なのか判りませんが、とにかく凄いです。全部の木に花が咲いてるようです。既に峠を超えた花も沢山ありますが、蕾もまだまだ沢山ありました。ツクシシャクナゲは一度咲いたら5~7年は咲かないそうです。今年は当たり年ですね。石楠花越しに平治、黒岳の遠景です。
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石楠花の窓から平治岳を覗いてみます。
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本峰を振り返ります。こんなに独り占めしてよいのでしょうか(笑)四方に石楠花が咲いています。
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正面が北峰です。斜面にずっと石楠花の花が広がります。この斜面はドウダンツツジの名所でもありますが、まだ数本しか開花していませんでした。
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北峰斜面はミヤマキリシマの名所です。今年はもの凄い花芽で虫もいません。ここは対面の平治と合わせて満開の時期にもう一度きてみたいですね。大鍋の底付近には石楠花の群生が沢山見えますが、午後から用事がありますので底まで下りずに涎を流して通過します。
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北峰山頂付近からの展望です。北峰付近の石楠花は峠を超えていますが、まだまだ楽しめます。視界が360度に広がります。山頂の高嶺の花です。女王様のように下界を見下ろしています。
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お鉢をグルッと回ってきました。平冶が近くなります。双眼鏡で覗いてみましたがまだまだ開花は先のようです。6月上旬には素晴らしいピンクの絨毯と化すでしょう。
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坊がつるを見下ろします。平日ですからテントは見えません。これからの週末は大勢の人間で溢れるでしょう。私もそのつもりですが(笑)マスクが必要かも知れませんね(笑)
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小鍋から本峰を見上げます。小鍋の周囲にも沢山の石楠花が開花しています。
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歩を進める度に美人のお出ましです。たまらない花の世界です。
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南峰への途上から小鍋遠景です。
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石楠花越しに大船山遠景です。
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南峰山頂までくるとガッカリです。そこは死の世界です。真っ黒に焼けたミヤマキリシマが蘇生できるのでしょうか。悲しいですね。ルンルンな気分が一度に萎えてしまうような現象です。
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下山路ではビックリです。登ってくる女性が「後ろ~」と言いましたので何か悪いことをしたのかと思って振り返ると空の一部が虹色に輝いていました。
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太陽の二重環だったんですね。こんなの初めて見ました。お土産つきの登山でした(笑)
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下山路での三俣山山腹のミヤマキリシマです。
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by kabuto1952 | 2009-05-20 11:44 | 九重連山 | Trackback

by いーさん