南島原オルレと富士山登山。
2017年 11月 20日
南島原オルレコース・・・口之津フェリー乗り場(9:09)~歴史民俗資料館~口之津フェリー乗り場(12:58)。行動時間3時間49分。行動距離13.3km。消費カロリー1854kcal。標高差104m。累積標高875m/880m。
峠付近の紅葉は予想以上に残っていました。朝日に照らされた紅葉がとても綺麗でした。身体が二つあればの心境で口之津へと向かいました。
オルレのスタート地点に向かう途中に富士山(180m)の標識を見つけました。島原に富士山があるのを知って数年になりますが、やっと長年の登頂への思いを達成することが出来ました。これで日本で一番高い富士山と日本で一番低い富士山(他に富士山の名前の付いた山の存在は知りません(笑))を制覇することが出来ました(笑)。私の登山歴にまた一つ箔が付きましたね(笑)。
富士山頂で眺めた御来光です(笑)。山頂の神社周辺からの展望はありませんが、山頂直下の展望所からオルレのフィニッシュ地点の「なんばん大橋」が展望出来ました。
オルレのスタート地点は口之津港のフェリー乗り場です。途中で雲仙を経過した為に、予定より一時間遅れのスタートになりました。オルレ後にもう一か所行く予定にしておりましたが、諦めてオルレコースの海岸を隅々までゆっくりと歩くことにしました。
オルレコースは畑作地帯を通過して行きます。ジャガイモやレタスの畑が海の展望と一緒に広がっていました。野田堤には沢山の渡り鳥が羽を休めていました。下記の写真の山は、レタス畑からの峰火山(94m)の展望です。オルレコースは峰火山の中を歩いて行きます。
峰火山を通過して「幻の野向の一本松」の付近に来ると、鳳上岳、富士山、雲仙、愛宕山の展望が開けていました。
オルレのコースからは、雄大で綺麗な有明海や天草の山々の展望が延々と広がっていました。爽快で幸せな気分に浸れました。
田尻海岸公園に出て、オルレのコースから少し離れた天狗鼻に行きました。天狗鼻の位置は島原半島の西端になります。
田尻海岸にはオイランアザミの保存地区がありました。今年の希少種の花鑑賞は、先日のゲンカイイワレンゲで終了と思っていましたが、まだまだ私には花が付いて来ます(笑)。種子島中心に、南九州に咲く花らしいです。鳥が運んだか、潮の流れが運んだのか、この海岸に毒々しく根付いていました。今度こそ今年最後になるであろう希少種の花との「一期一会」の出会いでした。・・・水曜には、ある情報によりましてまた平戸まで行くかも知れませんが(笑)。
オイランアザミ・・・頭花が茎の先にかたまって咲く様子をかんざしを差した花魁の姿に例えたもの.
瀬詰崎灯台に到着しました。島原半島の南端になります。潮が引いていましたので、灯台まで歩くことが出来ました。
灯台付近の海岸では、おばちゃんがミナ貝(福岡ではニナ)の採取をされていました。
早崎海岸(玄武岩)のアコウの大木にもビックリしました。
干潮時しか歩けない玄武岩の岩場でしたが、今回は幸いに出発が遅れた為に歩くことが出来ました。19日の通過出来る時間帯は、12時半~18時の間(通過可能時間帯の掲示板があります)で、私は12時に海岸に到着しましたが、釣り人がおられましたので歩くことにしました。今春に、天草の海岸線を歩いてえらい目に合いましたから、海岸線の歩行は慎重になります(笑)。
口之津灯台は、六等白色の灯台として、明治十三年に点灯以来、口之津港に出入りする船の安全航行を見守っています。小さな灯台でした。
口之津歴史民俗資料館がオルレコースのフィニッシュ地点になります。此処からの帰路はバスがありますが、フェリー乗り場からそれ程遠くありませんし、「なんばん大橋」を歩きたかったので、フェリー乗り場まで歩いて帰りました。
なんばん大橋は狭い車道だけで歩道はありませんので、車が走っていると怖いものがあります。車の来ないうちに急いで渡りました(笑)。
海岸線から眺めた富士山と愛宕山の遠景です。どちらの山も港から眺めると存在感がありますね。きっと地元の方々に愛されている山なんでしょうね。島原の富士山は長年登りたい山の一つでしたので、今回の山行のハイライトの一つでした。私にとっては大変嬉しい一日になりました。
帰路で眺めた海の風景です。晴天の一日でとても綺麗な晩秋の海の展望がありました。今春から歩き始めた九州内のオルレコースの残りは4か所になりました。今週は、晴天の日を狙って「霧島・妙見コース」と「指宿・開聞コース」を歩きたいと思っています。