健さんの慰霊碑と玄海岩蓮華・・・今年最後の花散策。
2017年 11月 16日
下記文章は、朝日新聞より一部を抜粋しています。
俳優・高倉健さんが亡くなって10日で3年がたつ。出身地の福岡県中間市にある一家の菩提(ぼだい)寺に、このほど記念碑ができた。「健さん」をしのんで手を合わせられる場所を、と親族がつくった。健さんの本名は小田剛一という。旧炭鉱地を流れる遠賀川から約1キロの正覚寺が小田家の菩提寺で、健さんの両親や兄も眠る。境内に建てられた記念碑には、「寒青(かんせい)」の二文字と「高倉健」の署名が彫られた。寒青は漢詩の言葉で、風雪に耐えて青々と立つ「冬の松」を意味する。晩年、座右の銘にしており、腕時計の裏ぶたに彫ってもらっていた。碑の文字には、健さんが知人にあてた色紙の直筆が使われた。健さんは著書「旅の途中で」(新潮社)で寒青について「とても好きな言葉」と紹介し、「一生のうち、どんな厳しい中にあっても、自分は、この松のように、青々と、そして活(い)き活(い)きと人を愛し、信じ、触れ合い、楽しませるようにありたい」と書いた。こんな思いで男がほれる男、高倉健を演じ切った。
ゲンカイイワレンゲの花・・・この花の姿も「寒青」でしょうか。今年の希少種の花散策は、私の知識の範囲では、この花が最後になります。今年も沢山の希少種の花を、登山と一緒に楽しむことが出来ました。来年もまた、「一期一会」の出会いを楽しみたいものです。