紅葉に染まる日本百名山六峰・・・その4(大朝日岳)
2014年 10月 14日
*その中で朝日が一番原始的な面影を残している。私が初めて朝日連峰を縦走したのは大正15年(1926年)の昔だが、その頃はもちろん山小屋などなく、道さえ定かでない箇所もあった。朝日登山の話をしても、そんな山はどこにあるかという顔をされたものである(深田久弥)。
古寺鉱泉(4:30)~一服清水~古寺山(1501m)~小朝日岳~銀玉水~大朝日岳(10:05)~古寺温泉(15:10)
早朝からの出発でした。ご来光が紅葉した樹林帯を染め上げて行きます。
山路の背後に月山が聳えます。山々の素晴らしい展望と晴天に映える紅葉。・・・今日もまた素晴らしい一日になりそうな予感でした。
古寺山頂上(1501m)からの大朝日連峰の山々の展望です。1800mの山々の展望とは思えぬ壮大な山群の展望でした。下記写真の左側から小朝日岳(1647m)、朝日岳(1870m)、中岳(1813m)の展望です。
古寺山から紅葉に彩られた小朝日岳向かいます。素晴らしい紅葉の山景に絶叫の連続でした(笑)
小朝日岳山頂に到着です。山頂碑は地面に設置されていました。豪雪強風地帯だからでしょうかね?。蔵王連峰、飯豊連峰、月山、鳥海山等の展望を楽しむことが出来ました。ヒメサユリの名所でもありますが、紅葉に山が彩られるこの時期の登山を選んで大正解でした。休憩後に大朝日岳へと向かいました。
大朝日岳への山路も大朝日小屋(1780m)が視界に入れば残り僅かです。銀玉水(1620m)の水は冷たくて物凄く美味かったです。このルートには一服清水(1150m)、三沢清水(1375m)、銀玉水の三つの美味しい水場がありますから、夏場でも長丁場のルートの水の心配はありませんね。
五時間半かかって朝日岳山頂に到着しました。360度に展望が広がっていました。鋭角の山が東北のマッターホルンと呼ばれる祝瓶山です。朝日連峰は宗教色の薄い山系とのことでしたが、山頂直下に祠の跡がありました。今回は大朝日岳へのピストン登山でしたが、大朝日岳から西朝日岳を経て北に進む縦走コースを一度は歩いてみたいものです。
何時までもゆったりと秋風に吹かれていたい心境でしたが、新幹線の時間もありますので、急ぎ来た道を下山することになりました。帰路では小朝日岳を登らずに迂回して下山しました。
小朝日岳の山麓もドウダンツツジの紅葉が見頃を迎えて素晴らしく綺麗でした。
下山中も後ろ髪引かれる思いのする紅葉の絶景でした。
ブナやダケカンバの黄葉も素晴らしかったです。