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早春の熊野古道・・・その2

24日は前日の雨が嘘の様に上がり、素晴らしい快晴となりました。当日は熊野那智大社をスタートして小口までの17キロの大雲取越を歩きます。熊野古道中辺路をを経て熊野本宮大社に辿りついた巡礼者は、熊野川を船で下り、熊野速玉大社に向かいました。熊野速玉大社からは海沿いを通り那智へと向かったのですが、那智から熊野大社本宮に戻るために利用された道が「大雲取越」「小雲取越」です。大雲取越は文字通り、雲をつかむような熊野路随一の難所と言い伝えられますが、日頃山道を歩きなれている方にとっては、良く整備された歩きやすい趣のある素晴らしい山路と感じられるのではないでしょうか?苔むした歴史ある古道を歩くと、山中奥深くまで石畳道を造った先人の苦労が偲ばれ、今に生きる大切な歴史遺産であることを実感させられる「黄泉がえりの道」でした。
なにごとの おはしますをば 知らねども かたじけなさの 涙こぼふる
西行法師ならずとも、熊野の神々、自然に触れ、目的地に到達した時には、無欲無心の境地に達している自分を見出すことでしょう。と、観光案内のパンフレットには記載されてあります。やっと実現した熊野古道歩きでしたが、今直ぐにでも、全ての古道を歩いてみたい心境になりました。



大雲取越」は熊野那智大社、青岸渡寺の裏手から始まります。延々17キロの「雲の中を行くが如き」ルートです。
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熊野那智大社の起源は、那智の大滝を信仰する自然崇拝に始まり、現在地に社殿を移したのは四世紀、仁徳天皇の頃と伝えられています。
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青岸渡寺は「西国三十三番観音霊場」の第一番札所です。インドの僧裸形上人によって開基されたと伝えられています。織田信長の焼き討ちにあいましたが、豊臣秀吉により再建されました。
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山路のいたるところにバイカオウレンの花が沢山咲いていました。不思議なことに「小雲取越」には全く咲いていませんでした。
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川の傍の湿地にはシロバナネコノメソウも咲いていました。
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苔むした山路では沢山の石仏に心を癒されます。「語り部」さんが、一つ一つ丁寧に説明してくれますが、なかなか全てを一度に暗記出来るものではありませんね。「熊野は一日にして成らず」です。
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船見茶屋跡からの展望です。那智高原、妙法山の展望が広がります。船見峠が大雲取越の最高点になります(883m)
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越前峠(870m)から終点の小口(65m)までは標高差800mの延々とした下りが続きます。前日の雨で苔むした山路が滑りやすくなっている危険な個所もありました。
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ヤマザクラも疲れた身体を癒してくれます。紀州は梅の産地として有名ですが、大半の梅の開花は始まったばかりでした。
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円座石(わろうだいし)まで来れば終点真近です。「わろうだ」とは円形の座布団のことで、大石の上に熊野の神々が座って談笑したり、お茶を飲んだといういわれが伝わっています。大石には梵字三字が彫られており、それぞれ阿弥陀仏・薬師仏・観音仏をさしています。周囲は木々に囲まれ、神秘的な雰囲気が漂った場所です。
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終点の小口に到着したのは17時でした。宿泊は小学校を改築した「小口自然の家」でした。とても美味しい山菜料理でした。
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by kabuto1952 | 2012-03-27 08:10 | 熊野古道 | Comments(2)
Commented by 悟空さん at 2012-03-27 09:37 x
熊の古道は石段が美しいですね^^
自然の家も温かい木の温もりに包まれていい眠りが出来そうです*^^*
お疲れ様でした^^
Commented by kabuto1952 at 2012-03-27 10:09
悟空さんお早うございます。石段の上り下りも宝満山に比べたらずっと楽でした。距離的に三郡縦走と同じくらいですね。いい修験道です。雨の多い地方ですから今頃歩くのがいいかも知れませんね。是非行かれて下さい。
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