四国登山一日目(西赤石~東赤石縦走)
2010年 05月 10日
日浦登山口にある別子銅山の案内図です。登山ルートには銅山の遺跡の説明版が各所にありますので、遺跡巡りとしても楽しめます。6時20分にスタートしました。
「住友鉱山」を兜町では「ベッシ」と呼びます。「別子銅山」は住友財閥発祥の地なんですね。登山以外にもこの地を訪れることが私の楽しみの一つでした。
「銅山越」までの山路にはミツバツツジが色鮮やかに咲き乱れていました。
銅山越(1294m)の無縁仏です。この辺に来ると風が強くなり霧雨も降り始めました。
銅山越から西山(1428m)を往復しました。天気が良ければ山頂からアケボノツツジの大群生が眺められるとのことですが、この日は残念ながら山頂からの展望は「五里霧中」の世界でした。この辺はツガザクラの南限群生地としても有名な場所らしいです。
およそ3時間半で西赤石山に到着です。素晴らしい展望のある縦走路なんでしょうが、強風と雨で展望は全くありませんでした。ここから一旦下ってアケボノツツジの展望が素晴らしい兜岩を往復しました。
兜岩からのアケボノツツジに染まる西赤石の展望は絶景らしいのですが、アケボノツツジの開花は1400m付近までで、山頂付近の開花は全くありませんでした。
兜岩に石鎚サクラが咲いていました。
西赤石~東赤石までの4キロに渡る尾根歩きは、前赤石(1677m)から八巻山(1698m)を経由しましたのでかなりの難路となりました。看板の「悪路」表示は気になっていたのですが(笑)
霧雨と強風の吹く岩場の歩きは、ルートが判り難くしんどかったです。
およそ6時間で八巻山山頂に到着です。
八巻山から縦走路最高点の東赤石山山頂までは30分です。残念ながら最後まで天気が悪く展望はありませんでした。
筏津登山口までの下山路では沢山のアケボノツツジや高山植物に遭遇できました。
アケボノとミツバのコラボです。
16時に下山しました。下山後の宿泊先は筏津山荘です。山荘の裏土手にはキレンゲショウマを代表に沢山の高山植物があり、筏津鉱山のトンネル跡が見学出来ます。写真の赤い花は四国カッコソウです(絶滅危惧種)
鋭気を養って明日に続きます。